□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第127号 2005.1.31. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【活動報告】第4回乙女高原フォーラム・・・1月30日(日) NEW! 2.【受講者募集開始】 第3期乙女高原案内人養成講座 NEW! 3.【行事予告】乙女高原ファンクラブ総会 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@手作りでアットホームな感じで,親しみやすくてわかり易くて,それでいて,一 本スッと筋が通っていて(「乙女高原とマルハナバチ」という筋)・・・という フォーラムでした。  ぼくは高校時代,学園祭の実行委員長をやったことがあるのですが,ちょうど共通 一次試験(現センター試験)が導入されて2年目で,ほとんどの高校が学園祭を縮小 する中,なんとか先生たちと交渉し,「3日間がダメなら,前夜祭をやらせてくれ」 など,あれやこれやと仲間たちと策を練って,それこそ夜遅くまで準備に駆け回りま した。専用のメモ用紙にやることを箇条書きし,やったものから二重線で消していく という習慣は,このときからです。  話が脱線しましたが,フォーラムが終わったときの自分の気分が,学園祭が終わっ たときの気分にとっても似ていたので,思わず書いてしまいました。ホッと脱力感が あって,充実感があって,疲労感があって。もうこれ以上は(準備を)やりたくない ・・・けど,もっと続けていたい・・・という複雑な気分。  自分としては98点のフォーラムでした。満点にならなかった理由は,参加者がもう 少し多かったらなあ・・・という点と,スタッフのアンケートをとっておけばよかっ たなあという点の2点だけです。参画・参加された皆さん,ほんとうにありがとうご ざいました。→「1」 ●A(再載)次回世話人会は2005年2月16日(水),午後7時半から,牧丘町総合会 館です(牧丘に文化ホール「花かげホール」や温泉「花かげの湯」があるのですが, その坂を下ったところの建物)。総会や来年度の活動計画についての話し合いをしま す。ぜひ,おいでください。 ●B(再載)乙女高原ファンクラブの総会は,3月6日の予定でしたが,諸般の事情に より,3月13日(日)午後2時よりとなりました。今から予定を空けておいてくださ い。 ●C(再載)来年4月25日まで乙女への林道は冬季閉鎖です。そま口林道は柳平集落 への生活道路でもあるので,柳平までは車で行くことはできます。焼山林道は塩平以 北は通れません。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【活動報告】   ●第4回乙女高原フォーラム・・・1月30日(日)●・・・植原 彰  前日夕方は小雨の降る中での準備作業でした。いすや机の準備,パネルの展示,マ イクやプロジェクターなどの機械類のセット。そして,「マルハナバチ物語200 5」の上演準備。4時に集まって作業を始め,終わったのは7時前でした。  そして,迎えた本番当日。スタッフ集合の11時には,なんと25名を超えるスタッフ が集まりました。もうこの人数だけでもフォーラムは十分できちゃいます。全員で1 日の流れを確認し,各係に分かれて準備をしました。  11時45分からは「マルハナバチ物語2005」のリハーサル。今日,参加している 乙女高原案内人は全員出演です。ものすごい熱気でした。  講師の国武さんも妹さんと一緒に到着し,作文朗読のかなちゃんも会場に入り,準 備は万端整いました。  牧丘町地域活性課課長の向山さんの司会でフォーラムがいよいよ始まりました。峡 東林務環境部部長の木村さんのあいさつの中に「県内の『森林文化の森』の中では, 乙女高原が一番活動が活発で,先進的な取り組みをしている」というおほめの言葉を いただきました。  ここからの進行は植原が行いました。  劇団マルハナバチの皆さんがステージで劇の準備をしている間,今回のフォーラム 開催の趣旨説明をしました。  そして,劇団マルハナバチによる「マルハナバチ物語2005」がいよいよ開演と なりました。まだ緞帳は閉まっています。閉まった緞帳の後ろから「はーるがきー たー」の歌声が聞こえてきました。みんなの歌が終わると,乙女高原の春を告げるヒ ガラの声。余談になりますが,春先,乙女高原に行くと,あちらこちらから,ヒガラ の声が聞こえてきます。本当に,春が来てうれしくて仕方がないというように聞こえ ます。双眼鏡で覗くと,咲いたばかりのヤナギの花に頭をつっこんで,黄色い花粉だ らけになっていたりします。だから,ぼくにとって,乙女高原の春の音はヒガラの声 です。  「あーあ,よく寝たわー」のセリフとともに緞帳から顔を出したのはミヤママルハ ナバチの女王。