□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第145号 2005.8.13. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【活動報告】乙女高原自然観察会・・・7月31日 NEW! 2.【活動報告】マルハナバチ調べ隊2005 第2回…8月7日 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@初めての「乙女高原案内人によるキャンプ」の幹事は,案内人会幹事長でもある 坂田さん。ご苦労もいろいろあったと思います。ありがとうございました。また,ぜ ひ,やりたいですね。 ●A今年2月にも案内しました「奄美癒しツーリズムモニターツアー」の第2弾を実 施するそうです。詳しくは http://www.museum.or.jp/tanseiken/event/index.html ●Bマルハナバチ待ち伏せ調査をするためには時計が必要ですが,お持ちでない方も います。そこで,「100均」で5台,時計つきストップウォッチを買いました。乙女高 原インタープリテーションのコンテナ(ロッジの裏の小屋にあり。ロッジの管理人・ 宮原さんに一言,断って使ってください)に入っていますので,ご自由にお使いくだ さい。 ●C(再掲)次回世話人会は来週の水曜日,8月17日(水),午後7時半から,山梨 市牧丘町総合会館(文化ホールや花かげの湯の東下)2階の会議室。どなたでも参加 できます。ぜひ,のぞいてみてください。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【活動報告】   ●乙女高原自然観察会●・・・7月31日  この日も天気に恵まれました。  キャンプ明けの案内人に加え,当日参加の案内人も続々と集まり,朝の打ち合わせ をしました。そして,いよいよ受付開始。昨日からロッジに泊まっている春日居の子 どもたちも含め,なんと50人を超える参加者がありました。  担当幹事の由井さんの司会で観察会が始まりました。あいさつや諸注意が終わった 後,土橋さんから乙女高原の成り立ちについて,簡単なレクチャーがありました。  いよいよ5つのコースに分かれて観察会に出発です。「虫」「花」「木」「絵手紙 を書く」という4つは,わりと中身が分かりやすくて,それなりの人数が集まってく れたのですが,「風に吹かれて」というコースは何をするのかわからなくて,はじめ は誰も集まってくれませんでした。それでも,後から「仕方がないなあ」と救いの手 をさしのべてくれる参加者がいて,すべてのコースが成立しました。ほっとしまし た。  コースに分かれる前に,簡単に各コースでどんなことをやるか紹介する,プレゼン テーション・タイムを作ればよかったのかもしれません。  さて,ここから後は,各コースに分かれてしまいましたし,ぼくはというと,後片 付けをしたり,遅れて来た人に対応するために,しばらく本部に残っていました。ま た,そうしていたら,長野の飯田から来たという20人ほどの「山草会」の人たちが ロッジ前で休み始めたので,声をかけ,インタープリテーションしてしまいました。 そんなわけで,各コースでどんなことが行われていたのか,まったくわからないので す。案内人の皆さん,ぜひ,各コースの報告をしてくださいね。  今回の観察会で大ヒットだったのが,原さんのクラフト。太いもの・・・といっても 直径5センチくらいのものから,細いもので直径5ミリほどの,いろいろなサイズの 木の枝を薄く輪切りにしたものを,たくさん用意してくださいました。なんとなく, サツマイモの天ぷらを連想する,それら「木の輪切り」を組み合わせると,あらあら 不思議,クマさんの顔になりました。しかも,素材のちょっとした大きさや形の違 い,付ける位置のずれで,本当にいろいろな表情のクマさんになります。クマさんの 顔になったら,それらをボンドで止めるだけ。  これは子どもたちに大ウケでした。  観察ハイキングから早く帰ってきた子から,さっそく作り始めていました。原さ ん,準備が大変だったと思いますが,たくさんの子どもたちの笑顔に囲まれて,とて もうれしそうでした。  「ウエハラさん,これ,何に見えますか?」どんぐりを組み合わせてつくったその 造形は,確かにハチに見えます。「マルハナバチを作ろうと思っているんです が・・・」うーん,それにはちょっとおなかが長すぎるかな。マルハナバチは,ま るっこちいのが特徴ですからね。たぶん,原さんは試行錯誤を重ねて,かわいいマル ハナバチのクラフト・キットも作ってくれるものと期待しています。