□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第126号 2005.1.22. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【準備報告】乙女高原フォーラムにむけて     2.【参加者募集】 第4回乙女高原フォーラム・・・1月30日(日)     3.【告知開始】 第3期乙女高原案内人養成講座・・・2005年 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@いよいよフォーラムまであと1週間となりました。いろいろな「出し物」があり ます。ぜひおいでください。1月30日(日)。開演は午後1時半からです。→ 「1,2」 ●A今度の火曜日(1月25日),NHK総合「ニュースフレッシュ山梨」の「イベ ント・コマーシャル」の中でフォーラムのPRをさせてもらう予定です。乙女高原案 内人兼ファンクラブ世話人の坂田さん,加藤さん,小笠原さんの3人がテレビ出演し ます。ぜひご覧ください。登場は午後6時40分ころの予定。 ●B乙女高原案内人の山本さんの投稿が(財)日本自然保護協会の会報「自然保護」 に載っていました。2005年1・2月号です。群馬・赤谷で始まった「AKAYA プロジェクト」の体験談でした。 ●Cたまたま本屋で見かけた「さわやか高原ハイキング 関東甲信越」(山と渓谷 社,2004年7月,本体1400円+税)という本に,乙女高原が紹介されていました。山 梨からはほかに八ヶ岳,清里,三窪高原が紹介されています。 ●Dこれも本屋で見かけた「決定版 日本の探鳥地 関東・甲信越・北陸編」(文一 総合出版,2004年11月,本体1600円+税)にも乙女高原が紹介されていました。山梨 県からは乙女のほかに甘利山など計7箇所がノミネートされていました。 ●E次回世話人会は2005年2月16日(水),午後7時半から,牧丘町総合会館です (牧丘に文化ホール「花かげホール」や温泉「花かげの湯」があるのですが,その坂 を下ったところの建物)。総会や来年度の活動計画についての話し合いをします。ぜ ひ,おいでください。 ●F乙女高原ファンクラブの総会は,3月6日の予定でしたが,諸般の事情により,3 月13日(日)午後2時よりとなりました。今から予定を空けておいてください。 ●G(再載)来年4月25日まで乙女への林道は冬季閉鎖です。そま口林道は柳平集落 への生活道路でもあるので,柳平までは車で行くことはできます。焼山林道は塩平以 北は通れません。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【準備報告】   ●乙女高原フォーラムにむけて●・・・植原 彰  今年で第4回目となる乙女高原フォーラムまで,いよいよあと1週間です。乙女高原 のイベントの最大の特徴は,毎年毎年「進化」しつづけていることです。草刈りなん て,まさにそうなのですが,フォーラムもそうです。手探りで,試行錯誤しながらで すから,「進化」の歩みは遅々たるものですが,でも,確実に「進化」しているなあ という手ごたえがあります。  今回のフォーラムには,「出し物」がなんと4つもあります。  一つ目は,乙女高原案内人の皆さんにお願いした出し物。お題は「マルハナバチの 紹介」でしたが,小笠原さんを中心に「劇」としてまとめてくださいました。  すごいでしょ。マルハナバチの劇ですよ! もしかしたら,日本でマルハナバチの 劇が上演されるのは,これが初めてではないでしょうか。劇団の名前は,もちろん 「劇団マルハナバチ」。  とはいえ,人間がそのまま演技する劇ではなく,ペープサートといって,画用紙に 大きく書いた絵にわりばしを付けて動かすような,人形劇に近い形の劇です。  準備は周到ですよ。小笠原さんがシナリオのたたき台を作り,それを劇団の有志が 集まって検討し(1月9日),明日(1月23日)は本番の会場で準備とリハーサルを行 います。夜なべで大道具・小道具を作ってくださっている案内人もいらっしゃいま す。  この劇,絵を動かす人とセリフを言う人が別なので,たくさんのスタッフを必要と します。じつはまだ決まってない役もいくつかあります。今からでも遅くありませ ん。