□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第169号 2006.7.6. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【活動報告】スゲの観察研修会 7月2日    2.【参加者募集】乙女高原案内人勉強会第3日目 7月8日(土)    3.【参加者募集】乙女高原案内人キャンプ 7月29日(土)〜30日(日) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@乙女高原ではアヤメがそろそろ咲き終わり。ですが,いよいよ夏のお花たちが本 番を迎えようとしています。7月2日に確認できたのは,ノアザミ,ヤマオダマキ,ニ ガナの花。ヨツバヒヨドリも白いトゲトゲしたつぼみが草の頭に目立ってきました。 つぼみの集団がまるでブドウの房のようなチダケサシもそろそろ咲きそうです。 ●A次回世話人会は7月19日(水)の予定でしたが,なんとこの日は会場が休館日。 泣く泣く1週遅らせ,7月26日の予約を取りました。皆様,世話人会の日をお間違え なく。7月26日(水)午後7時半から牧丘総合会館2階会議室です。 ●B乙女高原ファンクラブ普通会員の方にはニュースレター「乙女高原が好き!」 0602号をお送りしました。もう着いている頃だと思います。ファンクラブのサポー ター会員には年1回,普通会員には年4回,ニュースレターをお送りしています。まだ 入会してない方はこれを機会にぜひご入会ください。入会金も年会費もありません。 また,サポーター会員の方は,ぜひ,普通会員に種別変更してください。できるだけ 多くの方に年4回のニュースレターで乙女高原のことを知っていただきたいと思いま す。 ●C今年のファンクラブの活動テーマは「乙女高原を調べる」。その一環として,草 原内に5本,園芸用の緑のポールが立っています(といっても長さ75センチの棒の先 が地面に刺さっているので,かなり低く見えます)。このポールが立っているところ の植物を皆さん一緒に観察しませんか? とりあえず,7月2日の時点ではつぼみでし たが,花が咲くのはいつなのか? 一株にいくつ花が咲くのか? 一個の花はどのく らいの期間咲いているのか・・・。デジカメで写真を撮っておいていただけると,と ても助かります。ポールには黄色のテープがまるで旗のように付いていて,そこに データが書き込まれています。選んだ花は,ノアザミ,ヨツバヒヨドリ,チダケサ シ,シモツケ,アヤメの5つです。1人で毎日観察するのは物理的に不可能ですが, 多くの方が携わってくださることで,きめの細かいデータが取れます。ご協力,よろ しくお願いします。 ●D今日6日は案内人の4人の方が牧丘第二小学校の自然教室におつきあいし,子ども たちにインタープリテーションを行いました(行っているはずです)。 8日(土)は午後1時から「案内人勉強会その3」があります。この日は,午前10時か ら地元CATV局のロケもあります。 10日(月)は牧丘第一小学校の5年生に対して,植原が乙女高原とマルハナバチにつ いての授業を9時半から行います。 12日は案内人の7人の方が牧丘第一小学校の自然教室のための下見を行い,19日が本 番です。 このように,ネコの手も借りたいほどの活動をしています。皆様のご協力をよろしく お願いします。 --------------------------------------------------  1.【活動報告】 ●スゲの観察研修会● 7月2日  今回講師をお願いした林佳貴さんは,これぞ歩く植物図鑑といった方です(お世辞 とか誇張ではなく)。以前も,乙女高原自然講座の講師をお願いしたことがありま す。(そのときの様子はメルマ053号,2002.8.18に紹介されています↓) http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/53.txt  今回,着目したスゲ類というのはとっても地味ーな植物。とりあえずどんな植物な のか画像を見てみたいという方はファンクラブのフォトアルバムをご覧ください↓ http://www.otomefc.net/album/img-box/img20060705230527.jpg  研修会には10 人ほどの熱心な受講者があり,盛んにメモを取ったり,デジカメで 写真を撮ったりしながら研修しました。  研修会の中身については,図を使いながらでないととても説明しにくいのです が・・・,要するに,スゲの仲間を見分ける際の目の付け所をたくさん教わりまし た。例えば,スゲには穂の形で花が咲くのですが,その穂の付き方のパターン,雄 花・雌花の組み合わせのパターン,穂と比較しての葉の長さ,葉の根元の様子,葉の 断面(V字かM字か),根元の色などです。中には双眼実体顕微鏡でないと判断が付 きにくいような内容もあって,かなりマニアックな世界でした(笑)。  