よろしくお願い しますねー。  観察会は午前中で終了です。アンケートを書いてもらい,書いてもらった方には記 念品としてポストカード(写真の絵はがき)セットをプレゼントしました。今回の観 察会のもう一人の幹事である小笠原さんが終わりの会の進行をしてくださいました。 まとめとして,各チームから一人ずつ感想などを自由に言ってもらいました。  ロッジの中で,おにぎりを食べて,ちょっとした反省会を行いました。  最初に,由井さんがアンケート用紙に書かれた文章を全部,読み上げてくれまし た。参加してくれた人の思いをみんなで共有する,簡単だけど確実な方法だなあと思 いました。  反省点としては,受付の難しさが話題になりました。今回のように参加者が50人に もなると,受付がとても大変だし,受付がもう始まってから参加者に配るプリントが 来たりしたら,もう大変です。そこで,改善点として,@「名簿」ではなくて,「個 票」に書いてもらうようにする。そうすれば,人数に関係なくいっぺんに書いて,提 出してもらえる(さっそくマルハナバチ調べ隊で実行),Aいくら参加者が集まって いようが,準備が整ってから受け付けを始めるようにする。あわてない。B受付の仕 方が人によって違ってはまずいので,打ち合わせをきちんとしておく・・・という意 見が出されました。  考えてみたら,昨日から泊まり込んでいたんだから,昨日のうちに,少しは打ち合 わせの時間をとっておけばよかったかなあと反省。  暑い時期なので,帽子をちゃんとかぶってもらったり(なかったらバンダナや手ぬ ぐいで代用),水分補給ができるように水筒を持参してもらう(弁当まで持って行く 必要はないけど),天気が急変することがあるので雨具の準備をしてもらう・・・な どの反省点も出されました。  反省点は出すんだけど,それに対して前向きなのがとてもいいなあと思いました。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐    2.【活動報告】   ●マルハナバチ調べ隊2005 第2回●…8月7日    この日もいい天気でした。毎回,初めて参加する人がいるので,「マルハナバチの 紹介紙芝居→マルハナバチに慣れるためにもマルハナバチラインセンサス調査→昼食 →マルハナバチ待ち伏せ調査→結果の集計・まとめ」という一連の流れは崩せません が,だからこそ,マンネリ化を打破するためにも,毎回,なにかしら新しいアイデア が必要です。  今年は全労済から助成金をいただいたことだし,ちょっと贅沢して,パソコンで名 刺を印刷する用紙と名刺用のラミネート用紙をたくさん買ってきました。そして,名 刺作成ソフトでマルハナバチのカードを作りました。  「遊戯王デュエルモンスターズ」「デュエルマスターズ」「ムシキング」「ポケモ ンカード」など,子どもたちはカードが大好き。そこで,マルハナバチもカードにし てみようと思ったわけです。  さすがに各マルハナバチの「パワーがいくつ」とか「防御力がいくつ」「特殊能力 は」なんてことを設定する気にはなりませんでした。マルハナバチの写真と名前と番 号(ナンバー)だけのシンプルなものですが,作って,ラミネートすると,これがな かなかカッコイイです。前日に夜なべで作りました。  さて,今回の調べ隊は第1回目のように幹事への立候補がありませんでした。だか ら,進行から紙芝居から調査の説明まで全部一人でやりました。もちろん,受付とか 片付けとか,案内人の皆さんに協力してもらいながらの運営でしたが。  まずは紙芝居です。一回見た人は飽きてしまうかもと思ったので,そういう人には 何か役目をやってもらおうと思いました。子どもたちを中心に,一度参加したことの ある人にマルハナバチ1種類ずつ割り当て(紙芝居を持ってもらい),そのマルハナ バチだけ紹介してもらったのです。  そのうち,もっと何度も参加してくれた人には紙芝居の「マルハナバチの1年」の 部分を担ってもらうとか,いろいろな役割分担ができると思いました。  ちなみに,この紙芝居の様子は,岡田さんにビデオ録画してもらいました。このビ デオを参考にしながら「乙女高原マルハナバチ紙芝居人デビュー」を目指すという手 もあります。貸し出しますよ。また,ホームページで,こんな動画も見られたらいい ですね。  ラインセンサスは,いつものコースを使いました。ロッジ前から草原に入り,「草 原のコース」を途中左折して「ツツジのコース」を降りてきて,「島(状のシラカバ 林)」の東を通って帰ってくるコースです。ゆっくり歩いてちょうど1時間です。  これは調査でもあり,マルハナバチに慣れるプログラムでもあります。  