□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第118号 2004.10.24. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【観察報告】 10月24日の乙女高原     2.【ボラボラ募集】 第5回草刈りボランティア     3.【参加者募集】 第5回草刈りボランティア・・・11月23日(火・ 祝) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@【重要・・・林道情報】焼山林道は少なくとも来年の4月末まで通行止めです。 度重なる工期の延長があった焼山林道ですが,度重なる台風の影響もあり,結局,工 事は終わりませんでした。ですから,乙女高原へは杣口林道(杣口−柳平)を経由して 来てください。  甲府・勝沼方面から国道140号を走ってきて,牧丘に入るとトンネルがあります。 トンネルの手前に信号があり,大きな道路標識には,乙女高原に行くにはここを左折 するようにとあるのですが,この信号を左折せずに,一つ目のトンネルを出て,すぐ のところを左折してください。特に草刈りイベントの際,間違わないでくださいね。  なお,乙女高原グリーンロッジの北では,水が森林道のゲートが閉まっていまし た。乙女高原から水が森林道,太良峠方面には行けません。クリスタルライン(昇仙 峡方面)のゲートは開いていました。 ●A10月20日(水)の乙女高原ファンクラブ世話人会は,台風23号がまさに接近 中に行われました。道路が冠水して通行止めで来られなくなった世話人がいる一方, 「台風が来ているので会社が早く終わっちゃって・・・」と八王子から来た世話人も いて,一同,唖然。安全を考えて,早めに終了しました。  ですから,草刈りイベントの係り分担がほとんどできていません。ぜひ,立候補を お願いします。(→2)  次回世話人会は11月17日(水),午後7時半から,牧丘町総合会館です(牧丘に文 化ホール「花かげホール」や温泉「花かげの湯」があるのですが,その坂を下ったと ころの建物)。 ●B「乙女高原の草原を守る! 草刈りボランティア2004」のちらし,まだあり ます。友達や職場の同僚に配りたい方,近所の施設に置いてあげるよという方,ぜ ひ,ご連絡ください。すぐにお送りします。 ●C草刈りのちらしは以下のところにも置いてあります。ほしい方はお持ちくださ い。 牧丘町総合会館,役場,牧の湯,花かげの湯,道の駅まきおか,社協,乙女高原グ リーンロッジ(牧丘町) オギハラ歯科,山梨市民図書館,山梨市駅,山梨トヨタ山梨日川店(山梨市) 株式会社田丸,笛吹市春日居郷土館(笛吹市) 山梨県ボランティアセンター,勤労,県生涯学習センター,甲府市役所,甲府市の各 市民センター,エルク,ストローハット,石井スポーツ(甲府市) 「富士の国やまなし館」(東京・銀座) ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【観察報告】   ●10月24日の乙女高原●  前の日に新潟で大きな地震があり,新幹線まで脱線して,とても自然観察どころ じゃない。しかも,去年も,6年前も,そして,つい2週間前にも,ぼくは新潟に行っ ていて,十日町や小千谷市や・・・の人たちと「共に自分のふるさとの自然を守るた めにがんばろうね」とエール交換をしてきているので,とても気がめいりました。 が,その人たちの分まで・・・と思い,自然観察をしてきました。 ●紅葉がとてもきれいです  山は紅葉がとてもきれいでした。毎年,思うのですが,木が自分の個性を発揮する のは,山が萌える春とこの時期ですね。夏になるとおんなじような緑色になってしま うのに,なんで,春先の芽吹き,若葉を出すころには個性あふれる色をしているんだ ろう・・・。紅葉の時も,赤,黄色,茶色,そして,言い表せないほどの微妙な色合 い。木々の個性がはっきり見えます。先週はまだちょっと紅葉には早かったです。今 日が見頃だったと思います。  ただし,もちろん木々によって見頃は違います。トチノキやシラカバ,ダケカンバ はすでにハラハラと半分以上の葉を落としています。  草原の裏山のブナの森では,今,ハウチワカエデやウリハダカエデの黄色い葉が目 立ちました。  