□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第138号 2005.5.15. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【観察報告】シャクナゲがきれい!5月14日の乙女高原 NEW! 2.【参加者募集】イタドリ刈り・・・6月11日     3.【参加者募集】マルハナバチ調べ隊2005 NEW! 4.【参加者募集】川づくり意見交換会・・・5月20日 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@12日に,(株)田丸のグリーン基金から活動協力金として多額のお金をいただき ました。とてもありがたいことです。  (株)田丸はリサイクルを営んでいる会社(本社は笛吹市)で,環境に対する意識 が高いことで有名です。昨年,社員は年俸の0.1%を自主的に,会社は経常利益の 1%を「環境税」として基金に納め,環境保全活動をしている団体に協力するという 「グリーン基金」を立ち上げました。昨年に引き続いて,今年も乙女高原ファンクラ ブが協力金をいただきました。また,秋の草刈りといい,先日の遊歩道作りといい, たくさんの社員の方が作業に参加し,いっしょに汗を流しています。  日本中の会社が田丸のように社会貢献をするのが当たり前の世の中になればいいな あと思います。 ●A今週の土曜日,21日,YBS山梨放送テレビで,午後5:00からの「ともちゃん ちの5時」という番組の中で乙女高原を扱ってくれます。お楽しみに。なお,19日 (木)午後6:10ころ,YBS山梨放送「ラジオ」に植原が出演し,乙女高原ファン クラブの活動について依田アナウンサーとトークをする予定です。 ●B乙女高原とは直接関係はありませんが,20日(金)午後7時から,山梨の川につ いての意見交換会を行います。川を管理しているお役所は国土交通省ですが,会には 国土交通省甲府事務所の課長さんなんかが出席し,山梨の川をどうしていくかの意見 交換をします。川といえば,人の生活にとても身近な環境です。この身近な環境が今 後,どうなっていくか,いいえ,どうしていくのか,一緒に考えてみませんか? ど なたでも参加できます。無料。詳しくは→4 ●C第3期乙女高原案内人養成講座の次回は5月22日(日)です。スタッフをやりませ んか? アルバイト代はもちろん交通費の支給もありませんが,講師のお話を受講生 に混じって聞けるという特典つきです。 ●D今年も猛威をふるうイタドリの個体数を管理するため,イタドリ刈りを実施しま す。6月11日(土)午後3時から1時間の予定です。かまを持って,お集まりくださ い。→2 ●E次回世話人会は6月15日(水),午後7時半から,山梨市牧丘町総合会館(名 称が変わっただけです。文化ホールや花かげの湯の近く)2階の会議室。どなたでも 参加できます。ぜひ,のぞいてみてください。 ●F林道の冬季閉鎖が解除になりました。とはいえ,焼山林道のほうは基本的に平日 の昼間は工事のため通行止めです。ご注意を(日曜日と祝日は通れます。土曜日は閉 鎖です)。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【観察報告】   ●シャクナゲがきれい!だった5月14日の乙女高原●  乙女高原にシャクナゲの群生地があることを知ったのは5年前でした。それから毎 年,満開のシャクナゲを夢見てこの時期に出かけているのですが,開花期にほかの予 定が入ってしまったり,時期が早すぎたり,遅すぎたり。そもそも,土日以外の日は 勤めがあっていけないし・・・で,ずっと「はずれ」てきました。5年越しのシャク ナゲだったんです。  すごくきれいでした。つぼみの色は「これ以上濃いピンク色はない」というくらい のピンク色。咲き始めの花もピンクが強いのですが,だんだん白っぽくなっていくよ うです。終わりに近い花ほど白っぽい気がしました。が,すその部分にピンクの濃い 色が残っていて,なんか色っぽいんだよね。  しばらく見とれていたら,ブーンというマルハナバチ特有の羽音が聞こえてきまし た。  場所は大窪山の山頂付近です。乙女の草原からは,アスファルトの駐車場に車を止 め,道路を渡って,「大窪山遊歩道」に入り,歩いていくのが確実です。大窪山の山 頂までゆっくり歩いて30分。そこからちょっとだけ道を下ると,左手に花が見えま す。新緑の中の濃いピンクですから,よく目立ちますよ。  シャクナゲばかりに目を奪われて,まわりの観察をおろそかにしないように。本当 にりんごそっくりな形と色のコヨウラクツツジの花も咲いていました。りんごにそっ くりとはいえ,大きさはかなりミニで,小豆よりも小さいくらいです。これでもれっ きとした木の花で,ドウダンツツジに近い仲間です。  足元に目を移すと,白くてぼやーっとした感じのつぶつぶが,まるでウズラの卵の ように並んでいるという感じでありました。すぐにピーンときました。きっとギン リョウソウのつぼみです。つぼみというより「ギンリョウソウのたまご」といったほ うがずっと実感が湧くなあとおもいました。  マイヅルソウのハート型した葉っぱも出てきていました。中にはつぼみを持ってい るものもありました。よく見ると,つぼみのある個体は必ず葉を2枚持っています。 「あれ,カタクリに似ているなあ」と思いました。カタクリは毎年1枚だけ葉を出し て5から7年かけて成長するのですが,いよいよ花を咲かせるという年になるとその 年だけ2枚の葉を出すことが知られています。マイヅルソウも同じなのでしょうか?  知っている人は,教えてください。  帰りは湿地を回ってみたのですが,地面の下からタゴガエルの声が大きく響いてい ました。サンリンソウが小さな花を精一杯大きく広げていました。この時期,大きな バイケイソウの葉がものすごく目立ちます。  マメザクラの花が咲いていました。  