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 乙女高原メールマガジン 第032号 2001.10. 8.

 

発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住)

      Eメールアドレス  xxxxxx@j-gate.net

 

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   (((もくじ)))

1.10月7日の乙女高原〜ヒミズが鳴くのを聞いた!

2.今年の乙女高原草刈りボランティアに『ボラボラ』として参加を!

 

※このメールマガジンはまったくの『手動』で(メルマガ配信サイトは利用せず

に),ご希望の方に無料で配信しています。ご希望の方がありましたら,植原まで

メールアドレスとお名前を,電子メールにて送ってくださいますよう,お話くださ

い。

 

※「乙女高原ファンクラブ メーリングリスト」に登録していただけましたか? 登

録の仕方はいたってかんたん。(今号の巻末を見てください)乙女高原ファンのみん

なで,リアルタイムな意見のやりとりをしましょう!

 

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1.10月7日の乙女高原

 〜ヒミズが鳴くのを聞いた!〜

 

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 昨日(10月7日),乙女高原に行ってきました。その様子をリポートしますね。

 いつもと同じように,塩平・焼山峠を経由し,林道を自家用車で行きました。林道

を走っていると,マムシグサの真っ赤な実が目立ちました。

 乙女高原に着くと,もう秋も終わりって感じです。シャツ+トレーナー+ジャケッ

トでちょうどいいくらいでした。グリーンロッジの庭にあるミズナラの木の下にはた

くさんのどんぐりが落ちていました。深い茶色で,とってもころころ,よく肥えてい

ます。

 

 草原の中を歩きました。元気に花をつけているのは,ヤマラッキョウとトリカブト

くらいです。「乙女高原って,こんなにヤマラッキョウが多かったかしら」と思うほ

ど,至る所でヤマラッキョウの赤紫の花が目立っていました。リンドウは,まだほと

んどが蕾でした。これからどんどん寒くなるのに,これから花を咲かせるものもいる

んですね。

 マルハナバチが訪れていた花もありました。気温が低く,動きが緩慢です。じっく

りハチの様子を観察するには,今頃の方が夏より適しているかもしれません。それに

しても,マルハナバチってずんぐりむっくりしていて,羽根がとても小さく,「よく

あの重たい体を小さな羽根で持ち上げられるもんだ」と思いました。

 

 種子が熟している花もたくさんありました。

 ハンゴンソウ,ゴマナ,ヒヨドリバナ,ノアザミなど,キクの仲間の綿毛が目立ち

ます。おもしろかったのは,マルバダケブキという鮮やかで大きな黄色い花を付ける

草。花を咲かせる時には,せいぜい1〜1.2メートルくらいの高さですが,綿毛の

種子をできるだけ遠くに飛ばそうというこの時期,1.7メートルくらいの背丈に

なっていました。そういえば,タンポポも同じように綿毛の時期になると茎(正確に

言うと「花柄」)を高く持ち上げますよね。

 ヤナギランも,小さな小さな種子のついた綿毛を付けていました。

 

 いろんな葉の色に,目移りしてしまいました。

 「ブナじいさん」への道では,ウリハダカエデの透けるような赤い色,自己主張が

はっきりしているヤマウルシの赤い色・・・と,赤い色がたくさん見つかりました。

ヤナギランやタチフウロの「草もみじ」も見事です。

 草むらの中では,オケラが目立っていました。他の草に先駆けて,葉の色が変わっ

ていたからです。それも,いぶした金のような色です。このまま金属製のつぼにでも

挿せば,金細工の草のように見えるでしょう。なかなかシブイ色です。

 

 「天然ドライフラワー」になっている草を取っているおばさんがいました。近づい

て注意しようと思ったら,逃げられました。

 でも,この時期,少しくらいなら,ドライフラワーを取ってもいいのでは?(ドラ

イフラワーを取るようなイベントは?)・・・また,この時期だったら,ロープ関係

なしに草原内を歩きまわる観察会をやってもいいのでは?・・・という考えが浮かび

ましたが,なかなかムヅカシイです。

 「観察会なら(ドライフラワーを)取ってもよくて,一般の人が来て取るのはダメ

なのか?」「どの程度の量なら(取っても)大丈夫なのか?」「この時期なら(草原

内を)自由に歩いてもよくて,普段ならダメなのか?」といった疑問にいちいち答え

ていかなくてはなりません。正直なところ,その覚悟はまだできていません。

 

