□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第155号 2006.1.15. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【観察報告】1月8日の乙女高原    2.【参加者募集】第5回 乙女高原フォーラム ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@いよいよ「第5回乙女高原フォーラム」(1月22日・日 → 2)まで1週間とな りました。そのPRも兼ねて,山梨市民会館ロビーで「ようこそ乙女高原へ」展を開 催しています。ファンクラブ専属カメラマン(?)鈴木さんのネイチャーフォト,乙 女高原が載った本のページ紹介,乙女高原を扱った新聞記事のパネル,ファンクラブ が今までにいただいた賞状(一番すごいのは,なんといっても環境大臣表彰かな)な ど,乙女高原にまつわるものが盛りだくさんです。ぜひ見に来てください。 ちみなに,その画像を以下にアップしました。 http://www.otomefc.net/album/imgbrdv.cgi ●Aいよいよ乙女高原フォーラムまで秒読みになりました。皆さん,ぜひ,まわりの 人を誘ってください。スタッフに立候補してください。そして,なにより,あなたが 参加してください。 400人は入る大ホールで行います。市長さんも来ます。「乙女高原の催しに,こんな に大勢が来るんだ!!」というような会に,ぜひ,したいと思います。 というのも,琴川ダムの完成といい,風力発電の計画といい,乙女高原を取り巻く環 境が今後,大きく変化していくことが予想されるからです。「大勢の人が乙女の自然 や環境に関心を寄せているんだよ」というアピールが今ほど必要な時はないと思いま す。皆さんのご協力を心からお願いします。→2 ●B今年度のファンクラブ総会は3月12日に計画していましたが,会場の都合で3月19 日(日)午後に行う予定になりました。すみませんが,予定を開けておいてくださ い。総会後,座談会となります。ゲストスピーカーは・・・お楽しみに! ●C次回世話人会は2005年2月8日(水),午後7時半から,山梨市牧丘町総合会館 (文化ホールや花かげの湯の東下)2階の会議室にて行います。来年度の事業計画を 考える大事な会議です。ぜひご出席を。 ●D風邪をひいてしまい,3日間寝込みました。3日間も寝ていたのにまだ本調子か らはほど遠く,頭はフラフラするし,おなかの具合もよくありません。医者には「イ ンフルエンザではないよ」と言われているのですが・・・。皆さん,くれぐれもご自 愛ください。 --------------------------------------------------     1.【観察報告】 ●1月8日の乙女高原●  植原 彰 冬晴れの寒い乙女高原でした。10時半の気温マイナス6度。普通に息をしていて も,冷たい空気で鼻がツーンとなってしまうほどです。 前回(12月21日)に比べ,雪は少なくなったように見えます。枯れ草の露出して いる面積が増えています。冬景色のなか,コガラの元気な声がよく響いていました。 森のコースを登りました。 太陽の日差しがほんとうにありがたく感じます。肌にポカポカ感じます。 ヤマナシの木を見上げてみると・・・,おっ,実がなっています。数えてみると6 個。取れないかなあと思いましたが,すぐに自分の考えを否定しました。すべて梢近 くになっているのです。どこかに落ちてないかなあと地面を探しましたか,これもだ めでした。 遊歩道は人間だけの遊歩道ではないのですね。いろいろな動物たちが利用しているの が,雪が降ったおかげで分かります。やっぱり動物たちにとっても歩きやすいので しょうね。 誰もいない森の中を1人歩いていると,なんかいつもと違って,難しいことを考えて しまうことがあります。 ほとんどの木々が葉を落としているので,森の中の見通しがとてもよくなっていま す。夏には気づきませんでしたが,大きなモミの木に寄り添うように若いブナの木が 生えていることに気づきました。今,「若い」と書きましたが,本当は,年老いてい るのに,モミに寄り添うように生えてしまったので,大きくなれないのかもしれませ ん。 こんな風景を見ていると,生態学の教科書に出てくる「陽樹から陰樹へと遷移する」 という自然の摂理はもう少し丁寧に説明しないと誤解を受けるのでは・・・?と思い ました。陰樹というのは「太陽の光が少なくても成長できる木」というよりは「太陽 の光が少なくとも死ぬことはない木」というほうがより正確で,あのブナの木のよう に,モミに寄り添いながらもしぶとく死なないで生き続け,やがてモミの木が枯れた り折れたりしたときに,「チャンス!」とばかりに成長しようと機会を伺っているの ではないでしょうか。 頂上まで登り,草原の中を下りました。広い草原の中をウサギが駆けていった足跡が ありました。すごいですよ,歩幅(後足先から後足先まで)が2メートル80セン チ。単純に体重で比べると,ノウサギが3キロほどで,ぼくが60キロ強ですから2 0倍はあります。