□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第157号 2006.2.21. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【観察報告】2月7日の乙女高原 NEW! 2.【観察報告】2月20日の乙女高原 NEW! 3.【参加者募集】総会と座談会 3月19日 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@乙女高原ファンクラブの2005年度1年間を振り返り,今年4月から来年3月までの 活動計画をたてる大切な総会が3月19日(日)午後2時から,牧丘の総合会館で行われ ます。ぜひご出席を。 総会終了後,座談会を開催します。話題提供者は,ファンクラブ産みの親の1人でも ある塩平の宮原孝男さん。山とともに生きてきた方です。乞うご期待!!! ●Aファンクラブ普通会員の方にはファンクラブ会報「乙女高原が好き!」0504号を お送りしました。それに同封した総会の出欠ハガキがたくさん届いています。そのハ ガキに一言,書いてくださっている方がたくさんいて,ここで,はじから紹介したい くらいです。今,ファンクラブの普通会員は全部で159人。ですから,委任状も含め て80名の出席がないと,総会が成立しません。ハガキは出し忘れのないよう,お早め にご投函ください。 ●B1月22日に行われた第5回乙女高原フォーラムの様子が,山梨市の山梨CATVと 甲州市の峡東CATVで放映されました。ですから,山梨市・甲州市という東山梨の 全エリアで放映されたことになります。両局の皆さん,ありがとうございました。な お,このエリア以外の方で,ビデオを見たいという方はご連絡ください。 --------------------------------------------------     1.【観察報告】   ●2月7日の乙女高原●  植原 彰  朝,起きてみたら,一面真っ白。でも,なんだかポカポカ暖かい。強い日差しに照 らされて,雪がどんどん解けていきそうなので,乙女高原に行ってみることにしまし た。思った通り,林道の雪は解けてどんどん流れていました。でも・・・,ちょっと 不思議だったのは,林の中の地面には,ほとんど雪がないこと。降った雪の量はあま り多くなかったようです。  11時ころ,焼山峠に着きました。ミヤマホオジロのつがいが藪の中にいました。ハ シブトガラスやカケス,ツグミの声が聞こえます。まるで里山みたいです。ナナカマ ドやズミの実はまだ残っています。ツルウメモドキはまわりの薄茶色の殻のみ残って いて,中の真っ赤な実はありませんでした。道路で約11センチの積雪です。  今回は,大久保山経由で乙女に行くことにしました。カラマツ林の中,ノリウツギ やリョウブのドライフラワーが目立ちます。おっ、上空にアトリの群! 100羽くら いです。通ったと思ったら,また別の群が・・・と、100羽ほどの群が,なんと3群も 上空を飛んでいきました。枝に積もった雪からしずくがひっきりなしに落ちて来るの で,まるで雨の中を歩いているようです。それでも,上り坂で体がポカポカしてきた ので,中のフリースを脱ぎました。  1時間弱で大久保山山頂に。シャクナゲが葉を垂れていました。初夏に咲く花芽も 順調なようです。コメツガの枝に雪が積もり,枝がぐんと下がっていました。  ロッジの温度計はプラス3度でした。暖かいはずです。簡単にお昼を済ませ,草原 の中を歩き回りました。レンゲツツジの芽がついばまれているのを見つけました。鳥 のしわざでしょうか。レンゲツツジの芽が食べられているというのは初めて見たの で,丹念に観察しました。気になる方は写真を見てください。  http://www.otomefc.net/album/imgbrdv.cgi  じっと観察していると,好奇心旺盛な鳥たちが寄ってきてくれることがよくありま す。今日もそうでした。シジュウカラがすぐ近くのウリハダカエデの枝先に止まり, まだ枝についているカエデの実を盛んについばんでいます。その毛並みの美しいこ と。ほんとうにほれぼれするような毛並みで,いつまでも双眼鏡で光る毛並みを見つ めていました。  なんか今日は鳥三昧になってきました。  ホオジロの雌雄が枯れ草に仲良く止まっています。つがいに違いありません。  キバシリという鳥が,カラマツの幹を垂直に歩いて登っていきました。コガラもカ ラマツの幹に垂直に止まっては,幹の表面をつついています。おっと,今度はアトリ がカラマツの実をつついていますよ。  コガラが飛んできました。カラマツの幹をつついていたと思ったら,なんと,レン ゲツツジの実に止まり,中をつついていました。後で近づいて調べてみたら,実の中 にはたねが入っていました。レンゲツツジのたねを食べていたのでしょうか?  遠くから,シジュウカラのツツピーツツピーというさえずりまで聞こえてきまし た。  いろいろな人から「今年の冬は鳥が少ないねえ」という話を聞きますが,乙女高原 はかえって鳥たちがにぎやかです。このあたりでは冬の雪が少ない → 食べるもの に不自由しない → 鳥たちが里まで下りていかない → 鳥が少ないように見える のではないでしょうか。  帰り道,林道わきの大きなトチノキにノスリが止まっていました。車を止めて(で も,中から出ることなく)ゆっくりと彼(彼女?)