□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第141号 2005.6.19. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【観察報告】レンゲツツジが満開! 6月19日の乙女高原 NEW! 2.【活動報告】イタドリ刈り 6月11日 NEW! 3.【マルハナバチのトリビア】教科書に載ったマル    4.【参加者募集】マルハナバチ調べ隊2005 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@個人的な事情ですが,この号から新しいパソコンからの配信となります。配信先 のデータ移し変えは大変でした。配信先は400を超えていますが,古いパソコンを見 ながら息子に一人ひとりの名前を読み上げてもらい,ぼくが新しいパソコンに登録し ていくという前近代的・超アナログ的・家内手工業的方法で入力しました。ミスがな ければいいのですが・・・。 ●A今日,乙女高原へ行ってきました。レンゲツツジがそれはそれはきれいで,人も いっぱい,車もいっぱいでした。ウチから乙女高原までは車で30分かからないのです が,今日は1時間以上もかかりました。息子たちを連れていったのですが,林道の途 中で木いちご(モミジイチゴ)の実を見つけては,たらふく食べていたので,すごく 時間がかかってしまいました。→1 ●Bイタドリ刈りが無事終了。去年と同じ面積を刈りましたが,刈り取った重量は去 年の1/3ほどでした。→2 ●C前号から連続しての「マルハナバチのトリビア」は,小学校・国語の教科書に 載ったマルハナバチです。→3 マルハナバチの観察会「マルハナバチ調べ隊2005・ 1日目」は今度の日曜日です。→4 ●D次回世話人会は7月13日(水),午後7時半から,山梨市牧丘町総合会館(文化 ホールや花かげの湯の東下)2階の会議室。どなたでも参加できます。ぜひ,のぞい てみてください。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【観察報告】   ●レンゲツツジが満開! の乙女高原●・・・6月19日(日) ●木いちご,いっぱい!  日曜日,家の仕事をさっさと済ませ,息子たちを連れて乙女高原へ行きました。  杣口(そまぐち)林道を登ったのですが,途中のがけで,葉っぱの間から透き通る ような黄色い実を発見。すぐに車を止めてがけをよじ登り,思いがけないデザートに したつづみを打ちました。なんといってもおいしいのは,夏のモミジイチゴと秋のサ ルナシですよね。子どもたちも気に入ってしまい,何度となく車を止めては,「う まーい」「あまーい」といいながら,たくさんのモミジイチゴの実を食べました。  林道には真っ白い花が目立っていました。大きな木からまるでフジの花のように多 数のシャンデリアがぶら下がっているように見えるのはオオバアサガラ。エゴノキに 似たハクウンボクの花も咲いていました。低木で白いのはウツギです。ミヤマハン ショウヅルの,ちょうちんのような赤紫の花も見つけました。  オオルリやコルリが盛んに鳴いていました。 ●レンゲツツジが満開 乙女高原に着いたら,まず,その車の多さにびっくり。レンゲツツジの赤は草原の 緑と見事なほどのコントラストを見せてくれていました。満開です。ほんと,まるで 緑色のカーペットに端から火を付けているようでした。前号に「今週末ころ(つま り,12日ころ)が見ごろになるでしょう」と書きましたが,見事に1週間,裏切られ ました。よく見ると,まだ大きなつぼみも2割ほど混ざっていたので,まだまだ楽し めると思います。たくさんの人が遊歩道を歩いていました。ロープの中に入ってまで 写真を撮ろうという,ふとどきな人はいませんでした。  2回(2頭),レンゲツツジを訪れるトラマルハナバチの姿を見ました。そのうちの 1頭は花粉集め専門でした。  ちょっと気になったのがアマドコロ。途中から引きちぎられたようなものをいくつ も目撃しました。シカに食べられたのではないかと思います。 ●落とし文がいっぱい ブナの森へも行くことにしました。三角点からのくだり道,30を超える落とし文を 拾いました。まるでロールキャベツか春巻きのように,葉っぱがぐるぐる巻かれてい るものです。これは虫のしわざで,中には卵を産みつけられているはずです。使って いる葉はダケカンバでした。このままでは踏まれてしまうので,拾っては近くの地面 に置いといてやりました。  ブナじいさんの近くではマイヅルソウが小さな小さな花を咲かせていました。本当 に涼しく,気持ちのいい風が吹き抜けていきます。  森の中では「ゆうれいぐさ」の異名も持つギンリョウソウの花も咲いていました。 植物のくせに白装束で,暗い林床に咲いている様子はまさに幽霊のよう。手鏡を使っ て,下向きに咲いている花の中を観察しました。  