□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第137号 2005.5.8. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【活動報告】乙女高原の遊歩道づくり・・・5月8日(日)     2.【参加者募集】マルハナバチ調べ隊2005 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●○乙女高原ファンクラブの設立準備会(発起人)から,発足後は世話人として, ずっと乙女高原の自然を守るためにご尽力くださった水上博史さんがお亡くなりにな りました。今,思えば,去年の座談会で,水上さんの生きてきた歴史(それは開拓集 落である柳平区の歴史でもあります)や思いをみんなで聞いておいて,ほんとうによ かったなと思います。残念なのは,水上さんにファンクラブが環境大臣表彰されたこ とをご報告できなかったことです。  ご冥福を心からお祈りします。  水上さん,今までほんとうにありがとうございました。 ●@今日は乙女高原の遊歩道づくりでした。最高の天気に恵まれ,参加者は過去最高 の80人!! 本当にあっという間に作業が終わったという感じです。午前中で終 わってしまいました。(→1) ●A遊歩道づくりと平行して,3つのテレビのロケ・クルーに乙女高原の自然を紹介 するハメになりました。今日を選んだのは,乙女で行われているボランティア活動で ある遊歩道づくりもいっしょに取材できるからです。放映日と放映時間は・・・・ @5月12日(木)午前11:30からの番組の中で。NHK甲府テレビ。 A5月12日(木)午後6:17からのニュース番組の中で。YBS山梨放送テレビ。 「特集」として放映してくれるそうです。 B5月21日(土)午後5:00からの「ともちゃんちの5時」という番組の中で。YBS 山梨放送テレビ。 ※CATVのクルーが来ているのは知っていましたが,ちょうど他のクルーの相手を して草原内を歩きまわっていたので,お相手をすることができませんでした。ごめん ね。 ※ちなみに5月19日(木)午後6:10ころ,YBS山梨放送「ラジオ」に植原が出演 し,乙女高原ファンクラブの活動について依田アナウンサーとトークをする予定で す。 ●B申請をしていたノラやまなし(NACS-J自然観察指導員山梨県連絡会)と全労済山 梨県本部の2団体から助成金がいただけることになりました。ありがたいことです。 ●C次回世話人会は5月11日(水),午後7時半から,山梨市牧丘町総合会館(名 称が変わっただけです。文化ホールや花かげの湯の近く)2階の会議室。どなたでも 参加できます。ぜひ,のぞいてみてください。 ●D林道の冬季閉鎖が解除になりました。とはいえ,焼山林道のほうは基本的に平日 の昼間は工事のため通行止めです。ご注意を(休日なら通れます)。 ●E第3期乙女高原案内人養成講座の次回は5月22日(日)です。スタッフをやってみ ませんか? アルバイト代はもちろん交通費の支給もありませんが,講師のお話を受 講生に混じって聞けるという特典つきです。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【活動報告】   ●乙女高原の遊歩道づくり●・・・5月8日 ●遊歩道作りの歴史  初めて「ボランティアの手で遊歩道の整備をしよう」と行ったのが2000年6月18 日。午前中,観察会をやって,午後から遊歩道作りをしました。メンバーは10人もい ませんでしたが,「やるっきゃない!」という感じで,やりました。今と違って「森 のコース」はなかったけれど,それでも10人で杭を打って,ロープを張って・・・と いうのはすごーくたいへんでした。  翌2001年は,ファンクラブ結成後初めての遊歩道作りです。以前から遊歩道の 土が雨水で流れて裸地が広がるという問題点を認識していましたから,前年の「第1 回草刈りボランティア」の際,古い遊歩道に刈った草を敷き詰めてしまいました。4 月28日に世話人6人で現地の下見をし,遊歩道のルートについて検討しました(その ときの,故水上博史さんのステキな笑顔の写真が,ぼくの手元にあります)。そして 迎えた5月27日。雨の降る中,広瀬牧丘町長さん(当時)をはじめ,20名を超える 方々が集まってくださいました。  3回目となる2002年の遊歩道作りは,とてもいい天気でした。参加者は30名ほど。 この年は,遊歩道にロープを張った1週間後に,遊歩道のメンテナンスと称して,ゆ るいロープをもう一度締めなおしたり,ロープにお花のカードをつるしたりしまし た。  4回目の2003年も,参加者は30名ほど。午前中に作業が終わり,午後から有志で新 しくできた大窪山の遊歩道を歩きました。  5回目の去年は35名の参加。(株)田丸グリーン基金の皆さんが参加してくださっ たのはこの年からです。 ●そして,今年  びっくりしました。だって,参加者が80名ですよ(受付簿に名前を書いてくださっ た方は72名。でも,受け付けをすまさないで,そのまま参加してくださった方もいま したから,このくらいになると思います)。今までで一番多かった去年と比べても2 倍をはるかに超えています。  しかも,子どもたちの参加が多かったのが,とってもうれしかったです。子どもた ちも一生懸命に作業をしてくれました。もちろん上手にはできませんが,でも,大人 と一緒に汗をかく,お父ちゃんお母ちゃんがボンティアの作業に汗をかいている後姿 を見る・・・というのが,ものすごく大切な「教育」になっている気がしてなりませ ん。  ・・・それでも,これだけ子どもの参加があると,やっぱり子ども専用の別プログ ラムが必要かなあ・・・とも思いました。 ●流れはとてもスムーズに  ファンクラブの坂田さんと竹居さんを中心に,本当にスムーズに作業を進めること ができました。受け付け等の準備,スタッフの打ち合わせ,朝の会,記念写真,実際 の作業,おわりのあいさつ・・・。  (新)山梨市の新市長となった中村さんも駆けつけてくださいました。  さっそく環境大臣表彰の賞状を見ていただきました。また,いろいろな資料をお渡 しし,今までの活動を説明させていただきました。  そうそう。ファンクラブにご入会いただき,参与に就任していただけることになっ たんですよ。 ●この日の自然の様子  さて,では実際の作業がどうだったかをレポートしなければならないのですが,な にしろ3つのテレビ・クルーの相手をしていたものですから,じつは,ぼくだけ, まったくの別行動だったんです。  すみませんが,どなたか,活動レポートを書いてくださいませんか?  ま,とにかくこれ以上にいい天気はないというくらいいい天気でした。青空の青が 「空色」ではなく,純粋に青いんです。おかげさまで,顔が真っ黒くなりました。  森の中,足元にはエイザンスミレ(葉っぱに切れ込みがあるスミレ)とタチツボス ミレが咲いていました。樹木では,オオカメノキがアジサイのような花を開き始め, マメザクラが下向きに花をつけていました。  そうそう。人が植えたものですが,カラマツの花って見たことがありますか?すっ ごくきれいなんですよ。ちょっと見,パイナップルに似ています。しかも,今年は例 年に比べて,カラマツの花がすごく多いです。これは見ものですよ!  草原で咲いていたのはキジムシロの黄色い花だけでした。この花,なんとなくパラ ボラアンテアに似ているなあと思っていたら,この花びらで太陽熱を集めるという文 章を読んで,なるほどと思いました(太陽熱を集めるので非常に有名なのがフクジュ ソウです)。この時期,花粉を運んでくれる虫の絶対数が少ないので,蜜やおいしそ うな色(派手な黄色)ばかりでなく,花はストープまで準備して,虫たちを呼んでい るというわけです。  草原の中ほどに「カンバ3兄弟」が並んでいますが,シラカバはもう芽吹いてい て,みずみずしい黄緑色のはっぱがまぶしいです。でも,ダケカンバはまだ「枯れ 木」です。で,ヤエガワカンバはどうかというと,芽が大きく膨らんでいるらしく, 遠くから見ると,枝先だけ赤っぽく見えます。このように,兄弟とはいえ,芽吹きの 時期が違うんだなあと思いました。  湿地では,ヤマアカガエルのおたまじゃくしがだいぶ大きくなっていました。ヒキ ガエルの「巨大ところてん」状の卵塊が3腹分,見つかりました。タゴガエルの子犬 のような声が地面の下から聞こえていました。  帰り道,岩のがけを注意深く見ていたら,案の定,ヒカゲツツジの花が咲いていま した。なんかジメジメした名前ですが,この花は名前からは想像できないくらい,清 楚で上品な感じの薄クリーム色の花をつけます。  この花も,乙女高原でぜひ見てもらいたい花のひとつです。 ・・・ということで,作業の様子はなにもレポートできないまま,報告を終わりま す。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐    2.【参加者募集】 ●乙女高原マルハナバチ調べ隊2005●   ○調査日:6月26日(日)…女王バチが飛んでいる姿が見られるかも。      8月7日(日)…働きバチがたくさん見られる。      9月11日(日)…オスバチ(超レアもん)が見られるかも。 ○午前10時から昼食をはさんで午後2時ころまでを予定  集合は乙女高原グリーンロッジ。雨の場合は中止します。 ○ボランティアの調査隊員・・・募集定員は20人  小学校4年生以上。ただし,それより小さいお子さん連れの隊員も認めます。 ○日当・交通費は支給されませんが,ファンクラブから保険加入の費用を出します。 (参加費は必要ありません) ○持ち物は筆記用具,弁当,ぼうし,飲み物,防寒具。(もっている方は)うで時計,双眼 鏡。 ■問い合わせ・申し込みは・・・乙女高原ファンクラブ事務局 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682  ◎寄付用の郵便振替口座    口座番号 0220−8−71093    加入者名 乙女高原ファンクラブ ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・ xxxxxx@kougen.otomefc.net バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※この号は,430人にBCCでお送りしています。  「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希 望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メー ル配信のリストに加えます。  お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したいので,あえて自動配信の メールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。  なお,ウイルスが心配ですので週に最低1回はウイルスソフトのアップデートを 行っています。 以上。