のしぐさを眺めていました。 --------------------------------------------------     2.【観察報告】   ●2月20日の乙女高原●  植原 彰  今日は一日中雨という予報。でも,朝,まだ雨は降っていないし,薄日が差してい るぐらいだったので,乙女高原に出かけることにしました。 林道をどこまで走っても雪がありません。焼山から乙女へ向かう道にもありません。 草原も,雪が乗っているのは1割程度です。2月の乙女で,こんなに雪が少ないなん て,すごくおかしな感じがします。ロッジ庭の温度計は9時50分現在,プラス2℃ でした。 森のコースを歩きました。キツツキ(たぶんアオゲラ)の開けた穴がある木が,地上 1mほどのところでくじけていました。「あれ? 前からそうだったけ? それと も,今シーズンになってから?」以前の様子を覚えていないし,記録も取ってなかっ たので,なんとも言えません。 坂道に氷が見られました。降った雪がいったん解けて流れ出し,流れる途中でまた 凍ったので,まるで「氷の川(というより,氷のバナナ)」みたいに見えたのでしょ う。平らなところでは,水たまりが凍ったような感じになっているところがありまし た。やはり,いったん雪が解けて,また凍ったんだろうと思われます。日陰にかろう じて残っていた雪の上を歩いてみると,以前のパウダースノーの感触とまったく違い ます。ざらめのように氷の一粒一粒が大きく,しかも,食べ終わりのころのかき氷み たいに,水分を含んでいる感じです。だから,ザクッ,ザクッと,とても踏み応えが あります。これも,いったん解けて,また凍ったからなんでしょうね。 これらのことから,この冬,乙女の氷が(日陰も)一気に解けるほど気温の高かった 日があっただろうと推測できます。山梨では気温が23度まで上がる,すごく暖かい 日があったので,その日にこれらの出来事があったのかもしれませんね。 富士山スポットからブナの森に向かいました。動物の毛がひとかたまり,落ちていま した。もうすぐ春なので,抜け毛なのでしょうか。シカ? それともイノシシ? 今 シーズンはイノシシが草原を堀り荒らした跡は,ほとんど見られません。となると, シカの可能性が高いかな。モグラ塚もいくつか見えます。 とにかく雪が見えないのが,変な感じです。ブナじいの周辺にも雪は残っていません でした。オオカメノキの葉痕(葉が付いていた痕)が,まるで人の顔のように見えま す。おもしろいので,写真に撮りました。ホームページにアップしましたので,見て ください。  http://www.otomefc.net/album/imgbrdv.cgi 10時半すぎころから雪が降り始めました。大きな大きなぼたん雪です。降り方がど んどん激しくなってきましたが,のんびりツツジのコースを下って行きました。なん だか雪の落下スピードが速いです。きっと湿った,重たい雪なんでしょうね。そうい えば,上着に着いた雪が,すぐに解けて水滴になってしまいます。 ロッジの軒下で雪やどりしながら簡単な昼食を取り,乙女高原を後にしました。下っ てくる途中,杣口までは雪,千野の宮から下は雨でした。 --------------------------------------------------    3.【参加者募集】 ●2005年度 乙女高原ファンクラブ 総会● ■月 日 2006年3月19日(日) ■時 間 午後2時 〜 4時(予定・・・座談会も含めて) ■会 場 牧丘町総合会館 山梨市牧丘町・・・花かげの湯の下 ●乙女高原ファンクラブ 座談会● ■総会終了後 ■話題提供者 宮原孝男さん ■参加費 無 料 ※普通会員の方は出欠ハガキをお早めにご投函ください。 --------------------------------------------------   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682  ◎寄付用の郵便振替口座    口座番号 0220−8−71093    加入者名 乙女高原ファンクラブ ●ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・  xxxxx@kougen.otomefc.net  (このメールに直接返信でもいいです) ●バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ ●乙女高原ファンクラブのホームページは・・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/ ●「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希 望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メー ル配信のリストに加えます。お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したい ので,あえて自動配信のメールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。ウ イルスが怖いので,最低週に1回はウイルスソフトの更新をしています。   以上。