カラマツの葉も黄色くなりかけていました。カラマツの黄葉は乙女の秋のクライ マックス。カラマツの葉が黄色くなり,ハラハラと落ちると,乙女の冬です。 ●草原水浸し  林道から見た限り,いつもの秋の乙女高原の景色でした。10時半に着いたのです が,気温はたった8度。手袋がほしいほどの寒さでした。  草原の所々が水浸しで,湿地のようになっています。台風の影響がまだ残っていた ということですが,ファンクラブ代表世話人・古屋さんの話によると,乙女高原は 昔々は「ながしろ」と呼ばれていたそうです。「長い」「しろ=代掻きのしろ=湿 地」ですから,もともと水がたまりやすい所だったんだと思います。  ですが,遊歩道に刈った草を敷きこんでおいたおかげが,土がひどく削れて,流れ て・・・という個所はありませんでした。ホッとしました。  一通り,遊歩道を歩きましたが,チョウにもハチにも一匹も会いませんでした。ツ チハンミョウが一匹,地面の上でじっとしていました。 ●ブナじいさんに手を上げるとは・・・  さっきも言いましたが,ブナ林の中はとても明るくなっていました。日の光が少し でも差してくると,まるでステンドグラスのようです。ハウチワカエデの葉を通って くると光が黄色になるし,イロハカエデの葉を通ってくると赤くなります。  ブナじいさんに会いに行くと・・・じいさんの肩に傷口が・・・。向かって右側に 張り出た太い枯れ枝の表面が「なた」のようなもので50センチの長さに渡って,傷つ けられていました。枝の皮ごと彫りとって,持ち帰ったという感じです。表面に生え ていたきのこを取るのが目的だったのではないか?と推測しています。それにして も,なにもこんなに傷つけなくてもいいのに・・・。それに,来年もきのこがとりた いなら,もっと大切にしなくちゃ。「自分だけよければいい」「今だけよければい い」という身勝手を感じました。 ●イタドリ刈り実験は成功!?  最近,草原内でイタドリが猛威を振るっているので,なんとかその勢力を小さくで きないか?・・・と3年ががりで実験し,今年,大々的に刈ってみたことは,本メル マ108号で報告しました。  今日はその結果をみるべく,遊歩道から草原内に立ち入って,調査・記録しまし た。イタドリ刈り区は遊歩道の上と下,一箇所ずつ設定しました。下区については, 去年に比べ,本当にイタドリは減っていたことは事実です。ですが,実験区の中と外 の違いがはっきりせず,イタドリを刈ったことの効果は不明です。地面に移入種であ るアレチマツヨイグサのロゼットが多かったのが気になりました。  一方,上区は,すごい効果が出ていました。去年は太くて大きく,人の背丈以上の イタドリが密に生え,まるでジャングルのようになっていた個所が,今年は,まばら で,丈も人の身長より低くなっていました。「イタドリを根絶やしにしたいわけでは ないが,多すぎるので抑えたい」というぼくらの意図どおりになったという感じで す。  来年,もう一回イタドリ刈りを行い,その結果をもとに刈ることを続けるかやめる かの判断をすればいいと思いました。 -------------------------------------------      2.【ボラボラ募集】 ●第5回草刈りボランティア●  係への立候補がありましたので,それを載せました。皆さんも,ぜひ,立候補をお 願いします。   ●=すでに決まったもの  ○=まだ決まってないもの    【作業開始前】 ●本部(県・町・ファンクラブからそれぞれ一人)・・・古屋代表世話人 ○受付(県1,町1,ファンクラブ3)・・・小出,小笠原,(    ) ○用具貸し出し(軍手,ヘルメット等。県1,ファンクラブ3)・・・(    ) (    )(    ) ●マスコミ対応(ファンクラブ1)・・・植原代表世話人 ○駐車場・交通整理(県2,町2,ファンクラブ1)・・・(    ) トランシーバー,看板,誘導灯は町で準備    【作業中】 ○キッズボランティア・ぶな爺さんに落ち葉のふとんを(企画・準備から。