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 乙女高原メールマガジン 第018号 2001. 6. 1.

発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住)

      Eメールアドレス  xxxxxx@j-gate.net

 

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   (((植原からのメッセージ)))

 遊歩道作りの前日(5月26日),一人で乙女高原へ行きました。21日に乙女高原
ファンクラブ世話人有志により,遊歩道のルート上に基準となる杭を打ち,ルートの
目安になるようビニールひもを張っておくという準備をしていただきました。その杭が
転んでないか,ビニールひもがはずれてないかを確信し,さらに,ルートに本当に
問題がないかを自分の目で確かめようと考えたのです。

 

 乙女高原はミツバツチグリとキジムシロという小さな黄色い花が地面を飾り,ところ
どころサクラスミレ(日本で一番大きな花を咲かせる野生スミレ)やフデリンドウの花が
見られました。ヤマドリゼンマイというシダの芽生えは,まるで恐竜かなにかが鎌首を
持ち上げているようでした。

 

 そんな発見を楽しみながら歩いていたら・・・・。見つけてしまいました。シラカバの
枯れ木にあけられた穴。とてもきれいな円です。そこに1羽のアカゲラが飛んできたか
と思ったら,中からもう1羽が出てきて,中の1羽と交代しました。交代した後,
なかなか巣穴から出て来ないところをみると,どうやら卵を温めているようです。

 次回の『乙女高原ファンクラブ』の事業は6月9日(日)の『野鳥観察会』なのですが,
きっとそのころには,巣穴にせっせと餌を運ぶアカゲラの姿が見られるのではないかと思います。

 

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 雨の中の遊歩道作り・・・6月27日

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 遊歩道作りの日は,朝からシトシト雨が降っていました。雨の乙女高原はレインウェアを
着ていても寒いくらいです。

 そこで,はじめの会は,予定を変更して,ストーブを焚いた乙女高原グリンーロッジの
ホールで行いました。広瀬牧丘町長さんをはじめ,遠くは神奈川や東京から,雨天にも関わらず,
20名を越える方々が参加してくださいました。本当にありがたいことだと思います。

 あいさつ,作業の説明,自己紹介と続き,雨の高原に元気よく飛び出し,作業を始めました。
作業は,ルートにそって杭を打ち,それにほどけないようにロープを張っていくというものです。
字で書いてしまえばたったこれだけのことですが,杭やロープを運ぶにせよ,打つにせよ,
ロープをきつく引っ張るにせよ,大変な重労働です。

 途中,杭が足りなくなり,急きょ,ロッジの裏につんである材木の中から使えそうなものを
引っ張りだし,長さを揃えて切り,なたを使って先を削って尖らせるという作業を行いました。
先を削る作業を1ダースも続ければ,なたを持つ右手の握力がおかしくなってしまいます。
普段,いかに筋力を使ってないか,身に沁みました。

 

 ぼくは,当日午後,甲府で予定されていたやまなし野鳥の会の30周年記念『自然派シンポジウム』
に出席するために,後ろ髪を引かれる思いで,お昼前に乙女高原を後にしました。シンポジウムでは,
もちろん乙女高原の保全活動への取り組みについて話題提供させていただきました。

 その日の夜,事務局の恵里ちゃんから「結局,4時すぎまで作業をし,遊歩道はほぼ完成しました」
というメールをいただきました。

 

 乙女高原へ行って,杭やロープを見たら「ああ,これはボランティアによって雨の中,打たれたり,
張られたものなんだなあ」と思ってください。そして,もし,そのロープを越えて,草原の中に入っている人を
見かけたら,乙女高原の草花は踏みつけに弱いことを説明し,中から出るようお願いしてください。

 そして・・・次回の『乙女高原ボランティア』にはぜひ,ご参画ください。世話人一同,皆さんのご参画を待っています。

 

  ((((お願い! 遊歩道,あなたなりの検証を!))))

 できるだけ多くの人の意見を聞きながら,また,乙女高原の自然を自分たちの目で確かめながら,
乙女高原の遊歩道のルートを変更しようと意志決定し,新たなルートも決めました。

 ですが,新ルートはこれでよかったのか? また,遊歩道の作り方はこれでよかったのか?・・・
については,きちんと検証しなければならないと考えています。

 そこで,もし,乙女高原に行く機会がありましたら,ルートのとりかたや遊歩道のあり方をじっくり観察し,
あなたのお考えや感想・評価をぜひ,教えてください。みなさんの声をもとに,遊歩道の検証を行っていきたい
と思います。よろしくお願いします。

 

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 次回の乙女高原ファンクラブの事業は・・・

   6月9日(土) 野鳥観察会

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・6月9日(土)9:30−12:00(雨天中止)

・乙女高原グリーンロッジ前集合

・参加費 100円

・持ち物 帽子,筆記用具,(あれば)双眼鏡,野鳥の図鑑など

・内 容 乙女高原は『山梨の野鳥観察地』15ケ所の一つになっていて,多くの野鳥

     が観察できる場所です。

     今回は『やまなし野鳥の会』の方々のご指導によって,亜高山帯の野鳥を

     じっくり観察したいと思います。

     なお,5月27日の段階で,すでにレンゲツツジのつぼみが大きくふくらん

     でいましたので,この日はレンゲツツジのきれいな花(もしかして満開?)

     も見られると思います。

・連絡先 乙女高原ファンクラブ事務局(牧丘町役場内)

     0553−35−3111(代)

     otome@town.makioka.yamanashi.jp

    (このまま,ぼくに返信してくださっても結構です)

    (県外から来られる方などで,前泊・後泊を希望される方も事務局まで

     お問い合わせください)

 

※『乙女高原ファンクラブ』の,この次の事業は・・・

 8月5日(日) 乙女高原自然講座『夏のお花たち』

 9:30−12:00(小雨決行),乙女高原グリーンロッジ前集合

(この号は238人の読者の皆さんにお届けしています)

 

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