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 乙女高原メールマガジン 第17号・・2001. 5.16.

発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住)

     Eメールアドレス  xxxxxx@j-gate.net

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   (((植原からのメッセージ)))

 毎年好例の家族行事になっている『ゴールデン・ウィークの山登り』。今年は小楢山に
登りました。5月4日に登ったのですが,途中,日陰に雪があるのを見つけ,びっくり。
根雪ではありません。きっと前日降ったのでしょう。珍しくて何枚もシャッターを押しましたが,
高くなるにしたがってどんどん雪は珍しくなくなり,結局,山頂近くでは雪を踏みしめて歩くはめになりました。

 まず,幕岩の方へ行きました。このルートの最後には鎖場があります。小学生になったばかりの
下の子を上まで登らせるのは大変でした。鎖をしっかり持たせ,子どもに下から覆いかぶさるような感じで
ぼくも鎖を持ち,ゆっくりゆっくり登りました。腕と手がとても疲れました。

 岩の上は教室2つ分くらいの広さです。ここで景色を眺めながら弁当を食べました。

 そして,また,苦労しながら鎖を降り,小楢山の山頂を経由して焼山峠まで下ってきました。

 アケボノスミレやタチツボスミレ,ヒカゲツツジくらいしか,花を見ることはできませんでした。
なんたって,まだ雪があるくらいですから…

 

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 乙女高原ボランティア〜遊歩道作り

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 前号のメールマガジンでもお知らせしましたが,今月27日(日)に乙女高原の遊歩道作りを
します。土が崩れてしまっている道をふさぎ,新しいルートを開拓します。ルートに沿って杭を打ち,
ロープを張って,草原の中に入れないようにします。

 ご意見を募集したところ,塩山市のAさんより,次のようなご意見をいただきました。ありがとうございました。

 ※      ※      ※

 遊歩道について,大菩薩のこの連休でちょつと気が付いた事をお知らせします.

 5月2日から3日に掛けて、峠付近で40CMほどの積雪になりました。それで翌日には気温が高いので
解け始め,登山道は田んぼの中のようにぬかるんだようです。そのためから松尾根などでは,わざわざ,
道を外れ笹を踏んで歩いていた人もいて,登山道の廻りの笹がかなり倒れていたようです。

 その様な場合を考えてぬかるみそうな所には(かなり大変な事だとは思いますが)

階段や木道もしくは真中に倒木を1本置くだけでも違うと思います。本当に大変な事だとは思いますががんばって下さい.

 ※      ※      ※

 4月28日に新しいルートを現地で検討し,その後,乙女高原ファンクラブ事務局でルートの測量をし,
5月15日には乙女高原ファンクラブ世話人会で遊歩道作りについての打ち合わせをしました。
10人の世話人が牧丘町総合会館に集まりました。

 ルートについては基本的に原案でいいだろうということになりましたが,ボランティア作業の日に
どれくらい人が集まるか分からないので優先順位を決めておくこと,あらかじめ,ルート沿いに
ビニールひもを張っておき,間違いのないようにすることが決められました。

 張るロープについては以前から,「目立つ方がいい(侵入してはいけないことがよくわかる)」という意見と
「目立たない方がいい(景観が台無しになる)」という2つの意見がありました。結局,景観や環境に配慮し,
目立たないもの,ビニールやナイロンではなく自然素材のものを選ぶことになりました。

 道の幅は 1mもあればいいだろう,ロープは昨年のものより太めのものの方がいいだろう,
かけや(大きなハンマーのようなもの)で杭を打つのはとても力が要るので,多くの人に参加してもらいたい…など,
活発に意見が出されました。

 皆さんもぜひ,『乙女高原ボランティア』にご参画ください。5月27日,サクラスミレ咲く乙女高原でお待ちしています。

 

  ((((乙女高原ボランティア『草原内の遊歩道作り』))))

・5月27日(日)9:30−15:00(小雨決行)

・乙女高原グリーンロッジ前集合

・参加費 100円

・持ち物 軍手,昼食,飲み物,雨カッパなど

・内 容 草原内に杭を打ち,ロープを張ります。力自慢の大人ばかりでなく,お子さんにもできる仕事があります。

・連絡先 乙女高原ファンクラブ事務局(牧丘町役場内)

     otome@town.makioka.yamanashi.jp

    (このまま,ぼくに返信してくださっても結構です)

 

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 シカの糞のナゾが解けた!?・・・5月12日

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 メールマガジン前号に「黒い普通のシカの糞に混じって,茶色い糞も見つかりました。
食べ物の違いが糞の色の違いになるのでしょうか? ちなみに,茶色いシカの糞というのは,
初めて見ました」と書きましたが,このナゾが解けたような気がしましたので,ご報告します。

 5月12日,今度も家族で乙女高原近くの山に山菜取りに出かけました。ぼくが毎年,
この時期に歩いている山です。この山ではいたるところでシカの糞が見つかるのですが,
今年は茶色の糞ばかりが落ちています。

 山道を歩いていると,幹の表面が削られてしまった木がたくさん見つかりました。

ちょうどぼくの胸から腰にかけてくらいです。全面が削られているわけではなく,片側だけ
という木がほとんどでした(でも,木の表面全部が削られているという木もありました)。
幹ばかりでなく,枝や根元が削られているのもありました。見つけた半分以上がウラジロモミでした。
近づいてよく見てみると,削られて材が見える部分に,さらに彫刻刀で彫ったような跡がたくさんついています。

 察するに,シカが飢えをしのぐために木の皮を食べたのではないか? 木の皮なんかを食べているから,
糞の色がこんなになったのではないか? と考えたのですが,

この推論は正しいのでしょうか?

 それにしても,シカの黒くない糞なんて初めてです。昨冬はよっぽど雪が多くて,

食べ物に困ったのでしょうか・・・・??

 

(この号は238人の読者の皆さんにお届けしています)

 

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