□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第110号 2004.8.1.. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【活動報告】 植物相調査…7月10日 NEW! 2.【活動報告】 夏の自然観察会 1回目…7月25日 NEW! 3.【参加者募集】 乙女高原マルハナバチ調べ隊2004…8月8日 NEW! 4.【参加者募集】 夏の自然観察会…2回目は8月29日 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@お久しぶりです。夏です。パソコンに向かってメルマを打つより,山で,川で, 海で,そして乙女高原で自然と向き合う時間を大切にしたくて,久しぶりの乙女高原 メールマガジンになってしまいました。依然,焼山林道は閉鎖中です。乙女高原へは 杣口林道(杣口−柳平)を経由して来てくださいね。焼山林道(塩平−焼山峠)工事の工 期は8月10日までです。 ●A8月8日(日) は何の日がご存知ですか? 「乙女の蜂の日」そして「やまなし山 の日」です。今年の「山の日」イベントはなんと乙女高原で行われます。トレッキン グや自然観察会など盛りだくさんです。もちろん乙女高原ファンクラブ/案内人も全 面的に協力します。これらの問い合わせや申し込みは県森林環境部森林環境総務課ま で。 sinkan-som@pref.yamanashi.lg.jp また,「乙女の蜂の日」にちなんだ「マルハナバチ調べ隊2004 第二日目」も 同時開催されます。こちらへの参加申し込みは,乙女高原ファンクラブ事務局まで (このメールに返信していただければ結構です)。 ●B乙女高原ファンクラブの次回世話人会は,8月18日(水)午後7時半から,牧 丘町総合会館です(牧丘に文化ホール「花かげホール」や温泉「花かげの湯」がある のですが,その坂を下ったところの建物)。ファンクラブ会員であれば,どなたでも 参加できます。どうぞ,おいでください。 ●C乙女に向かう林道の途中で目立つ花を2つだけ紹介します。まず,クサギという 木の花。がくが渋い赤で,ロート状の花が白く,たくさんの花をつけています。葉っ ぱも花も強い匂いがしますので,ぜひ体験してみてください。この花をボケーっと眺 めていると,よくチョウが蜜を吸いに来ます。  もうひとつはフシグロセンノウという草の橙色の花。名前からは想像できない,大 きくて,あでやかな花です。ナデシコの仲間で,細長い葉っぱが茎から2枚ずつ出て います。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【活動報告】  ●植物相調査…7月10日● ・・・調査の報告と,よりよい植物誌をつくるための提案・・・  東京・葛飾区にお住まいの林 佳貴さんは,「乙女高原植物誌」(いってみれば, 乙女高原の植物の住民基本台帳)をつくるべく,年に何回か乙女高原に通っていらっ しゃいます。林さんは植物同定のプロです。7月10日にもいらっしゃるということ だったので,「こんなチャンスを生かさない手はない!」とメーリングリストで同行 を呼びかけたら,なんと10名近くも集まって,立派な植物観察会になりました。  林さんと一緒に歩きながら,花の名前や似た植物との見分け方を教わりました。見 分け方を絵に描くならまだしも,文章で表現するのはとても難しいので,ここではや めますが,今までずっと確信の持てなかった植物についていろいろと教わったり,図 鑑と見比べてもほとんどよくわからないイネ科・スゲ科植物について教えてもらい, ぼくはとても得した気分になれました。  基本的に,林さんはお一人で植物調査をしています。「大勢で植物調査をすれば もっと効率的に植物誌を作ることができるじゃないか」というご意見があると思いま すが,「植物の同定(植物の名前を調べて確定すること)は一人で責任もってやりた い」という林さんの意向を尊重・賛同し,(一人でたいへんだなあと心苦しく思いな がらも)お一人での調査を見守っています。  とはいえ,乙女高原のよりよい植物誌を作っていくために,林さんの調査になんと かシロウト市民の立場で参加できないかと考えていたら,乙女高原案内人の加藤さん がとてもいい提案をしてくださいました。  乙女高原の植物をいくつかピックアップして,その開花状況を調べて記録・整理し ようというものです。図鑑には「花の時期は「何月から何月」と書いてありますが, この調査をすることで,乙女高原という限定された場所での開花時期を知ることがで きます。