プーンというか細い音が聞こえてきたので,音の主を探してみると,ビロードツリ アブでした。口の長いこのアブがホバリングしながら,時々,花びらに止まって蜜を 吸っていました。  そのうち,今度はブーンという低めの,なじみのある音が聞こえてきました。マル ハナバチです。  おー! ミーちゃんだ,でかい!! クリーム色のおなかといい,オレンジ色の胸 といい,そのスタイルとデザインはまさしくミーちゃんですが,サイズがぜんぜん違 うんです。巨大ミーちゃん,すなわちミヤママルハナバチの女王だったのでしょう。  そのうち,もう1匹,現れました。今度はオオマルハナバチの女王です。  いっぺんに2つのマルハナバチの女王を観察することができました。  そんなこんなで,この日は草原内を歩き回ることはほとんどできませんでした。サ クラスミレはまだまだ咲き始めたばかりでした。  そんな中,ヤマナシの花がきれいに咲いていましたよ。場所は,ツツジのコースで す。ツツジのコースはアスファルトの駐車場をスタートし,途中まで西に進み,そこ から北に向かって登っていきますが,北方向に曲がったら,右手の林の縁を探してく ださい。花が咲いて,全体が白く見える木が見えるほずです。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐    2.【参加者募集】   ●イタドリ刈り●・・・6月11日   乙女の草原の中にはイタドリばかりが元気がよくて,他の植物がほとんど姿を消 してしまったところがあります。イタドリは「子だくさん」(たねをたくさんつくる) で,「財産持ち」(根茎に栄養を蓄える)。増える力はものすごく,このままでは乙女高 原は「イタドリだけの草原」になりそうです。  イタドリを根絶やしにするつもりはありませんが,勢力を弱めることはできないか と,2002年から実験をしています。今回はその4回目(4年目)です。 なお,作業後の草原の様子についての継続観察をしっかり行い,作業が本当に草原の ためになっているかどうかも検証します。 ■主 催:山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ ■日 時:6月11日(土)午後3:00〜4:00の予定     集合は乙女高原グリーンロッジ(電話0553−35−3866)     少雨決行。荒天の場合は翌12日(日)同時刻に延期します ■持ち物と服装:軍手とかま(ある方のみ)。作業のできる服装。 ■作業内容:草原内の実験区でイタドリだけを刈り取る。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐    3.【参加者募集】 ●乙女高原マルハナバチ調べ隊2005●   ○調査日:6月26日(日)…女王バチが飛んでいる姿が見られるかも。      8月7日(日)…働きバチがたくさん見られる。      9月11日(日)…オスバチ(超レアもん)が見られるかも。 ○午前10時から昼食をはさんで午後2時ころまでを予定  集合は乙女高原グリーンロッジ。雨の場合は中止します。 ○ボランティアの調査隊員・・・募集定員は20人  小学校4年生以上。ただし,それより小さいお子さん連れの隊員も認めます。 ○日当・交通費は支給されませんが,ファンクラブから保険加入の費用を出します。 (参加費は必要ありません) ○持ち物は筆記用具,弁当,ぼうし,飲み物,防寒具。(もっている方は)うで時計,双眼 鏡。 ■問い合わせ・申し込みは・・・乙女高原ファンクラブ事務局 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐    3.【参加者募集】 ●川づくり意見交換会●・・・5月20日   山梨の川のあり方について,国土交通省甲府事務所の方々と意見交換をします。川は つながっています。川の水は流域に降った雨によってもたらされます。川の自然がど うなっているかは,とても大切な問題です。どなたでも参加できます(参加無料)。 ぜひ,ご参加ください。 ○開催日時・・・5月20日(金) 午後7時から ○会場・・・甲府市中央部市民センター2階ホール  甲府の地理にうとい自分にはうまく場所が説明できませんが,山梨県ボランティア センター前の通りを西に行き,突き当たったら左(南)に行けば,左手奥に見えてき ます。 ○主催 ノラやまなし(自然観察指導員山梨県連絡会) ○問い合わせ等 ノラやまなし事務局長 武田裕司さん  電話 080−5442−6589  アドレス  yama-acchar@yahoo.co.jp ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682  ◎寄付用の郵便振替口座    口座番号 0220−8−71093    加入者名 乙女高原ファンクラブ ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・ xxxxxx@kougen.otomefc.net バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※この号は,432人にBCCでお送りしています。  「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希 望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メー ル配信のリストに加えます。  お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したいので,あえて自動配信の メールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。  なお,ウイルスが心配ですので週に最低1回はウイルスソフトのアップデートを 行っています。 以上。