□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第170号 2006.8.2. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【観察報告】7月22日の乙女高原  NEW! 2.【活動報告】乙女高原案内人キャンプ 7月29日(土)〜30日(日) NEW! 3.【参加者募集】マルハナバチ調べ隊 8月6日(日) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@8月6日(日)は今年2回目のマルハナバチ調べ隊です。今年はマルハナバチの 「当たり年」らしくて,7月30日の調査では今まで手最高の178頭がラインセン サスで観察できました。6日は午前10時,乙女高原グリーンロッジ前集合。参加費 無料。終了は午後2時半の予定です。ふるってご参加ください。(→3) ●Aいよいよ夏の乙女な花たちが咲き始めました。ヨツバヒヨドリ,コオニユリ,シ モツケソウ,ヤナギラン,クガイソウなど。夏の避暑に,ぜひおいでください。 ●B立て続けに,いろいろな助成や表彰が決まり,うれしい悲鳴を上げています。 まず,「乙女高原における自然調べを活かした環境教育事業」で申請した全労済環境 活動助成の助成が決まりました。次に,「乙女高原案内人養成講座報告書の作成・配 布」で申請した山梨鈴木助成事業財団の助成が決まりました。そして,第12回コカ・ コーラ環境教育賞の主催者賞をいただけることになりました。これも皆さんの活発な 活動が評価されたものと嬉しく,また,ありがたく思っています。 ●C7月22日から乙女高原案内人の夏の自主(インタープリテーション)活動が始ま りました。毎土・日曜日に案内人が交代で乙女高原に駐在し,訪れている方々の案内 を無償でしようというもの。夏の乙女高原に行かれたら,ぜひ,マルハナバチとレン ゲツツジのワッペンを付けている乙女高原案内人に声をかけてください。 ●D次回世話人会は9月13日(水)午後7時半から牧丘総合会館2階会議室です。 多くの方に参加していただきたいなあと思います。 --------------------------------------------------  1.【観察報告】 ●7月22日の乙女高原●  とにかく雨がよく降りましたね。おかげさまで,2週間ほど乙女高原に行くことが できませんでした。この日,ようやく薄日が差す程度の天気になったことだし,仕事 を半日で終わらせ,半年休を取って乙女に行くことにしました。というのも,この日 から乙女高原案内人の皆さんの夏の自主活動が始まるのに,自然観察のツールなどが 運び上げてなかったからです。  林道を走っていると,白い花が目に付きました。  まずはヤマユリ。その大きな花に思わず車を止めて,じっくり見とれてしまいまし た。次にウツギ,ヤマアジサイ,ノリウツギがたくさん見られ,柳平からトンネルを 抜けて,大きな橋を渡ったところで,つる性のツルアジサイとイワガラミ。これら5 種はいずれもアジサイ系(ユキノシタ科)の木の花です。  焼山峠に着くと,そこから塩平に降りる焼山林道のゲートが閉まっていました。乙 女高原に着いて,グリーンロッジの駐車場に入れようと思ったら,乙女高原の先の2 つの林道のゲートも閉まっていました。つまり,そま口林道経由でしか乙女高原には 行けなかったということです。  これもあの長雨の影響です。  ロッジに着いたら,すでに何人かの案内人が案内活動を始めていらっしゃいまし た。交通費も出ないボランティア活動です。本当に頭が下がります。でも,そんな案 内人の後ろ姿こそが乙女高原の大切な大切な財産だと思います。  さて,久しぶりの乙女高原です。さっそくマルハナバチの観察コースを歩いてみま した。トラマルハナバチ−ノアザミ4,トラマルハナバチ−ウツボグサ2,オオマル ハナバチ−クガイソウ1と,7頭しか観察できませんでした。1週間後には,これが 激増することになるのですが・・・。  ヒヨドリバナに止まっているアサギマダラ雄の姿も2頭,見ました。それにしても あでやかな羽根ですね。  午後から登ってきたし,また,案内人活動の荷物の整理もあって,あまりじっくり 歩き回ることはできませんでしたかが,久しぶりに乙女高原の姿を見て,なんだか ホッとしました。  もっとも,翌日にも,足りない荷物を持って,登るハメになったのですが・・・ --------------------------------------------------    2.【活動報告】 ●乙女高原案内人キャンプ● 7月29日(土)〜30日(日)   「乙女高原案内人の会」主催のこのキャンプも2度目(2年目)となりました。参 加者はなんと35人! ロッジには去年と同じように笛吹市春日居町の国府囃子保存 会の子どもたちも一緒に泊まりましたから,ますますにぎやかになりました。  今年の目玉はなっといっても,ゲストの北垣さんです。去年,モモンガに会いたく て,夜の森に赤セロハンを付けた懐中電灯を持って,みんなでゾロゾロ出かけました が,闇夜に闇雲に歩いても出会えるわけはありません。そこで,今年は動物観察のプ ロである北垣さんから,観察の手順や目の付け所を伝授していただこうというわけで す。  夕方,ロッジの中で北垣さんの説明を聞いてから,外へできました。歩きながら, 野ネズミが出そうな場所を北垣さんに教えていただきました。野ネズミがどんな場所 を好むかを教えていただいたら,今度は1人1人で,野ネズミに出会えそうな場所に オートミールを少しずつ置いてきました。