ぜひ「劇団マルハナバチ」に入団してください。セリフを言うのが恥ずかしい・ ・・という人は,人形を動かすだけでも構いません。  二つ目は乙女高原大好き少女・かなちゃんの作文朗読です。かなちゃんは小学校6 年生で,乙女高原ファンクラブの観察会の常連さん。乙女高原が大好きで,何度も訪 れています。もちろん,マルハナバチの観察会にも。  そんなかなちゃんに,乙女高原やマルハナバチの魅力について作文を書いてもら い,それを発表してもらいます。  3つ目は,これも小学校6年生の子どもたちが夏休みの宿題(理科の自由研究)とし て取り組んだマルハナバチ研究の発表です。皆さんも小学生のころ,やりませんでし たか? 模造紙に「動機」とか「研究の方法」とか書いて・・・。  この子たちは,牧丘ミニ・バスケット・スポーツ少年団に所属している男の子たち 7人です。本来なら,本人たちに会場に来てもらって実際に発表してもらいたかった んですが,1月には6年生が出場する最後の公式戦があって,予選を勝ち進むとフォー ラムの日が決勝戦と重なってしまうそうです。そこで,冬休みのうちに集まってもら い,発表の様子をビデオ撮りしました。当日は,そのビデオを流します。  16日に大会の予選があり,牧丘はパート優勝したそうです(おめでとう!)。こう なったら,フォーラムでの発表は残念だけどあきらめるから,ぜひ,牧丘に優勝旗を 持ち帰ってもらいたいですね。  おっと話が脱線しました。最後の4つめはスペシャルゲスト・国武さんのお話で す。  国武さんは若き女性生態学者。乙女高原にハチの観察に来ていた彼女に声をかけた のが,ぼくらとのつきあいの始まりでした。  「乙女高原をフィールドにマルハナバチの調査をしたい」 マルハナバチなんてい うハチのことをぜんぜん知らなかったぼくらにも彼女の熱意は伝わったし,また,乙 女をフィールドに大学の研究者が調査・研究してくれれば,絶対に「乙女高原の自然 を守る」に還元できると考え,彼女の研究のサポートを始めました。  そうしたら,ミイラ取りがミイラになったと言いましょうか,ぼくらはどんどんマ ルハナバチの魅力にはまり込んでしまいました。そして,今度は国武さんに水先案内 人をお願いして観察会を開催するようにまでなりました。  国武さんは乙女高原でマルハナバチとオオバギボウシの関係を調査・研究されてい ました。研究者というと,ひとつのことには詳しくはなるけど,視野が狭いという印 象がありますが,国武さんはそうではありません。  「マルハナバチが乙女高原にたくさんいるということは,ハチたちが巣として利用 するノネズミの古巣もたくさんあるということです」  「ハチ(の巣)を食べるハチクマという猛禽の声を聞きましたよ」  「ほら,このお花に傷がついているでしょう? これはマルハナバチがつけた傷で す。傷がついているということは,この花にはマルハナバチが来たよ,つまり,この 花にはちゃんと実がなるよというサインなんです」  このように「生態系」や「生物の多様性」を常に意識した,視野の広い自然の見方 をしています。だからこそ,ぼくらも「うん,この人なら本物だ」「ぜひ,フォーラ ムで話が聞きたい」と,講演をお願いしました。  ・・・こんなことを書いていたら,ますますフォーラムが楽しみになってしまいま した。 -------------------------------------------    3.【参加者募集】 ●第4回 乙女高原フォーラム● ―マルハナバチって知ってる?―  マルハナバチはずんぐりむっくりで毛むくじゃら。まるで「空飛ぶクマのぷーさ ん」です。  乙女高原にきれいなお花がいっぱい咲くヒミツはマルハナバチ。マルハナバチとま るで花粉と蜜の契約をしているように見えるお花がたくさんあります。  マルハナバチは乙女高原にいっぱいいるし,しかも,めったなことでは刺さないの で観察するにも最適。そこで,乙女高原ファンクラブではマルハナバチ・ストーカー 調査やマルハナバチ待ち伏せ調査,ラインセンサス調査などを行っています。  今回のフォーラムでは乙女高原をフィールドにマルハナバチとオオバギボウシとい う花の関係を調査・研究している若き生態学者・国武さんのお話を中心に,マルハナ バチの魅力に迫ります。