 さて,そろそろ帰りましょうと,下の駐車場のわきを歩いていたら,その道をグ

レーの小さな物体がカサコソと横切りました。「ネズミだ!」と直感しましたが,赤

茶色ならアカネズミだけど,今のはグレー。ヒメネズミにしては大きかったし・・・

と結論が出ません。

 「今のはなんだったんだろう?」と思いながら道路を歩いて登っていたら,道路の

脇に沿って走るネズミらしき小動物を発見。道路の脇がL字状になっていて登れない

ので,しかたなく,そのL字の所を道路に沿って走っているようです。よく見たら,

それはヒミズでした。

 ヒミズは普通,雑木林の落ち葉の中に住んでいて,落ち葉と土のちょうど境目のあ

たりにトンネルを掘り,そのトンネルを行き来しながら,ミミズや昆虫の幼虫などを

探して食べている,モグラの親戚のような動物です。

 それにしても,すごいスピードです。時々,止まっては,鼻を前に突き出し,にお

いをかいでいます。そして,びっくりしたのは声を出したことです。ギーとかギュー

と聞こえる,機械音のような声でした。ヒミズが鳴くというシーンは初めてみまし

た。しかも,その時,一回だけでなく,何回も。

 「こんなに全速力で走り続けたら,とてもじゃないけど死んじゃうよ」

 「それに人間が作った道路で,苦しんでいるわけだし」

ということで,両手でヒミズを追い込み,そのまま包み込むようにしてヒミズを捕ら

え,ミズナラの木の根元に逃がしてやりました。

 

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2.今年の乙女高原草刈りボランティアに,

  『ボラボラ』として参加を!

 

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 今年の乙女高原草刈りボランティアも昨年と同じく11月23日に行われることに

なりました。去年は200人もの方が「お金(・・・といっても保険料の100円で

すが)を払って労働する」というこのイベントに参加してくれました。

 今年もまた,多くの方に参加していただきたいなあと思っています。

 そこで,

 

 【お 願 い  1】

●できるだけ多くの方に,このイベントの話をし,参加するようお誘いください。マ

スコミ等にももちろんPRのお願いはしますが,やっぱり口コミが一番です。

 

 さて,昨年の草刈りの反省です。

 皆さん,作業をするボランティアとして非常に張り切って参加してくださいまし

た。

 ところが,そういう方々を受け入れる,こちらの態勢が十分ではありませんでし

た。

 どういった刈り方をするのか? 刈った草をどこに運ぶか?・・・といった連絡が

十分に取れたとは言えないのです。

 例えて言えば,作業をする「筋肉」はたくさんあるのですが,それら同士やそれら

と脳を結ぶ「神経」が十分でなかったのです(変なたとえですが・・・)。

 今年も,多くの方が「筋肉」としてこのイベントに参加してくださるでしょうが,

「筋肉」として参加してくださる方が多ければ多いほど,「神経」も充実させなけれ

ばなりません。そこで,

 

 【お 願 い  2】

●「筋肉」ボランティアとしてはもちろん,「神経」ボランティアとしても参加して

いただけないでしょうか? 言ってみれば,ボランティアの人たちのためのボラン

ティアをするわけで,これを『ボラボラ』と名付けました。「神経ボランティア」で

もいいのですが,これでは誤解を生みそうなので,こんな名前にしてみました。

 

 さて,ではボラボラとして何をするか・・・ですが,まだファンクラブで正式に決

まったわけではありませんが,事前に一度,ファンクラブ事務局や世話人会と一緒に

打ち合わせをし,どんな範囲で草刈りをするのか? 分担は? どんな刈り方をする

のか? 刈った草をどこに運ぶのか?・・・などについて協議し,共通理解します

(できれば,現地で一週間前程度に行うのがいいと思う)。そして,草刈りボラン

ティア当日は,その内容を参加者の皆さんに伝えていただきたいのです。

 

ちょっとレベルアップしたボランティアとしての関わりです。希望される方,植原

まで返信をお願いします。

 

●○●○●○メーリングリストへの参加方法●○●○●○

(1) otome_fc-kari@cablefreepc.org
へ、以下の内容のメールを送信してください。
   subscribe あたたのお名前(ローマ字)
 例・・・牧丘花子さんだったら、
   subscribe  Hanako Makioka
Subject (件名)は問いません。

(2) メーリングリストサーバーから、自動応答でメールが返信されます。返信さ
れたメールの中にある confirmから始まる行全部をそのまま
otome_fc-kari@cablefreepc.org
へ返信してください
(confirm に続く、数字の列は、認証キーで一人一人違います)。

(3) 上記、2つのメールで参加手続きが行われ、参加処理が完了した旨のメール
が返信されます。

7.脱退方法
脱退したいときには、本文の先頭に byeと書いたメールを
otome_fc-kari-ctl@cablefreepc.org
宛てに送ってください。

メーリングリストへの投稿は、

otome _fc-kari@cablefreepc.org へ送ってください。でも、confirm の行全体を送

るメールには自己紹介を入れないでください。参加メンバーに送られません。

 

  みなさんの積極的な活用を期待しています。