オートミールはオーツ麦(エン麦)を蒸し てから押しつぶし,乾燥させたものです。これをエサにして,野ネズミたちをおびき だそうという作戦です。  ここまでの作業が終わったら,みんなで夕食作りに取りかかりました。キャンプ定 番のカレーライスを作りました。途中,「肉がない!」というハプニングに見舞われ ながらも,楽しく作ることができました。  食後に,仕掛けたオートミールを見に行くことにしました。赤セロハンをはった懐 中電灯を持って,そーっと。ぼく自身は片付けをしていて見に行かなかったのです が,半数くらいの人が野ネズミに出会えたようです。  ロッジに帰ってきてから,「分かち合い」と「まとめ」をしました。  まず,「分かち合い」では,野ネズミに出会えた人から,出会った時の様子やその 時の思いを順番に話してもらいました。半数の人は見ることが出来なかったわけです が,見た人の話を聞いて,十分感動できるということがわかりました。お金は分ける と減ってしまいますが,自然観察で得た感動は分けると,どんどん増えるんですよ ね。それがうれしかったです。  そして,最後に,北垣さんから「まとめ」をの話をいただき,質疑応答の時間を 取って,プロクラムを終了しました。  その後は,夕食の片付けを挟んで,エンドレスの飲み合い・語り合い。なかなか じっくりお話をする時間が取れないので,本当に貴重な時間でした。それでも,子ど もたちがもう就寝しているし,明日もあるので,12時ちょっと過ぎには宴たけなわ ではありますが終了して,翌日に備えることにしました。  翌朝は6時過ぎには起き,6時半から朝食の準備。パン,サラダ,ハム,卵に昨日 の残りのカレーもやっつけ,もりもり食べました。  そして,午前中,マルハナバチの調査をするグループと清里から来られる「八ヶ岳 自然クラブ」の方々を案内するグループに分かれて活動しました。  マルハナバチの調査は,春日居の子どもたち全員が参加してくれました。いつもの ように(?)紙芝居を見てもらってから,ラインセンサスをしたのですが,マルハナ バチの数が多すぎてびっくり・・・というより,もううんざりでした。1時間のライ ンセンサスでなんと178頭も観察できたんですよ。20秒に1頭の割合です。マル ハナバチのラインセンサス調査を始めて3年になりますが,今までの最高記録となり ました。  簡単な昼食を取って,解散しました。  もちろん,解散後も残って案内活動をされた案内人もいらっしゃいます。  幹事の三枝さん,原さん,小林さん,ご苦労様でした。ありがとうございました。 --------------------------------------------------    4.【参加者募集】 ●マルハナバチ調べ隊2006● ■月 日  第1回 2006年6月25日(日) ・・・【好評のうちに終了】  第2回 2006年8月 6日(日) ・・・【今回】  第1回 2006年9月 9日(土)    いずれも雨天中止(雨が降ったら,ハチはほとんど飛びません) ■時 間 午前10時〜午後2時30分 ■会 場 乙女高原 ■主 催 乙女高原ファンクラブ ■参加費 無 料 ■内 容 マルハナバチのおさんぽ調査(ラインセンサス)      マルハナバチ待ち伏せ調査 など ■募集人数 小学校4年生以上 20人(申し込み順)  ただし,保護者と一緒なら,それより小さい子も参加できます。 ■持ち物 筆記用具,弁当,雨具。(ある方は)双眼鏡,ルーペ,図鑑など。 ■服 装 活動のできる服装。帽子は必ずご用意ください。日差しが強いので,肌が 隠れる衣服がお勧めです。標高1700メートルですから,太陽が見えないと,夏でも寒 いくらいです。 ■申し込み  乙女高原ファンクラブ事務局まで。このメールに返信で結構です。 --------------------------------------------------   【乙女高原ファンクラブ事務局】 植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3       電話とファックス 0553(35)3682  ◎寄付用の郵便振替口座    口座番号 0220−8−71093    加入者名 乙女高原ファンクラブ ●ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・  xxxxx@kougen.otomefc.net  (このメールに直接返信でもいいです) ●バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ ●乙女高原ファンクラブのホームページは・・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/ ●「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希 望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メー ル配信のリストに加えます。お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したい ので,あえて自動配信のメールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。ウ イルスが怖いので,最低週に1回はウイルスソフトの更新をしています。   以上。