□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第081号 2003.8.27. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 1.【観察報告】 8月21日の乙女高原 NEW! 2.【投稿】 調査ご協力へのお礼 国武陽子さんより     3.【募集】 9月23日 マルハナバチ調査     4.【募集】 10月26日 土の横顔を見てみよう!     ※前回のメルマでは日付・テーマが違っていました。すみません ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  (ウエちゃんのひとりごと)  明日(8月31日)は,乙女高原・夏の自然観察会・第2弾です。今年度,養成講座を 修了された乙女高原案内人の皆さんが,それはもう熱心に下見や準備をして,皆さん をお待ちしています。8月最後の日曜日,ぜひ,乙女高原においでください。当日飛 び入り参加,大歓迎! ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【観察報告】  ●8月21日の乙女高原●  8月21.日,久しぶりに乙女高原に行きました。  まず母母峠で景色を見ようと思ったのですが,車を降りてびっくり。ヒヨドリバナ にたくさんのクジャクチョウが群れているではありませんか。思わず何回もシャッ ターを切ってしまいました。きれいですねえ,クジャクチョウ。そのうち,アサギマ ダラも来ました。これもまたきれいですねえ。またまたシャッターをたくさん押しま した。 ●チョウたちの楽園  草原に着きました。さっそく森のコースの遊歩道を歩くことにしました。ちょうど マルバダケブキの大きな,はっきりした黄色の花が真っ盛りです。このマルバダケブ キにたくさんのチョウが来ています。ヒョウモンチョウ,アサギマダラ,クジャク チョウ・・。またまた嬉しくなり,デジカメを向けました。1株に4頭も5頭も止って いることもありました。  ああ,8月後半の乙女高原はチョウたちの楽園ですね!  そのうち,アサギマダラとクジャクチョウには飽きてしまい,いくら近くの花に 止っていてシャッターチャンスでも撮る気がうせてしまいました。なんと贅沢なこと か!  そのうち,マルバダケブキの花に,黒いドレスに細かい緑色のスパンコールを散り ばめたようなカラスアゲハ(もしかしたら,ミヤマカラスアゲハ)が来ました。この チョウの写真を撮るのに夢中になりました。というのも,いくらいい写真を撮りたい からといって遊歩道から中に入るわけにはいかないし,他の多くのチョウと違って, どういうわけかカラスアゲハは蜜を吸っている間もずっと羽根をパタパタしているの で,慎重に近づいてもスッと素早く飛び立ってしまうのです。このチョウの写真を撮 るのに,とても苦労しました。とはいえ,まだ納得のいく写真は撮れていません。  もう少ししたら「ウエちゃんの自然観察記」に,チョウの図鑑をアップしますの で,楽しみにしていてください。 ●チョウのようなガ  まるでお花畑のような乙女の草原を歩いていて,チョウのようなガのような虫が飛 び回っているのを目にしたことはありませんか? 気をつけて見ると,結構な数がい ますよ。大きさはモンシロチョウくらい。羽根は全体的に白っぽくて,薄い黒の水玉 模様がついています。下がわの羽根がオレンジっぽい色のものもいます。  この虫,乙女の草原にたくさんいるということは,なにか乙女の自然を特徴づけて いるんだろうなあ・・・とは予想していました。そこにたくさんいる生き物ほど,そ この土地の自然にマッチしている,つまり,そこの自然を特徴づけている生き物で す。一般的には,数が少ない生き物ほど貴重だと考えられています。それはもちろん 正しいことですが,かといって,数が多い生き物はその土地の自然を「代表」してい るわけですから,これもとても大切であるとぼくは思います。  で,図鑑で調べてみたら,これはヒョウモンエダシャクという名前のガであること がわかりました(たぶん,漢字で書くと,「豹紋枝尺」でしょうね)。図鑑にはこの ガの食草(幼虫の食べる植物)も載っていて,「アセビ,レンゲツツジなど」とあり ました。  納得しました。乙女高原はレンゲツツジが多いので,ヒョウモンエダシャクも多 かったのです。  さて,では,質問。ヒョウモンエダシャクは「みんなの大切な」レンゲツツジを食 べてしまうのですから,悪者ですか???? ●秋の訪れ  マツムシソウ,キンミズヒキ,アキノキリンソウ,タムラソウなど,秋のお花たち がいよいよ咲き始めました。  夏の乙女高原も大好きだけど,秋の乙女高原もとってもいい感じ。なにより静かな のがいいです。  夏のお花たちの実の様子と秋のお花が一緒に観察できる・・・と考えれば,一石二 鳥でしょ?! ぜひ,秋の乙女高原においでください。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     2.【投稿】  ●調査ご協力へのお礼●  マルハナバチのオオバギボウシへの訪花についての調査へのご協力ありがとうござ いました!!!!!!  8月2日から5日にかけて,オオバギボウシに訪花するマルハナバチの調査に乙女 高原ファンクラブより,植原さん,小笠原さん,奥山さん,加々美さん,坂田さんの 5名の方に御協力いただきました。奥山さん,加々美さんは二日間もおつきあいいた だき,小笠原さん,坂田さんは遠方から応援にかけつけてくださいました。  (調査内容は奥山さんと植原さんが詳細にレポートしてくださいましたが,)調査 は朝6時から,11時まで各名に一つのオオバギボウシが複数咲いている場所を担当 していただいて,オオバギボウシに訪花する昆虫をビデオにとることと,マルハナバ チを追跡し,どんな花に,どれくらい長くいて,何をしていたか,を観察していただ きました。