□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第045号 2002.5.9. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住) □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■    ((( も く じ ))) 【お知らせ】   ・いよいよ今度の日曜が観察会です 【乙女高原リアルタイムリポート】   ・5月6日の乙女高原・・・タゴガエルが鳴いていた 【メーリングリストの話題から】   ・乙女高原フィールドミュージアム構想 その3 ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・      [mailto:xxxxxx@j-gate.net] バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・    http://www.otomekougen.npo-jp.net/mailmagajin.html 乙女高原ファンクラブのホームページは・・・・・    http://www.otomekougen.npo-jp.net/ ======================== 【お知らせ】   ・いよいよ今度の日曜が観察会です ======================== ●今度の日曜の観察会は・・・・第2期 乙女高原自然講座    不思議! 土の中からカエルの声・・・タゴガエルの観察会   まだ若干、定員に空きがあります。ぜひ、「早春の」乙女高原に来てください。 タゴガエルばかりでなく、シャワーのような野鳥のさえずりや、スミレを代表とする 早春の草花に会えますよ。  なお、この日の午後に,遊歩道作りの下見と準備を行います。草原を守るための欠 かせない作業です。こちらのほうにもご参加ください。よろしくおねがいします。 ■日時 5月12日 9時半―12時 ■集合は乙女高原グリーンロッジ前 ■問い合わせ・申し込み先 ファンクラブ事務局        〒404-8550 山梨県東山梨郡牧丘町窪平350        0553−35−3111内線141(牧丘町役場内)        Fax 0553−35−3733        otome@town.makioka.yamanasi.jp ■参加費 だれでも一人100円 ■申し込み 先着30名 親子歓迎 電話等で ■雨天時 小雨決行(結構) ■持ち物 筆記用具、あれば虫めがねなどの観察用具  なお、乙女高原草原ボランティア2002・・・草原の遊歩道作りは・・・ ■日時  第1弾 5月19日 9時半―15時 草原の遊歩道作り  第2弾 6月9日 9時半―12時 遊歩道のメンテナンス ■問い合わせ・申し込み先 タゴガエルの観察会と同じ ■参加費 無料 ■申し込み 親子歓迎 電話等で(定員はありません) ■雨天時 小雨決行(結構) ■持ち物 軍手、雨具、弁当、(ある人は、なた、かけや、ペンチ、ナイフなどの道 具) ======================== 【乙女高原リアルタイムリポート】  ・5月6日の乙女高原・・・タゴガエルが鳴いていた ========================  大型連休最後の日、下界は暑いくらいの陽気でした。乙女高原もこの季節の乙女に しては暑いくらいの陽気でしたが、長袖シャツの袖はまくれませんでした。  とにかく鳥の鳴き声がすごかったです。  林道ではウグイス、オオルリ、コマドリ、ミソサザイなど。  草原では、ホオジロ、ビンズイ、ウグイス、ヒガラ、コガラ、エナガ、ゴジュウカ ラ、アカハラ、カケス、アオジ、アカゲラ、コゲラ、ツツドリ、アオバト、・・・・ ・。  乙女はゴジュウカラとヒガラが多いような気がします。  ヒガラなんて、歩き始めてすぐに、デジカメの準備をしているぼくの1メートルく らいの枝まで近づいてきました。また、湿地の調査をしているときには、そこで仲良 く水浴びをし、羽づくろいをしている夫婦の姿が観察できました。また、お昼を食べ ていたら、なんとベンチの上にまで飛んできました。手を伸ばせば、さわれるような 距離でした。  さて、今回の一番の目的は、1週間後に迫ったタゴガエルの観察会の下見です。草 原周辺の湿地を歩きまわりました。  山梨高校(以前は女子高だったんですよ。・・・関係ないけど)の寮があった裏の 湿地にも行ってみました。おそらく寮の水源として使われていただろうと思うのです が、直径1メートルほどのコンクリートの土管が垂直に湿地に埋められていました。 覗き込んでみると、中にはきれいな水が入っています。