また,継続して行えば「今年は花が早いじゃんねー」といった経年変化もわ かります。今,調査用の用紙を作成中です。乙女高原に来たとき,開花状況を調査す るボランティアをしてみませんか?  もうひとつは植物の写真です。花ばかりでなく,つぼみ,実,たね,芽生え,葉な どいろいろな時期のいろいろな部位のクリアな写真がほしいです。乙女で撮った写真 を,こんな形で生かしませんか?  さて,次に林さんが来られるときにも乙女高原メーリングリストで情報提供します ので,今回,参加できなかった方も次回はぜひご参加ください。なお,乙女高原メー リングリストは乙女高原ファンクラブの会員ならどなたでも,無料で参加できます。 詳しくは以下のページをお読みください。 http://www.otomekougen.npo-jp.net/mailinglist.htm -------------------------------------------    2.【活動報告】 ●夏の自然観察会 1回目…7月25日●   ●一週間前の7月18日に13人の案内人が集まり,和気あいあいと観察会の下見をし ました。午前中は全員で遊歩道を歩いて,どんなものが見られるか歩きながら観察し ました。昼食後,駐車場わきの東屋で打ち合わせを行いました。  まず,一人一人,下見で印象に残っているもの(こと),観察会で取り上げたいも の(こと)をお話してもらいました。「ブナじいさん」「ハチやチョウが多かった」 「虫がたくさんいて,虫ばかりを見ていた」「レンゲショウマの花」「シシウドの花 が花火のようできれいだった」などの意見が出ました。それらの意見を参考にしなが ら,午前の部と午後の部のメニューを考えました。  普通,観察会というと「最初に○○をして,次に××を見て」・・・と全員同じ内 容で行います。言ってみれば「コース料理形式」です。ところが,乙女高原の場合, 多くの案内人スタッフが観察会を盛り上げてくださいますので,いろいろなメニュー を用意して,参加者が自分の興味でメニューを選べるような観察会が実施できます。 言ってみれば「バイキング形式」の観察会です。今回の観察会では次のようなメ ニューを用意し,参加者に自由に選んでもらうことになりました。   【午前の部】 A−1 マルハナバチの紙芝居を見てから,草原コースのハイキング A−2 マルハナバチの紙芝居を見てから,ツツジコースのハイキング B  ブナじいさんを訪ねよう   【午後の部】 A  森の中の絵本・・・森の中でヒメネズミの絵本を読み聞かせ,実際に彼らの食 べた痕跡を探す。 B  草原の草花をもっと知ろう・・・乙女高原の植物についての知識をもっと深め よう C  虫,虫,虫・・・虫たちを観察しよう D  マルハナバチ・・・乙女高原のアイドル・マルハナバチをじっくりみよう E  富士山の絶景を見に行こう・・・母母峠の岩に登り,眼下の景色を楽しもう ●7月25日,観察会当日は夏休みに入って初めての日曜日,また7月最後の日曜日とい うことで,いろいろな行事が目白押しだったらしく,観察会のびらを1200枚も配 布したり(ファンクラブ全会員,山梨県内の全ボランティアボード,牧丘町内の全小 学生,その他),マスコミにも告知をお願いしたにもかかわらず,事前の申し込みは 10名のみでした。こういうイベントの常として当日参加者が多いことを予測していた のですが,これも3人だけ。つくづく「観察会のPRでもっとも有効なのは口コミだ なあ」と思いました。  ただ,この日,地元育成会のデイキャンプがロッジで行われていたので,こういう ことのうまそうな案内人の土橋さんにお願いし,育成会の人たちへの勧誘を試みてみ ました。「キャバレーの呼び込み方式」とでもいいますか・・・。さすがは土橋さん。 育成会のお母さんと子どもたちのゲットに成功! 一挙に参加人数が多くなり,結 局,合計28人になりました。  ちなみに乙女高原案内人スタッフは17人でした。観察会のスタッフが17人もいるな んて,ホントにもうすごいことです。5年前の夏,ぼくはたった一人で毎週日曜日, 乙女高原で自然観察会を行っていました。それがウソみたいです。  午前の部は予定どおり行うことができました。  午後の部は育成会の皆さんが戻ってしまわれ,「A 森の中の絵本」は希望者なし で,自然消滅。担当スタッフは他のメニューに参加しました。「D マルハナバチ」 も参加者なしで,スタッフだけでマルハナバチの観察をすることになりました。  ほかのメニューは希望者がいて実施できましたが,途中から雨が降ってきたため, 打ち切らざるを得なくなりました。