こういった研修会を受講した時によく思うのですが,受講後は,研修で扱った生き 物がやけに目に付くんですよね。今回も,研修会終了後,1人で草原内を歩き回った のですが,なんだかやたらスゲが目についてしまいました。  それにしても,スゲってすごいです(どうすごいかは最後まで読んでね。ちょっと 専門的だけど・・・) 界門綱目科属種(これで,かい・もん・こう・もく・か・ぞく・しゅ・・と読みま す)というのを理科で習いませんでしたか? 生き物の分類の「レベル」を表す言葉 です。住所に例えるなら,国県市町字ってところでしょうか。界が一番大きいレベル で,例えば「動物界」「植物界」「菌界」なんてのがあります。種というのが一番小 さなレベルで,一つ一つの生物種を表します。ヒトもセイヨウタンポポも分類学的に は種になります。  属は種の一つ上のレベルで,いくつかの似た種が集まって形成しています。種の集 まりが属なのですから,「生物の分類における一番小さな単位のグループ」とも言え ます。例えば、セイヨウタンポポもシロバナタンポポもカントウタンポポも同じタン ポポ属の植物といった感じです。中には「一属一種」といって,一つの属に一つの種 しかないものもあります。ホモ属にはホモ・サピエンス(ヒト)1種しかありませ ん。  このように一番小さなグループの単位が属なのですが,スゲ属は,それだけで一冊 の分厚い図鑑ができちゃうほど種類が多いのです。だから,すごい。しかも,同じ属 なのですからとても似ています。そんなわけで,見分けるのが大変なのです。おまけ に地味だし・・・。  それで,今回の研修となったわけです。スゲ「属」だけで一冊の図鑑ができちゃう ほど種類が多い・・・ということを説明したくて,クドクド書いてしまいました。 --------------------------------------------------    2.【参加者募集】 ●乙女高原案内人勉強会 3日目● ■月 日 2006年7月8日(土) 雨天結構 ■時 間 午後1時〜 ■会 場 乙女高原 ■主 催 乙女高原ファンクラブ乙女高原案内人の会 ■参加費 無 料 ■内 容 乙女高原の自然の様子をみんなでゆっくり勉強      インタープリテーションのやり方をじっくり勉強 ■申し込み  乙女高原案内人事務局まで。  このメールに返信で結構ですよ。案内人事務局に転送します。 --------------------------------------------------    3.【参加者募集】 ●乙女高原案内人キャンプ● ■月 日 2006年7月29日(土)〜30日(日)  ■時 間 午後3時集合,翌午前9時解散予定 ■会 場 乙女高原 ■主 催 乙女高原ファンクラブ乙女高原案内人の会 ■参加費 実費 ■内 容 今年1月の乙女高原フーォラムでお話を聞いた北垣さんと一緒に夜の森, 夜の動物,夜の自然を観察しましょう。もちろん,それだけでなく,普段,十分にお 話する時間のない「乙女高原サポーター」の皆さんとじっくり交流しましょう。 ■申し込み  乙女高原案内人事務局まで。  案内人,ファンクラブ会員とそのお連れなら,どなたでも参加できます。子どもた ちの参加も大いに歓迎します。  このメールに返信で結構ですよ。案内人事務局に転送します。 --------------------------------------------------   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682  ◎寄付用の郵便振替口座    口座番号 0220−8−71093    加入者名 乙女高原ファンクラブ ●ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・  xxxxx@kougen.otomefc.net (このメールに直接返信でもいいです) ●バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ ●乙女高原ファンクラブのホームページは・・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/ ●「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希 望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メー ル配信のリストに加えます。お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したい ので,あえて自動配信のメールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。ウ イルスが怖いので,最低週に1回はウイルスソフトの更新をしています。   以上。