□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第115号 2004.9.27. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【活動報告】 乙女高原マルハナバチ調べ隊2004…9月12日(日) NEW! 2.【参加者募集】 第5回草刈りボランティア・・・11月23日(火・ 祝)  ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@通行止めの期間がどんどん延びている焼山林道ですが,またまた延長です。10月 22日まで通れません。乙女高原へは杣口林道(杣口−柳平)を経由して来てください。  林道の道端では,今,黄色い花が目立っています。ヤクシソウの花です。また,た くさんの「いが」が落ちているのを見て,「あ,ここにクリの木があったんだ」と, あらためて気づいています。 ●A9月18・19・20日の連休に,島根県の三瓶を訪ねてきました。三瓶といえば日本を 代表する草原のひとつです。以前は山の中腹まで草原だったそうですが,今はうっそ うとした森になっていました。ふもとに残っている草原では,親子連れが遊んだり, 牛がのんびり歩いていました。乙女高原フォーラムに来ていただいた高橋さんにお会 いすることもできました。   ●B乙女高原ファンクラブの次回世話人会は,10月20日(水)午後7時半から, 牧丘町総合会館です(牧丘に文化ホール「花かげホール」や温泉「花かげの湯」があ るのですが,その坂を下ったところの建物)。ファンクラブ会員であれば,どなたで も参加できます。どうぞ,おいでください。 ●C杣口林道経由で乙女高原に来ると,途中で柳平という開拓集落を通ります。そこ に牧丘第一小学校柳平分校があります。今年の子どもは6年生と1年生という兄妹の二 人。10月17日(日)は柳平分校の運動会です。ここの運動会の特徴は,飛び入り参加 ができること。牧草地の中を3キロほど走るクロスカントリーという競技もありま す。参加してみませんか? ●D乙女高原とは直接関係ありませんが,今,山梨の川をめぐって,国土交通省や地 元自治体,漁協の人たちから「川原に生えてきたニセアカシア(ハリエンジュ)の木 を切ってしまえ!」の大合唱が起きています。確かにニセアカシアは外来種です。根 が浅く,30年もたつと,根元から折れやすくなるそうです。しかし,今,山梨の川 原は,それこそ外来種のオンパレードです。川原から外来種を排除すると,いったい どれくらいの植物が残るというのでしょう? それに,いろいろな野鳥が巣を架けた り,ハチたちが初夏の花を訪れたりと,ニセアカシアはもう山梨の川の生態系に溶け 込んでいるようにも見えます。  川原のニセアカシアは切ってもいいのか,それとも,切ることによる悪影響が大き いのか,判断に迷っています。  もちろん,実際に自分たちで川原のニセアカシアを自然観察してデータを集めるつ もりですが,それにしても,川原のニセアカシアについて,あまりにも自分たちは知 らなすぎです。そこで,川原のニセアカシア林に関する生態学的な研究等がありまし たら,ぜひ,教えてください。また,川原のニセアカシアを切ることについての,皆 さんのご意見を広く募集したいと思います。よろしくお願いします。 ※この項で「自分たち」というのは,「山梨のNACS−J自然観察指導員の仲間た ち」のことです。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【活動報告】   ●乙女高原マルハナバチ調べ隊2004●…9月12日(日)  今年最後のマルハナバチ調べ隊でした。参加者10人,スタッフ8人,合計18人 の観察会でした。小学生の参加が6人もあり,にぎやかで楽しい観察会になりまし た。子どもたちの好奇心や,なんでも遠慮なく聞いている態度っていいですね。  去年から始めた「マルハナバチ調べ隊」。累計すると,今回で6回目になるんです が,だいたい調査の形が固まってきたように思います。  まず,写真紙芝居を使ってのマルハナバチの紹介。そして,遊歩道をゆっくり歩き ながら,観察できたすべてのマルハナバチを記録していくラインセンサス調査。ライ ンセンサスはマルハナバチを識別することができるスタッフが,「あ,○○マルハナ バチが来ました。来ている花は××。花の蜜を吸っています(花粉を集めていま す)」といった具合に説明し,参加者にはそれを調査票に記入してもらいます。調査 しながら,マルハナバチに慣れてもらおうというのが趣旨です。  ぼくは乙女高原に行った折,ほかに用がなければ必ずラインセンサス調査をしてい ます。コースを決めて,いつもほぼ1時間かけて行っています。そうすれば,得られ たデータを季節ごとに比較することができます。  さて,多い時(8月)で70頭ものマルハナバチを見ることができたラインセンサ スですが,今日は20頭だけでした。なんか,いつもの年に比べて花が少なかったよ うな気がします。もうヤマハギが咲き終わっていたし,乙女高原の秋の最後の花であ るリンドウが咲き始めていました。  お弁当を食べた後は,個人またはグループで一箇所に陣取ってのマルハナバチ待ち 伏せ調査。15分のまちぶせを2回,やってもらいました。  最後に,待ち伏せ調査の結果をみんなで分かち合いました。得られたデータは乙女 高原の自然の特徴を解析するために,大切に使わせていただきます。  そうそう。ちょうど観察会をはじめようとしていた10時ころ,北の空に4頭もの ノスリ(鷹)があらわれ,気持ちよさそうに滑空していました。ちょっとひっかかっ たのが「4」という数字。親鳥と今年生まれの若鳥たちだったのでしょうか? -------------------------------------------    2.【参加者募集】 ●第5回 草刈りボランティア●   乙女高原の草刈りは,「ふもと集落の人たちによるなりわいとして(刈り取って牛 馬の冬の飼料にまぜたり,燃やして灰にして畑の肥料にしたり)」から,「戦後,ス キー場として利用するため」へと変わり,そして,「乙女高原の草原そのものを次の 世代に引き継ぐために,ボランティアで」という形に再度変わりました。今年はボラ ンティアによる草刈りの第5回目です。 ○日時・・・11月23日(火・祝)少雨結構 午前9時半から午後2時       集合は乙女高原グリーンロッジ   ○主催・・・乙女高原ファンクラブ,牧丘町,山梨県 ○持ち物・・・弁当,飲み物,軍手,雨具,帽子 ・乙女高原は標高1700メートル。日が差さないとすごく寒いです。 ・「かま」「エンジン付刈り払い器」「なた」など,道具を持っている方は持ってき てください。草を運び出すために一輪車(俗名「ねこ」)を持ってきてくださる方は ありませんか? ○参加費 どなたでも一人100円(保険料 ほか) ○仕事内容 ・遊歩道のロープ回収・整理 ・草の刈り取り・持ち出し ・湿地のごみ揚げ ・ブナ爺さんを守る!キッズ・ボランティア(子ども向けプログラム) ・豚汁作り  などなど ○問い合わせ・申し込み先 ・・・このメールに返信でもいいですが,正式には・・・ 牧丘町地域活性課「乙女高原の草刈りイベント係」  でんわ0553−35−3111(代表)  ファックス0553−35−3733  メール kanko@town.makioka.yamanashi.jp -------------------------------------------   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682 ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・ xxxxxx@kougen.otomefc.net バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※この号は,423人にBCCでお送りしています。「乙女高原メールマガジン」は 希望する方に無料で配信しています。まわりにご希望の方がいらっしゃいましたら, アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メール配信のリストに加えます。  お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したいので,あえて自動配信の メールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。  なお,ウイルスが心配ですので週に最低1回はウイルスソフトのアップデートを 行っています。 以上。