そうすると,ウサギが2メートル80センチ跳んだというのは,ぼ くが56メートル跳んだということになります。すごいジャンプ力ですよね。 おもしろかったのは,やぶの中に入ると,とたんにウサギの歩幅が小さくなるので す。敵に見つかりやすい広いところは駆け足で,やぶの中はちょっとホッとしてゆっ くりと・・・という彼らの行動パターンが見えてきました。 やぶの中には,あきからに小さめの足跡も多数見つかりました。昨年生まれの子ウサ ギでしょうか。ふんが見つかるのも,茎をかじった跡が見つかるのもやぶの中でし た。 最初に「雪が少なくなっていた」と書きましたが,ぼくが12月21日につけた足跡 はどこにも残っていません。ですから,それ以降,雪が降ったには降ったけど,解け たり,風で飛んだりしたのだと思います。 12時の気温はマイナス6.5度。さっきより低くなっていました。 --------------------------------------------------    2.【参加者募集】 ●第5回 乙女高原フォーラム● ■月 日 2006年1月22日(日) ■時 間 午後1時 〜 3時30分 ■会 場 山梨市民会館大ホール(予定) 山梨市万力公園北 ■主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ ■参加費 無 料 ■内 容   1.乙女百名花スライドショー   2.「乙女高原のここが好き!」リレートーク   3.北垣憲仁さんの講演(仮題)「乙女高原のけものたち」 【予告編1】(再掲載)「乙女百名花」と名付けたスライドショーを行います。乙女 高原のきれいなお花100種を順番に大スクリーンに写しだそうというプログラムで す。百種類の花は,皆さんからのリクエストが多い順に決めます。ぜひ,「この花 の,こんなところがいい」というメッセージとともに「○○草に一票」というお便 り・メールをください。フォーラムの中で紹介します。形式は以下の通りです。   ・お住まいの都道府県名・市町村名   ・お名前(ふりがな)   ・投票する花   ・その花についてのコメント  また,その花のご自慢のお写真があったら,ぜひお貸し下さい。デジカメだった ら,メールに添付して送ってください。銀板写真だったら,お貸しいただければパソ コンに取り込んで当日映せるようにします。使った写真は,お返しします。 【予告編2】(再掲載)「乙女高原のここが好き!」というタイトルのリレートーク を行います。立候補した人が順番にステージの上に立って,「私は乙女高原のこんな ところが好き!」という話をしていくのです。この立候補者を募集しています。ふ るってご参加ください。  メッセージでもいいですし,俳句や短歌,詩の朗読でもいいです。歌を歌ってもい いですよ。コントやパフォーマンスも楽しいと思います。楽器の演奏もステキかも。 何か作品を見せたいという方は,ぜひ,持ってきてください。小さくて客席から見に くいようでしたら,事前にデジカメで写真に撮り,スクリーンに大写しにしますよ。 【予告編3】(再掲載)今年の春,乙女高原案内人講座でのひとこま。「皆さん,乙 女高原にはモモンガがいますよ。ほら,これが食べ跡です」北垣さんの話にみんな 「へー」の連発! そして,「ぜひ,見たーい!」と,7月の案内人キャンプでは, 夜,みんなでモモンガ・ウォッチングにチャレンジしました。ところが闇夜に闇雲に 行ったところで,出会えるわけがありません。何事にも「先達」が必要です。そこ で,今回は北垣さんから動物との出会いをテーマに,ステキなお話をしていただく予 定です。 --------------------------------------------------   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682  ◎寄付用の郵便振替口座    口座番号 0220−8−71093    加入者名 乙女高原ファンクラブ ●ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・  xxxxxx@kougen.otomefc.net  (このメールに直接返信でもいいです) ●バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ ●乙女高原ファンクラブのホームページは・・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/ ●「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希 望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メー ル配信のリストに加えます。お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したい ので,あえて自動配信のメールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。ウ イルスが怖いので,最低週に1回はウイルスソフトの更新をしています。   以上。