(植原注:乙女メルマ079にマルハナバチ調査のレポートが載っていま す)  この調査はオオバギボウシの集団の大きさ(生えているオオバギボウシの数)に よって,マルハナバチのオオバギボウシへの訪花数や訪花の仕方が違うのか?という 疑問を解くために,行っているものです。花の数がすくなくなってしまったらハチは 来なくなってしまうのか?植物の数が少なくなることの影響をしるための調査の一環 です。  マルハナバチの活動は時間帯によって大きく異なるので,同時に複数の場所で観察 する必要があったため,皆さんのご協力なしにはこの調査を行うことはできませんで した。私の不手際にかかわらず,コーディネートしてくださった奥山さんに助けてい ただいてどうにか調査が成功しました。みなさん本当にありがとうございました。先 になりますが,また結果を報告させていただきたいと思います。  調査後にお話をきくと,皆さんそれぞれに,いろいろ面白い観察をなさったようで 興味深く思いました。乙女高原で,マルハナバチに興味をもってくださるかたが増え たこと,とても嬉しく思います。皆さんがマルハナバチを大宣伝してくださっている おかげですね。今回は私の研究における調査にご協力いただいた形でしたが,今後と もいろんな視点で乙女高原の自然を考えていけるような調査をしていけたらいいなあ と心から思いました。   東京大学大学院 生物多様性科学研究室 国武陽子 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     3.【募集】  ●9月23日 マルハナバチ調査●  草原の中の遊歩道をゆっくり歩きながら,見られたマルハナバチの種類や,ハチが 何をしていたかを記録します。国武陽子さんをナビゲーター(水先案内人)としてお迎 えします。ハチの見分け方や調査方法等をていねいに教えていただけます。 ●調査日   @6月15日・日・・・・中止   A7月27日・日・・・・終了   B9月23日・祝・・・・募集中 ●午前10時から昼食をはさんで午後2時ころまでを予定しています。 ●集合は乙女高原グリーンロッジ。雨の場合は中止します。 ●ボランティアの調査隊員・・・募集定員は20人。対象は小学校4年生以上ですが,小さ なお子さん連れの「隊員」も歓迎します。 ●日当・交通費は支給されませんが,ファンクラブから保険加入の費用を出します。 ■問い合わせ・申し込みは・・・乙女高原ファンクラブ事務局 牧丘町役場地域活性課乙女高原係   〒404-8550 (山梨県東山梨郡牧丘町窪平350)     電話 0553-35-3111(内線141 )ファックス 0553-35-3733    E-mail  otome@town.makioka.yamanashi.jp     ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     4.【募集】  ●10月26日 土の横顔を見てみよう!●  植物にとってなくてはならないもの、それは土です。わたしたちにとってもかけが えのない土。しかし、その実体は知らない人が多いのが現状です。土ってなあに?土 はどうやってできるの?土の働きは?このような疑問にせまります。土の観察の仕方 を知りたい!土の秘密を知りたい!実験が好き!自然が好き!皆さん、是非参加して 下さい!これを機会に土壌の博士になろう!! ●主催 筑波大学東照雄研究者グループ ●共催 乙女高原ファンクラブ ●日時 平成15年10月26日(日曜日) 10時〜15時 ●場所 乙女高原グリーンロッジ前集合 ●プログラム(雨天決行) 10:00     集合 10:00〜10:30 土のお話(土壌のイメージや、土と土壌の違いなど、盛りだくさ ん。) 10:30〜12:00 土の横顔を見る(普段上から見ている土を、横からみて、土壌の観察 の仕方やポイントを知る。そして、実際に土壌を触りながら、五感を使って、土壌を 調べてみる。) 12:00〜13:00 昼食 13:00〜14:30 実験(午前中に観察した土壌を用いて土壌の機能実験を行なう。) 14:30〜15:00 まとめ・アンケート(今日覚えた内容を復習し、土壌とは何かを再確 認する。また、アンケートを記入してもらう。) ●対象:子ども(小学生〜高校生)15人(つきそいの方もご一緒にどうぞ) ●参加費用・持ち物:100円(保険料)・お弁当、飲み物、筆記用具、雨具、防寒 具。 ●問い合わせ先:筑波大学応用生物化学系 田村憲司(電話:029-853-7201、 FAX :0298-53-4605、E-mail:tamura@agbi.tsukuba.ac.jp) ●申し込み先:乙女高原ファンクラブ事務局(電話:0553-35-3111、FAX: 0553-35-3733、E-mail:otome@town.makioka.yamanashi.jp) ●申し込み方法:申し込みは電話、FAXまたはE-mailにて、氏名・住所・電話番号・ E-mailを明記の上、お申し込み下さい。(当日参加も可能です)。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・  mailto:xxxxxx@j-gate.net バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※この号は,363人にお送りしています。「乙女高原メールマガジン」は希望する 方に無料で配信しています。まわりにご希望の方がいらっしゃいましたら,アドレス とお名前を「返信」してくだされば,メール配信のリストに加えます。  お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したいので,あえて自動配信の メールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。