それにしても,そのセリフの上手なこと。プロの声優も真っ青といっ た感じでした。  セリフが終わったところで,幕が開き,乙女高原にいる6種類のマルハナバチの紹 介となりました。その後,3種類の花までが登場人物として自分たちとマルハナバチ の関わりについておしゃべりします。  しゃべっている人と紙人形を動かしている人は別人だし,登場人物が多いので,こ の劇はすごくたくさんの出演者を必要とします。じつはこれ,シナリオ・ライターの 小笠原さんの作戦。こうすれば,たくさんの人が劇に参加できます(せざるを得なく なります)。できるだけ多くの人にフォーラムに参画してもらいたい・・・そこを 狙ったわけです。  最後には「本物」の子どもたち(案内人の由井さんのお孫さんとその友だち)と, 「本物」の乙女高原案内人が登場し,ステージの上でミニ自然観察会を開催してくれ ました。その演技の上手なこと!  エンディングは牧丘町でロケされた吉永小百合主演映画の主題歌「明日は咲こう花 咲こう」を歌って,終わりでした。やんややんやの拍手でした。  相当盛り上がったところで,一転して,今度は「静」的なプログラム。かなちゃん の作文朗読です。かなちゃんは小学校3年生のときに初めて乙女高原ファンクラブの 観察会に参加し(注:彼女が3年生のときに,乙女高原ファンクラブが結成されたの ですから,当たり前といえば当たり前ですが・・・),以後,ほかの誰よりも多く乙女 高原のイベントに参加しています。  小学校6年生になった彼女に,マルハナバチの作文を書いて,みんなの前で読んで くれないか?と頼んだところ,はにかみながらもオッケーしてくれました。  かなちゃんがなぜマルハナバチを好きになったのか,好きになったからこそ,どん なことをするようになったのかなど,彼女の気持ちがとっても伝わる,すばらしい作 文でした。かなちゃん,ありがとう。  次のプログラムは,やはり小学6年生による理科の自由研究の発表です。7人の男の 子のグループがマルハナバチをテーマに自由研究をしたので,その発表なのですが, この7人,同じスポーツ少年団(ミニ・バスケットボール)に所属していて,6年生最 後の県大会に勝ち残り,ちょうどフォーラムの日が準決勝・決勝の日だったので, フォーラムには参加できなくなってしまいました。そこで,事前に発表の様子をビデ オに撮り,当日はそれを上映しました。  本物のほうがもちろん迫力があったと思いますが,ビデオ・ムービーにはズーム機 能がついているので,書いてある文章を大きくスクリーンに写すことができたので, かえって分かりやすかったかもしれません。  ここで10分間の休憩をとり,いよいよ国武さんの講演となりました。「本日はマル ハナバチを使った料理をたくさん用意しましたが,いよいよ本日のメイン・ディッ シュでございます」といったところでしょうか。  国武さんはパソコンの画面を使いながら,わかりやすくマルハナバチの分布や生 態,ポリネーターとしての役割や花との共進化のことなどを説明してくださいまし た。本人は「あがってしまって・・・」とおっしゃっていましたが,なんのなんの, とてもわかりやすく,上手な話でした。  それに,いくつか「前座」があり,マルハナバチをまったく知らない人でも予備知 識を持ってから講演を聴くことになったので,余計にわかりやすかったと思います。  参加された皆さんに休憩時間のうちに質問用紙を書いていただいておいたので,そ の中からいくつかをピックアップして国武さんにぶつけ,さらに時間があったので, 直接,会場の皆さんからも質問をお聞きすることができました。  ファンクラブ代表世話人・古屋さんのお礼のあいさつでフォーラムを無事終了。会 場の片付けを終えたあと,談話室で国武さんを囲んでの茶話会を開催しました。 フォーラムに初めて参加した方に感想を聞いたり,PRしたいことのある人に話を ふったり,もちろん,国武さんに,さらに質問をしたりしました。 準備から運営まで,たくさんの方の協力によって,フォーラムを成功させることがで きました。本当にご苦労様でした。 -------------------------------------------    2.【受講者募集開始】 ●第3期乙女高原案内人養成講座●    いよいよ2月1日から案内人養成講座の申し込み受け付けを開始します。先着30名 です。要項も1月30日から配布をはじめました。興味のある方は,事務局までその旨 をご連絡ください。要項は郵送しますので,住所とお名前が必要です。     ■開 催 の 趣 旨  乙女高原ファンクラブは「乙女高原の自然と,人と自然との関わりを育む」ことを目 的に自然観察会,草刈りボランティア,マルハナバチ調べ隊,乙女高原フォーラムな ど様々な活動を展開しています。その一環として乙女高原案内人を養成し,2004年11 月現在,50名もの方が案内人として登録し,活動しています。  