歩きながら,マルハナバチが見られたら,ぼくが大声で「トラマルハナバチ,ノハ ラアザミ,蜜」「オオマルハナバチ,キンバイソウ,花粉」などと叫び,それを調査 用紙に書き込みながら,観察してもらいました。ほんとうにたくさんのマルハナバチ に出会えたので,最後には声を出すのに疲れてしまいました。  始めのうちは「ハチが蜜を吸っているんだか花粉を集めているんだかよくわからな い」という声も聞かれましたが,口で蜜を吸うわけではなく,まるで掃除機の先が畳 の上をあちこち動くように,花の上をせわしく歩き回っているのが花粉集めの行動で す」というのに,納得していただいたようです。 ちなみに去年や前回のラインセンサス調査との比較です。 ●2004.6.27.晴れ時々曇り トラ5(アヤメ),ミヤマ5(アヤメ3,アザミ2), 不明1 計11 ●2005.6.26.晴れ時々曇り トラ11(アヤメ),ミヤマ1(アヤメ),オオ2(飛 んでいた) 計14 ●2004.8.8.晴れ トラ15(ノハラアザミ14,ヤマハギ1),ミヤマ7(ノハラアザミ1, ヤマハギ5,クガイソウ1),オオ24(ノハラアザミ4,ヒメトラノオ11,ヤマハギ 1,ヤナギラン4,クガイソウ3,タチフウロ1),ホンシュウハイイロ1(ノハラ アザミ),計47 ●今回●2005.8.7.晴れ トラ27(ノハラアザミ9,ヤナギラン3,オオバギボウシ 2,ノアザミ4,ヒヨドリバナ1,クガイソウ7,飛んでいた1),ミヤマ13(クガ イソウ4,ノハラアザミ3,タチフウロ2,ヤマハギ1,ヤナギラン1,ヤマハギ 1,ヤマオダマキ1),オオ23(クガイソウ19,ノハラアザミ1,キンバイソウ 2,シモツケ1),不明1,計64  午後からは待ち伏せ調査を行いました。気に入った花の前で15分,ひたすらマルハ ナバチが来るのを待ちます。15分を2回,同じ花の前で2回でもいいし,花を替えて2 回でもいいことにしました。暑い中,たいへんだったと思います。  調査が終わった順に,結果を報告してもらいました。 クガイソウ のべ観察時間180分 トラ19,オオ43,ミヤマ13, 計75   (1時簡あたり トラ6・3,オオ14.3,ミヤマ4.3,計25) ノハラアザミ のべ観察時間135分 トラ15,オオ5,ミヤマ5, 計25   (1時簡あたり トラ6・7,オオ2.2,ミヤマ2.2,計11.1) ノアザミ のべ観察時間15分 トラ8,オオ0,ミヤマ8, 計16   (1時簡あたり トラ32,オオ0,ミヤマ32,計64) 調べる花の種類が少なくなってしまったのが反省点です。午前中のセンサス調査でク ガイソウとノハラアザミにたくさんのマルハナバチが来ているのを観察しているので すから,この2つの花に人気が集中するのは当たり前。それも見込んで,もっと多く の花を調べてもらえばよかったなあと思いました。  ひとこと(感想)カードを書いてもらい,書いてくれた人にはシャッフルした中か ら1枚のマルハナバチ・カードをプレゼントしました。ですから,どのマルハナバチ が当たるかはわからないわけです。  「このカードはね,世界に10枚しかないレア・カードなんだよ」と言ったら,子ど もたちの目が輝いていました。言っておきますが,「世界に10枚しかない」というこ とにうそ偽りはございません。  今回も,原さんには「木のクラフトコーナー」を店開きしていただきました。とっ ても人気で,最後,マルハナバチのまとめをしているのを尻目にずっとクラフトを 作っていた子もいました。まっ,いいか・・・と思いました。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682  ◎寄付用の郵便振替口座    口座番号 0220−8−71093    加入者名 乙女高原ファンクラブ ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・ xxxxxx@kougen.otomefc.net   (このメールに直接返信でもいいです) バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希 望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メー ル配信のリストに加えます。お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したい ので,あえて自動配信のメールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。   以上。