去年の教訓が生かされていて,雨具の準備もしっ かりできていましたし,特に子供たちの参加が多かった虫メニューは,すぐに室内に 入れるように,計画を変更して,ロッジのすぐ近くの森で行われました。  特記すべきことは,虫メニュー・多田さん自作の紙芝居です。スケッチブック2枚 分に大きく書かれたノアザミの花。そして,ペープサートの人形みたいに動かせる, いろいろな虫の紙芝居(チョウ,ガ,アリ,マルハナバチ,カメムシなんかがあった かな? 絵の後ろに割り箸みたいな棒がついていました)。さて,これでどんなイン タープリテーションが行われたと思います? 小道具の説明を聞いただけで,ワクワ クしてきたでしょ?!  ヒントは「ノアザミの花の下のネバネバ」と「蜜泥棒」です。  答えは,乙女高原に来て,ぜひ,ご本人から聞いてください(紙芝居を見せていた だければ,もっといいけど)。ちみなに多田さんは来週の8月8日・やまなし山の日の 観察会にも参加されます。前日からロッジ裏のキャンプ場に泊まる予定だそうです。  アンケートをとり,各グループごとに観察したことを分かち合い,1時間ほど早く 観察会を終わりにしました。  観察会後のスタッフ反省会では,「参加人数をもっと増やしたい」「それにはなん といっても口コミだよね」「イベント・コマーシャル(NHKテレビ 午後6時代の ニュース番組の中の)に出ようか?」「観察会に一本筋のとおったテーマがほしい ね」といった意見が出来ました。できることはすぐにやりましょうね。皆さん! -------------------------------------------    3.【参加者募集】 ●乙女高原マルハナバチ調べ隊2004●   ○調査日:6月27日(日)…終了      8月 8日(日)…働きバチがたくさん見られる。      9月12日(日)…オスバチ(超レアもん)が見られるかも。 ○午前10時から昼食をはさんで午後2時ころまでを予定  集合は乙女高原グリーンロッジ。雨の場合は中止します。 ○ボランティアの調査隊員・・・募集定員は20人  小学校4年生以上。ただし,それより小さいお子さん連れの隊員も認めます。 ○日当・交通費は支給されませんが,ファンクラブから保険加入の費用を出します。 ○持ち物は筆記用具,弁当,ぼうし,飲み物,防寒具。(もっている方は)うで時計,双眼 鏡。 ■問い合わせ・申し込みは・・・乙女高原ファンクラブ事務局 -------------------------------------------   4.【参加者募集】  ●夏の自然観察会・・2回目は8月29日●   標高1700メートルの夏を満喫!・・・乙女高原自然観察会 〜乙女高原案内人が「乙女高原のとっておき」をご案内します〜 ●日時 パート1 7月25日(日)・・・楽しく終了       パート2 8月29日(日)  (少雨決行)  午前10時から午後3時(受け付けは9時半から) ●集合場所 乙女高原グリーンロッジ前 (電話0553−35−3866) ●定員 30名(先着順) ●参加費 どなたでも100円(保険料) ●持ち物など 筆記用具,弁当,飲み物,雨具,帽子,動きやすい服装。(あれば ・・・)虫眼鏡,双眼鏡などの観察用具,ポケット図鑑など。 ■問い合わせ・申し込みは・・・乙女高原ファンクラブ事務局 -------------------------------------------   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682 ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・ xxxxxx@kougen.otomefc.net バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※この号は,416人にBCCでお送りしています。「乙女高原メールマガジン」は 希望する方に無料で配信しています。まわりにご希望の方がいらっしゃいましたら, アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メール配信のリストに加えます。  お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したいので,あえて自動配信の メールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。  なお,ウイルスが心配ですので週に最低1回はウイルスソフトのアップデートを 行っています。 以上。