□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第130号 2005.3.10. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【オピニオン】乙女高原案内人と「仁和寺にある法師(徒然草)」     2.【受講者募集】第3期乙女高原案内人養成講座     3.【行事予告】乙女高原ファンクラブ総会・・・3月13日 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@いよいよ今度の日曜日,3月13日の午後2時より,牧丘町民会館大ホールにて,乙 女高原ファンクラブの総会が行われます。  今夜,甲府の県ボランティアNPOセンターで資料の印刷を一人で行ってきまし た。できるだけ多くの方に参加していただきたいなあと思います。  また,今年は世話人更新の年です。世話人にはファンクラブ会員であれば,誰でも なることができます。立候補制です。総会に出席できなくても,意思表示すれば,な ることができます。ぜひ,「多くの人の輪で支えるファンクラブ」にしたいなあ・・ ・。(→3) ●A総会後,(3時ころを予定)ファンクラブ恒例となった座談会を行います。話題 提供者は,牧丘の自然や歴史に詳しい古明地登吉さん。牧丘には(にも)さまざまな 自然の遺産,歴史の遺産がありますが,おそらく牧丘で一番詳しい方だと思います。 自然遺産や歴史遺産と同じくらい大切で,今,風前の灯になっているのが「記憶の遺 産」だと思います。「記憶」を「記録」に転換し,そして「保存」し,いつでも「活 用」できるようにすることが,地域づくりをする上で欠かせないのではと思っていま す。そして,その第一歩は,このような「お話会」ではないでしょうか。(→3) ●B乙女高原案内人養成講座の申し込み状況です。今日現在,13人の方から申し込 みをいただいています。「定員30人。先着順」です。ご希望の方は,お早めにお申し 込みください。(→2) ●C「乙女高原案内人養成講座の報告書を作ります!」と意思表示してから1年以上 が過ぎたと思うのですが,皆さんのご協力のおかげでようやく全ての原稿が揃いまし た。テープ起こしをしてくださった方,実習のレポートを書いてくださった方,本当 にありがとうございました。校正・編集の作業さえ済めば印刷所にまわせるのです が,文章をできるだけ読みやすく変えたり,写真を貼り付けたり,レイアウトをでき るだけ読みやすく,また,センスよくしたいなどと欲張ってしまい,なかなか作業が 進みません。年度末で忙しいこともあり,いつ完成するか,まったくめどが立ちませ ん。期待しながらも,気長に待っていてくださいね。 ●D(再載)来年4月25日まで乙女への林道は冬季閉鎖です。そま口林道は柳平集落 への生活道路でもあるので,柳平までは車で行くことはできます。焼山林道は塩平以 北は通れません。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【オピニオン】   ●乙女高原案内人と「仁和寺にある法師(徒然草)●・・・植原 彰  乙女高原案内人(インタープリター)の企画を練っていたとき,つねに頭のすみか ら離れなかったのが,高校時代に苦労した「古典」の授業に出てきた「徒然草」でし た。話の筋は覚えていたのですが,題名はすっかり忘れていて,「ほら,こういう話 が徒然草にあったでしょう? なんていう題だっけ?」と,いろいろな友だちに聞い てみました。ようやく「きちんと覚えている」友だち を見つけ,話を聞いて,インターネットで検索しました。   徒然草の第五十二段・・・「仁和寺にある法師」でした。   【原文】  仁和寺(ニンナジ)にある法師、年寄るまで石清水(イハシミヅ)を拝(ヲガ)まざりけ れば、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、徒歩(カチ)より詣でけり。極 楽寺・高良(カウラ)などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。  さて、かたへの人にあひて、「年比(トシゴロ)思ひつること、果し侍りぬ。聞きし にも過ぎて尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かあり けん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意(ホンイ)なれと思ひて、山までは見ず」 とぞ言ひける。  少しのことにも、先達(センダツ)はあらまほしき事なり。   【現代語訳】・・・「「前川の超訳」で読む古典文学」というホームページより 引用させていただきました・・・  仁和寺に住んでいたある僧が、年をとるまで岩清水八幡宮を参拝しなかったので、 それを常々心苦しく思っていた。それで、あるとき思い立って、たった一人で、歩い てお参りに行った。  僧は、極楽寺、高良神社などを拝んで、これだけで全部だと一人合点して帰った。  さて、帰ってから、近くの仲間に、「長い間の念願をやっと果たしました。岩清水 八幡宮の神様は、聞いていたよりもずっと尊くていらっしゃいました。それにして も、お参りをしている人がみな山へ登っていったのは、何事かあったのでしょうか。 見てみたいと思いましたが、神様にお参りするのが目的だと思って、山の上までは 行ってみませんでした。」と言った。  ほんとうは、山の上にこそ、岩清水八幡宮があったのだが。この僧の失敗談からも 分かるように、ほんの小さなことでも、そのことを詳しく知っている専門家のような 人は、いてほしいものだ。 (そしてもちろん、この僧は、そういう詳しい人に、尋ねるべきであった。)  この話に出てくる先達こそが,乙女高原案内人のねらっているところではないで しょうか。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     2.【受講者募集】   ●第3期乙女高原案内人養成講座● 詳しい内容と申し込みのフォーマットは乙女高原メールマガジンの前号に載っていま す。ご利用ください。 ■養成講座の概要 ・開催期日と会場 計3回。雨天決行   @4月17日(日)牧丘町総合会館,   A5月22日(日),B6月5日(日) 乙女高原グリーンロッジ ・受講対象者 満18歳以上。30名。先着順  (詳しい規定は要項をお読みください) ・費用 受講費1,000円,登録料2,000円。   計3,000円 ・講師 今井信五さん(日本自然保護協会参与),      北垣憲仁さん(都留文科大学非常勤講師),      時田 恵さん(身延高校教諭),      小松澤靖さん(森林インストラクター) ほか ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐    3.【行事予告】 ●乙女高原ファンクラブ総会●  年次総会では,2004年度の活動を振り返り,2005年度の活動計画を検討します。  今年は2年に一度の世話人選出の年に当たっています。世話人は,ファンクラブ会 員であれば,だれでも立候補できます。多くの方が世話人に立候補していただけれ ば,それだけいろいろなことに取り組めますし,世話人一人あたりの仕事量も少なく てすみます。乙女高原の自然を子どもたちにきちんと引き継ぐために,あなたのお力 をお貸しください。  総会終了後,座談会を行います。今回の話題提供者は,牧丘の自然や文化について なんでも知ってらっしゃる古明地登吉さんにお願いしました。去年の6月には案内人 の何人かで「古明地さんといっしょに牧丘の自然を巡るツアー」を開催しましたが, 車を止めたどこでも,興味深い話を聞くことができました。聴講無料です。ぜひ,こ ちらもおいでください。 ●日時 2005年3月13日(日) 午後2:00から午後4:00までの予定 ●会場 牧丘町総合会館大ホール  牧丘町窪平(電話0553-35-3612) 総会終了後,すぐに座談会を行います。 ●話題提供者 古明地登吉さん ●参加費 無 料 -------------------------------------------   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682  ◎寄付用の郵便振替口座    口座番号 0220−8−71093    加入者名 乙女高原ファンクラブ ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・  uehara@kougen.otomefc.net バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※この号は,421人にBCCでお送りしています。  「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希 望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メー ル配信のリストに加えます。  お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したいので,あえて自動配信の メールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。  なお,ウイルスが心配ですので週に最低1回はウイルスソフトのアップデートを 行っています。 以上。