案内人 5)・・・小林茂,小笠原,(    )(    )(    ) ○手刈り班のスタッフ(ファンクラブ4)・・・奥山(チーフ),(    )(     )(    ) ○ロープ回収および湿地のごみあげ(ファンクラブ10)・・・小出,(    ) (    )(    )(    )(    )(    )(    )(     )(    ) ○救護・・・三枝?,町田・・・町田さんが快く引き受けてくださいました ○豚汁(ファンクラブ4)・・・竹居(チーフ),(    )(    )(     ) ・野菜,みそ,だしなどの食材・・・竹居, ・ごぼう,肉・・・藤巻(田丸) ・ガスコンロ,ガスボンベ,なべなど・・・町で準備(水は給水車) ・包丁,また板,はし・・・ロッジから借用 ・おわん・・・県 ○記録(カメラ,デジカメ)・・・鈴木,小出(湿地班),(    )(    )    【作業後】 ○昼食準備(シートを敷くなど。本部の3人+ファンクラブ2)・・・(    ) (    ) ○アンケート依頼・回収(アンケートをお願いし,書いてくださった方にプレゼント 進呈。ファンクラブ3)・・・(    )(    )(    ) ○記念写真撮影・・・古屋・・・古屋さんが快く引き受けてくださいました。 ○自由にお取りくださいコーナー(ファンクラブ2)・・・(    )(     ) ○草刈り終了後のお茶会の準備(飲み物・お湯・茶菓子の準備。ファンクラブ4)・ ・・小笠原,(    )(    )(    ) -------------------------------------------    3.【参加者募集】 ●第5回 草刈りボランティア●   乙女高原の草刈りは,「ふもと集落の人たちによるなりわいとして(刈り取って牛 馬の冬の飼料にまぜたり,燃やして灰にして畑の肥料にしたり)」から,「戦後,ス キー場として利用するため」へと変わり,そして,「乙女高原の草原そのものを次の 世代に引き継ぐために,ボランティアで」という形に再度変わりました。今年はボラ ンティアによる草刈りの第5回目です。 ○日時・・・11月23日(火・祝)少雨結構 午前9時半から午後2時       集合は乙女高原グリーンロッジ   ○主催・・・乙女高原ファンクラブ,牧丘町,山梨県 ○持ち物・・・弁当,飲み物,軍手,雨具,帽子 ・乙女高原は標高1700メートル。日が差さないとすごく寒いです。 ・「かま」「エンジン付刈り払い器」「なた」など,道具を持っている方は持ってき てください。草を運び出すために一輪車(俗名「ねこ」)を持ってきてくださる方は ありませんか? ○参加費 どなたでも一人100円(保険料 ほか) ○仕事内容 ・遊歩道のロープ回収・整理 ・草の刈り取り・持ち出し ・湿地のごみ揚げ ・ブナ爺さんを守る!キッズ・ボランティア(子ども向けプログラム) ・豚汁作り  などなど ○問い合わせ・申し込み先 ・・・このメールに返信でもいいですが,正式には・・・ 牧丘町地域活性課「乙女高原の草刈りイベント係」  でんわ0553−35−3111(代表)  ファックス0553−35−3733  メール kanko@town.makioka.yamanashi.jp -------------------------------------------   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682 ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・   xxxxxx@kougen.otomefc.net バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※この号は,426人にBCCでお送りしています。「乙女高原メールマガジン」は 希望する方に無料で配信しています。まわりにご希望の方がいらっしゃいましたら, アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メール配信のリストに加えます。  お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したいので,あえて自動配信の メールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。  なお,ウイルスが心配ですので週に最低1回はウイルスソフトのアップデートを 行っています。 以上。