水深1メートルほどでした。 きっとここから寮に水を引いていたんでしょうね。  湿地をいくつか回ってみましたが、どこもタゴガエルの声は聞こえています。これ なら観察会は大丈夫だと思いました。  サンリンソウやクリンユキフデの花がそこかしこに見られました。  森の中も歩き回ってみました。  鳥たちの行動がとても活発です。ヒガラがえさを巣穴に運んでいるところを見まし た。  今回、はじめてキバシリという鳥を見ました。すごく小さくて、目立たない色をし た小鳥です。カラマツの幹を垂直に登っていき、枝の根本から先の方へえさを探しな がら進んでいって、ある程度行くと、また、幹に飛んで帰り、垂直に登って・・・と いう動作を繰り返していました。  そのうち、飛び立ったと思ったら、枯れ枝に止まり、そこの穴に入っていきまし た。きっとここで子育てをしているんでしょうね。  「早春の妖精」ともたとえられるヒメギフチョウの幼虫が食べるウスバサイシンと いう草を探すのも、今回の目的の一つでした。あまり多くはありませんでしたが、 何ヶ所かで見つけることができました。この草、ちょうど双葉をそのまま大きくした ようなかっこうをしています(つまり、大人の草でも2つしか葉をつけません)。 ラッキーなことに、見つけた一株は,花が咲いていました。地面すれすれに咲いてい る、濃い紫色の,見るからに地味ーな花でした。  マメザクラ(フジザクラ)が下向きの花をつけていました。  草原では、草の芽がだいぶ大きくなってきました。  そんな中で、サクラスミレ(日本で一番大きな花をつける野生スミレ)、アケボノ スミレ、タチツボスミレといったスミレ類、キジムシロ、ミツバツチグリといったヘ ビイチゴに似た黄色い花をつける草花たちが咲き始めていました。 ======================== 【メーリングリストの話題から】  ・乙女高原フィールド・ミュージアム構想 その3 ========================       ■意見10■エコミュージーアム構想大賛成です。  説明板の件もご指摘のとおりで、確かに説明板をあちらこちらにあっても知らない 人にはなんだかわからないし、見せかたを考えないと景観上悪くなってしまいます ね。人工物の見せかたには気(木)を使いたいですね。しゃれになってしまいまし た。  サテライトの場所がいっぱいあるのがうれしい悩みですかね。  西保にはサテライトの候補地(素材)がいっぱいあるから。昨年、生捕の三枝 (行)さん宅は茅の吹き替えをしたんです。(成城大学OBの年輪会の方も手伝った そうです)。この茅もかなり以前は、乙女から運ばれたそうです。  まずは、大きな構想を立てて、部分毎に仕分けていく・・・その中で段階的に可能 なものを作成していったら面白いですね。  やっぱり大事なのは、地域学というか歴史の掘り起こしが重要になってくると思う のですが、みんなで協力して文献の読み返しや地域の人から聞き取りなどを行う必要 がありそうです。(このこと自体も楽しそうです)  僕としては、乙女高原付近の歴史というと金峰山信仰・水晶の運搬(縄文時代から 行われたらしい)を当面のキーワードに、子授け地蔵や小楢山なんかからあの付近の 歴史を探りたいと思っています。木地師の事も興味大ですね。調査の方法として甲府 市の黒平何かにも資料が残っているような気がします。 ■意見11■エコミュージアム構想は、非常に分かりやすい「活動のゴール」で、こ れに向けていろいろな資料を集めようという意見は、人に説明するのにとっても明快 でいいなとおもいました。  先日のイノシシ情報も面白かったです。もし、昔から「鉄砲」をやっている人がい たら、いったい、いつくらいから乙女高原でイノシシが現れるようになったか、聞い ていただけますか?  さて、乙女の重要なひとつの要素として「スキー場」というのが出まし たが、スキー場の範囲というのがイマイチはっきりしません。「開設当時はこの範 囲」「昭和30年代はこの範囲」といった時代ごとの変遷をぜひ、知りたいなと思い ます。地図に落とし込めればいいと思います。  と同時に、「第一ゲレンデ」とか「第2スキー場」といった名称があるようなので すが、これについても、どの部分をそう呼ぶのか? とか、「ロープ塔」についての 営業状況や写真などがないでしょうか? ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆  乙女高原メールマガジン 第045号 2002.5.9. 発行者:植原 彰  (xxxxxx@j-gate.net) ※この号は271人の読者の皆さんにお届けしています ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