第4回乙女高原フォーラム スペシャルゲスト:国武陽子さん(東京大学大学院生物多様性科学研究室) ●日時 2005年1月30日(日) 午後1:30から午後3:30までの予定 ●会場 牧丘町総合会館大ホール  牧丘町窪平(電話0553-35-3612) ●主催 牧丘町・山梨県 乙女高原ファンクラブ ●参加費 無 料 ●問い合わせ・申し込みは・・・  ・乙女高原ファンクラブ事務局 植原 彰(ウエハラ アキラ)  ファックス 0553-35-3682  電子メール xxxxxx@kougen.otomefc.net ・牧丘町地域活性課乙女高原係 電話 0553-35-3111  ファックス 0553-35-3733  電子メール kanko@.makioka.yamanashi.jp ・・・このメールに返信でもいいです・・・ -------------------------------------------    4.【告知開始】 ※まだ受講者の募集はしていません。でも,要項請求の受け付けはしています。 ※2005年度の案内人養成講座は「3年計画の3年目」。2005年以降の養成講座の計画 はありません。乙女高原案内人養成の最後の機会であるこの講座をぜひ,お見逃しな く! ●第3期乙女高原案内人養成講座●       ■開 催 の 趣 旨  乙女高原ファンクラブは「乙女高原の自然と,人と自然との関わりを育む」ことを目 的に自然観察会,草刈りボランティア,マルハナバチ調べ隊,乙女高原フォーラムな ど様々な活動を展開しています。その一環として乙女高原案内人を養成し,2004年11 月現在,50名もの方が案内人として登録し,活動しています。  案内人は,乙女高原等でインタープリテーション(※)活動を行い,人びとが乙女高 原の自然や地域の文化に親しみ,学ぶきっかけを与えたり,その手助けをします。そ して,乙女高原を守ろうという乙女高原ファンの底辺を広げ,保全活動の発展をめざ します。  案内人を目指す方に,乙女高原についての知識や自然解説の技能,自然保護の哲学 を身につけていただくために,養成講座を開催します。 ※インタープリテーションとは「自然の発するメッセージやその地域地域の人と自然 との関わりによって育まれてきた歴史・文化遺産を,訪れた人に分かりやすく伝える ことを通して,地域の自然や文化を守る活動」のことです。そして,その担い手をイ ンタープリターと言います。     ■期 日 と 会 場 (予定) 第1回 2005年4月17日(日) 牧丘町総合会館     牧丘町窪平 第2回 2005年5月22日(日) 乙女高原グリーンロッジ 牧丘町北原(乙女高原) 第3回 2005年6月5日(日) 乙女高原グリーンロッジ 牧丘町北原(乙女高原) ※3回とも雨天決行。原則として3回すべてを受講すれば修了です。  問い合わせ・募集要項のご請求は・・・  乙女高原ファンクラブ事務局 植原 彰(ウエハラ アキラ)方 ファックス 0553-35-3682  電子メール xxxxxx@kougen.otomefc.net -------------------------------------------   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682 ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・  uehara@kougen.otomefc.net バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※この号は,441人にBCCでお送りしています。「乙女高原メールマガジン」は希 望する方に無料で配信しています。まわりにご希望の方がいらっしゃいましたら,ア ドレスとお名前を「返信」してくだされば,メール配信のリストに加えます。  お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したいので,あえて自動配信の メールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。  なお,ウイルスが心配ですので週に最低1回はウイルスソフトのアップデートを 行っています。 以上。