案内人は,乙女高原等でインタープリテーション(※)活動を行い,人びとが乙女高 原の自然や地域の文化に親しみ,学ぶきっかけを与えたり,その手助けをします。そ して,乙女高原を守ろうという乙女高原ファンの底辺を広げ,保全活動の発展をめざ します。  案内人を目指す方に,乙女高原についての知識や自然解説の技能,自然保護の哲学 を身につけていただくために,養成講座を開催します。 ※インタープリテーションとは「自然の発するメッセージやその地域地域の人と自然 との関わりによって育まれてきた歴史・文化遺産を,訪れた人に分かりやすく伝える ことを通して,地域の自然や文化を守る活動」のことです。そして,その担い手をイ ンタープリターと言います。 ■養成講座の概要 ・開催期日と会場 計3回。雨天決行   @4月17日(日)牧丘町総合会館,   A5月22日(日),B6月5日(日) 乙女高原グリーンロッジ ・受講対象者 満18歳以上。30名。先着順  (詳しい規定は要項をお読みください) ・費用 受講費1,000円,登録料2,000円。   計3,000円 ・講師 今井信五さん(日本自然保護協会参与),      北垣憲仁さん(都留文科大学非常勤講師),      時田 恵さん(身延高校教諭),      小松澤靖さん(森林インストラクター) ほか ■申し込み方法  乙女高原ファンクラブ事務局に開催要項をご請求ください。要項と申し込み用紙が セットになっていますので,要項をよくお読みの上,必要事項を記入してお申し込み ください。申し込みは2月1日午前10時から受け付けます。先着順です。  問い合わせ・募集要項のご請求は・・・  乙女高原ファンクラブ事務局 植原 彰(ウエハラ アキラ)方 ファックス 0553-35-3682  電子メール xxxxxx@kougen.otomefc.net ※2005年度の案内人養成講座は「3年計画の3年目」。これ以降の養成講座の計画は 当面ありません。この機会をぜひお見逃しなく! -------------------------------------------    3.【行事予告】 ●乙女高原ファンクラブ総会●  年次総会では,2004年度の活動を振り返り,2005年度の活動計画を検討します。  また,今年は2年に一度の世話人選出の年に当たっています。世話人は,ファンク ラブ会員であれば,だれでも立候補できます。多くの方が世話人に立候補していただ ければ,それだけいろいろなことに取り組めますし,世話人一人あたりの仕事量も少 なくてすみます。乙女高原の自然を子どもたちにきちんと引き継ぐために,あなたの お力をお貸しください。  総会終了後,座談会を行います。今回の話題提供者は,牧丘の自然や文化について なんでも知ってらっしゃる古明地登吉さんにお願いしました。去年の6月には案内人 の何人かで「古明地さんといっしょに牧丘の自然を巡るツアー」を開催しましたが, 車を止めたどこでも,興味深い話を聞くことができました。聴講無料です。ぜひ,こ ちらもおいでください。 ●日時 2005年3月13日(日) 午後2:00から午後4:00までの予定 ●会場 牧丘町総合会館大ホール  牧丘町窪平(電話0553-35-3612) 総会終了後,すぐに座談会を行います。 ●話題提供者 古明地登吉さん ●参加費 無 料 ●問い合わせ・申し込みは・・・  ・乙女高原ファンクラブ事務局 植原 彰(ウエハラ アキラ)  ファックス 0553-35-3682  電子メール xxxxxx@kougen.otomefc.net ・・・このメールに返信でもいいです・・・ -------------------------------------------   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682 ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・  uehara@kougen.otomefc.net バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※この号は,443人にBCCでお送りしています。「乙女高原メールマガジン」は希 望する方に無料で配信しています。まわりにご希望の方がいらっしゃいましたら,ア ドレスとお名前を「返信」してくだされば,メール配信のリストに加えます。  お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したいので,あえて自動配信の メールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。  なお,ウイルスが心配ですので週に最低1回はウイルスソフトのアップデートを 行っています。 以上。