□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第161号 2006.4.3. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【観察報告】3月30日の乙女高原 NEW! 2.【参加者募集】救命救急講習会 5月27日 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@救命救急法の講習会を行います。行うのは5月27日ですが,申し込みは5月上旬で 締め切りです。ご希望の方はできるだけ早くお申し込みください。→2 ●A2006年度第1回世話人会は4月19日(水)午後7時半から山梨市牧丘町総合会館で す。どなたでも参加できます。ぜひ,ご参加ください。 --------------------------------------------------     1.【観察報告】   ●3月30日の乙女高原●  植原 彰 杣口林道を少し入ると,キブシが咲き始めていました。 例の林道脇にできた池には氷が張っていました。割って,厚さを測ってみたら,6ミ リ。かなり厚いです。おたまじゃくしたちはかなり大きくなっているようで,もう分 散していました。時々,ゆらゆらと水の中を泳いでいる姿が見えます。 池を後にして車でどんどん進むと,原石山入口あたりで残雪が目につくようになった と思ったら,風花が舞っています。姥栃のあたりまで来ると,本格的な雪になりまし た。柳平の元牧場は真っ白。春から冬に一気に逆戻りです。 乙女高原に着くと,草原に雪がしんしんと降っていました。10時の気温がマイナス 3度。ノスリの声が一声,聞こえました。カケスやハシブトガラスの声も聞こえてき ます。寒さ対策を万全にして,遊歩道を歩き始めました。 シラカバのそんな年寄りではない木が倒れていました。枝先にはつぼみもついている のに・・・。いったいどうしたというのでしょうか。 そのすぐ近くに,地上150センチまで幹の皮が剥がされているマユミの木がありま した。シカがウラジロモミの木の幹をかじると,ちょうどノミで削ったような感じに なるのですが,これは,削ったというより,むりやりかじって,引きちぎったという 感じです。それでも,やっぱりやったのはシカなのかなあ。 積雪は6センチ。時々,ノスリの声が聞こえてきますが,ガスっているので,姿が見 えません。ヒヨドリが2羽で飛んできました。里のヒヨドリたちなら満開の桜の蜜を たらふく吸っているというのに,なにを好き好んで(?)こんな山の中に・・・と思 いました。 森の中から鳥たちのかしましい声が聞こえてきます。双眼鏡でのぞいてみたら,見事 に緑色な小鳥が見えます。ビュイーンという声も聞こえているので,たぶんマヒワだ と思います。帽子の後ろに真っ赤なワンポイントがよく目立つアカゲラもいます。 ケッケッと盛んに鳴いていました。時々,群になって飛んでいるのはアトリです。今 シーズンはアトリの当たり年だったような気がします。シジュウカラも負けずに鳴き ながら飛んでいました。 さて,ここでも気になったのがカエルの卵。まず橋の下流で調べたのですが,見当た りません。1.5センチという厚い氷が張っていて,その上に雪が降り積もっている ので,それで見つからないのだと思います。ちょっと心配になりました。 橋の上流側はどうかな。ちょっとハラハラしましたが,すぐに見つかりました。しか も,前回より2腹分,多くなっていました。ここで大活躍したのが,2月の自然観察 指導員全国大会で買った50センチまでピントが合う双眼鏡。湿地の中に入ることな く,卵の発生状態を確かめることができました。黒い部分が,まるで小刀みたいに長 細くなっているのもありました。一つの卵塊でも発生の段階は一個一個の卵で違って いますが,全体的には以前見つけた卵塊の発生段階が進んでいて,今日,初めて見つ けたのは,まったく進んでいませんでした。 帰りの車を運転しながら,おもしろいものを見ました。道の脇から,たくさんの小鳥 たちが飛び立つのです。気になったので,車をゆっくり進めて,鳥たちを見つけた ら,そっと止まって観察してみました。どうも,道の脇に溜まった落ち葉をひっくり 返して,何かエサになるものを探しているようです。雪が降ってしまったので,エサ が見つけにくくなり,森から道に出てきたという感じです。場所によって,少しず つ,種構成が違いました。 ミヤマホオジロが混じったホオジロが20羽ほどのところ,カシラダカばかり50羽 ほどのところ,カケスとツグミが2羽ずつ飛び出してきたところ,アトリが20羽ほ どいたところ。中にはキジバトが2羽飛び出したところもありました。 最後に見送ってくれたのはノスリでした。ちょうど杣口林道入口のキリの木のてっぺ んに止まっていました。ノスリの顔って,何度見ても(猛禽のくせに)かわいいです ね。ノスリの美少年顔をじっくりながめてから,家に帰りました。 --------------------------------------------------    2.【参加者募集】 ●救命救急法 講習会● ■月 日 2006年5月27日(土) ■時 間 午後1時 〜 4時 (3時間) ■会 場 山梨消防署(山梨市役所前の信号をさらに東に向かい,次の信号の先。昨 年,場所を移して建てられたばかりの建物です) ■主 催 乙女高原案内人会 ■参加費 無 料 ■内 容   1.心肺蘇生法(人工呼吸と心臓マッサージ)   2.AED(心臓に電気ショックを与える機械)講習 ■申し込み  消防署に申し込むために,住所・電話・名前が必要です(修了証に名前を入れるた め)。5月上旬までにお申し込みください。 --------------------------------------------------   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682  ◎寄付用の郵便振替口座    口座番号 0220−8−71093    加入者名 乙女高原ファンクラブ ●ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・  xxxxx@kougen.otomefc.net (このメールに直接返信でもいいです) ●バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ ●乙女高原ファンクラブのホームページは・・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/ ●「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希 望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メー ル配信のリストに加えます。お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したい ので,あえて自動配信のメールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。ウ イルスが怖いので,最低週に1回はウイルスソフトの更新をしています。   以上。