午前中で帰るつもりで,お弁当も持ってきてありませんでしたが,1時すぎまで乙 女高原を散歩してしまいました。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐    2.【活動報告】   ●イタドリ刈り●  6月11日(土)  ぐずついた天気で,かといって,雨も降ってなく,3時にはなんとなく暗い・・・ というこの状況は,イタドリ刈りをするのに,ベストなコンディション。ほとんど誰 にも見られないまま,イタドリ刈りの作業を行うことができました。  今回の担当は三枝さん。名簿や記録表,お茶等の準備をしっかりしてくださいまし た。参加者は25名。養成講座を修了したばかりの第3期案内人の方も参加してくだ さいました。作業の前に,県有林課の善積さんと湯浅さんが作業範囲をわかりやすく 杭とテープで示してくださったので,作業がとてもやりやすかったです。  昨年とまったく同じ場所のイタドリを刈りましたが,人数が多く,イタドリも少な かったので(数も少なかったですが,1本1本も小さかったです。今年は季節の進み 具合が去年より1週間ほど遅れているように感じます),あっという間に作業が終 わってしまいました。  夏と秋にイタドリの生育状況を確認した上で,来年もイタドリ刈りをするかどうか 考えようということになりました。  ●イタドリ刈りのデータ 昨年→6.12. 22人 イタドリの総重量478.8kg 単位面積当たり0.16kg/u 今年→6.11. 25人 イタドリの総重量172.0kg 単位面積当たり0.06kg/u ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐    3.【マルハナバチのトリビア】   ●教科書に載ったマルハナバチ●  「マルハナバチが国語の教科書に載っているよ」この話は何人もの方からお聞きし ていました。埼玉の渡辺さんからはコピーを送っていただいたほどです。じつは,ぼ くは去年の夏から今年のリニューアルされた教科書にマルハナバチの話が載っている ということを職業柄,知っていました。皆さんにお知らせするのが遅くなり申し訳あ りませんでした。  マルハナバチが載っているのは,小学校国語の教科書として全国1のシェアである 「光村」という会社から出ている「5年 国語 上」教科書です。お話の題名は「サク ラソウとトラマルハナバチ」。作者は保全生態学者として有名な東京大学の鷲谷いづ みさんです。サクラソウとトラマルハナバチが長い進化の過程の中で協力関係を築い てきたこと,マルハナバチの1年間の生活を考えると,サクラソウだけを保護して も,マルハナバチが住めないような環境なら,結局,サクラソウも滅んでしまうこと などが書かれています。生態系―生き物たちのつながり―全体を守っていくことの大 切さをさりげなく訴えている文章です。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐    4.【参加者募集】 ●乙女高原マルハナバチ調べ隊2005●   ○調査日:6月26日(日)…女王バチが飛んでいる姿が見られるかも。      8月7日(日)…働きバチがたくさん見られる。      9月11日(日)…オスバチ(超レアもん)が見られるかも。 ○午前10時から昼食をはさんで午後2時半ころまでを予定  集合は乙女高原グリーンロッジ。雨の場合は中止します。 ○ボランティアの調査隊員・・・募集定員は20人  小学校4年生以上。ただし,それより小さいお子さん連れの隊員も認めます。 ○日当・交通費は支給されませんが,ファンクラブから保険加入の費用を出します。 (参加費は必要ありません) ○持ち物は筆記用具,弁当,ぼうし,飲み物,防寒具。(もっている方は)うで時計,双眼 鏡。 ■問い合わせ・申し込みは・・・乙女高原ファンクラブ事務局 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682  ◎寄付用の郵便振替口座    口座番号 0220−8−71093    加入者名 乙女高原ファンクラブ ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・ xxxxxx@kougen.otomefc.net   (このメールに直接返信でもいいです) バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希 望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メー ル配信のリストに加えます。お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したい ので,あえて自動配信のメールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。   以上。