□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第088号 2003.12.26. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【報告】 12月13日 意見交換会ならびに交流会                 12月14日 救急法講習会 NEW! 2.【報告】 12月21日の乙女高原    3.【募集】 2004年1月25日 第3回乙女高原フォーラム NEW! 4.【募集】 2004年3月14日 総会と座談会 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@来年1月25日開催の乙女高原フォーラム。ポスターとちらしが出来上がりまし た。乙女高原案内人で,プロ写真家である古屋さんのステキな写真が使われていま す。欲しい方,また,どこかに掲示したり,配布したりしてくださる方,ご連絡くだ さい。 ●A2004年1月7日のサンケイ新聞/山梨版に,乙女高原ファンクラブの記事が載る予 定です。一週間に一回,ボランティア団体を紹介するコラムだそうです。 ●B乙女高原ファンクラブが,若宮賞を受賞することになりました。この賞は,やま なし環境財団(県知事が理事長)による,環境保全活動をしている個人/団体への表 彰制度です。 ●C乙女高原ファンクラブの次回世話人会は新年1月16日(金)の午後7時30分か ら牧丘町総合会館2階です。乙女高原フォーラムについてのスタッフ役割分担が中心 議題になります。 ●D市民山梨学講座「山梨の山 その5 山の環境を守る」の講座の一つとして,植 原が乙女高原での保全活動について話をします。2003年3月6日(土)午後1時半から3 時半。会場は甲府市の県生涯学習推進センターセミナー室です。 ●E第2期乙女高原案内人養成講座の概要が決まりました。日程は来年4月18日,5月 23日,6月6日(いずれも日曜)の3日間。今年も長野の今井信五さんはじめ講師のラ インナップがすごいですよ。募集要項ができあがりましたら,本格的にお知らせしま す。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【実践報告】  ●12月13日 意見交換会ならびに交流会●  ●12月14日 救急法講習会●  暮れも迫った12月13日(土)午後,牧丘の民宿あらい(ご主人は,乙女高原ファンク ラブ会員)に,乙女高原案内人を中心に22人が集合。小林(茂)さんの司会で,今年 一年の案内人の活動を振り返り,来年度の活動について語り合いました。すごいです よ。来年の夏休みの時期には,できるだけ案内人が交代で乙女高原に「貼り付こう」 ということになりました。乙女に行けば,レンゲツツジとマルハナバチのワッペンを 付けた案内人の誰かに会えるという体制が作れそうです。  その後の忘年会も兼ねた交流会,大いに盛り上がりました。いいもんですね,乙女 高原の自然を守りたい・・・という共通の目的をもった人たちの自主的なネットワー クです。その人の素性や職業,肩書きなんてまるっきり関係ない人間関係です。  翌日9時半からは,牧丘町B&G海洋センターに会場を移しての救急法講習会があ りました。これについては,少し詳しく報告します。  講師には日本赤十字社山梨県支部の駒谷治克さんをお願いしました。駒谷さんは, 日赤の救急法指導員ならびに蘇生法指導員で,しかも,「山屋さん」で,しかも,自 然観察指導員。今回の講師にぴったりだと思いました。  駒谷さんは人工呼吸と心臓マッサージの練習ができる等身大の人形を6体も用意し てくださいました。「とにかく何度も何度も繰り返しやって,体が覚えるまでやらな きゃだめですよ」が信条です。  まずドリンカーズ曲線を見せてくださいました。呼吸停止して2分以内なら90 パーセントの人が,3分なら75パーセント,4分なら50パーセントの人が助かる ・・・というグラフです。「だから,できるだけ早く処置しないとなりません」「呼 吸が止る,心臓が止ることと比べれば,骨折なんてたいしたことではありません。骨 折で死ぬようなことはありませんから」「ですから,今日は,人工呼吸と心臓マッ サージをします」  説明はこれだけ。あとは,駒谷さんが見せてくださったお手本を見よう見マネで, 練習しました。  ●倒れている人を見つけたら・・・・ @その人の体全体を観察しながら近づく→ A肩のあたりをトントンとたたきながら「大丈夫ですか?」と尋ねる→ B意識がなかったら,「誰か助けてください。人が倒れています。意識がありませ ん」と,まわりに救いを求める→ C額をやさしく押し倒して気道を確保する→ DC口元に自分のほおを近づけ息を感じながら,胸が動いているかどうかを確かめる → E息をしていないようだったら,さっそく2回,人工呼吸をする→ F頚動脈,大動脈,心臓・・・などで脈を確かめる→ G脈があるようだったら,5秒に1回のペースで人工呼吸の続行  すごいでしょ。これ全部,何も見ないで書いたんですよ。書いた後,講習会でいた だいたパンフレットで確かめたんですが,直す必要は感じませんでした。だって,広 い格技場で暖房がほとんど効かず寒いくらいだったんですが,やっているうちに汗が 出るくらいになったんですよ。何回も繰り返し,しかも,「ハイ,次は始めから5分 間ね」といったスパルタだったんです。おかげさまで,体が覚えてしまいました。  人工呼吸に慣れたところで,心臓マッサージに移行です。  @からFまでは同じ流れです。 G’脈がなかったら心臓マッサージを導入する。マッサージ15回・人工呼吸2回と いうペースを続ける。途中で脈を確認する。  最後にやった練習なんて,「最初から7分間」というハードなものでした。   体が覚えた自信はありますが,できれば,これを実践に移したくないなあと思いま した。  駒谷さん,ありがとうございました。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     2.【報告】  ●12月21日の乙女高原●  12月21日(日),久しぶりに乙女高原に行ってきました。  じつは来年の乙女高原案内人養成講座に,地学の講師として時田恵さんをお願いし ました。電話でお話したところ,早急に一度,乙女高原に行って,現地でプログラム を考えたいとのことでした。そこで,急遽,行くことに。  びっくりしました。乙女は冬景色だろうなあとは予想していましたが,林道を進ん でいくうちに,みるみるまわりの景色が白くなり,ついには道路が真っ白になってし まいました。降りて歩くと,キュッキュッと,鉄腕アトムが歩くときのような音がし ます。  途中,ノーマルタイヤの品川ナンバーの車がスリップして身動きが取れなくなって いました。帰りにもこの車は路肩に止っていました。人気はありませんでした。持ち 主はどうしちゃったんでしょう?  乙女の草原も雪の原となっていました。草原の中を歩き回りましたが,急斜面だと スリップしそうです。深いところでは15センチもありました。  さて,今回の乙女高原行でおもしろかったのが,なんといっても霜柱です。  すごいです。とにかく巨大なんです。長さというか高さが15センチとか20セン チとか。まるで高層住宅のように何段かになっています。これなら説明ができそうで す。一度できた霜柱が昼間も融けず,また夜になると霜柱ができて・・・というのを 繰り返していくうちに,こんな立派な霜柱になってしまったのでしょう。  ぼくは,乙女高原は里に比べて温度が低いので,こんな大きな霜柱ができるのだろ う・・・と単純に考えていたのですが,さすがに時田さんは地学の専門家。「こんな 立派な霜柱ができるのは,低温ばかりではなく,土が問題なんです。ここはよほど霜 柱ができやすい土なんでしょうね」と答えてくれました。  そういえば,朝から歩いたコースを思い出してみても,霜柱なんてなかったもんな あ。特定の場所だけにできるようです。  草原の中の遊歩道を歩き詰めると,見晴らしのよい高台に出ますが,そこを歩いて いる途中(マツの木の下です),まるで床板を踏み抜いてしまったような,落とし穴 にはまったような感じになって,体のバランスを失ってしまいました。  そうです。そこは霜柱の巣窟になっていました。こんなに美しい霜柱を踏み抜いて しまうなんて・・・なんだかもったいない気がしました。ここの霜柱は6段重ね,な んと20センチもの高さがありました。  皆さん,すっごい霜柱が見たかったら,冬の乙女高原がいいですよ。そのうち, ホームページにもアップしますから,ぜひ見てくださいね。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     3.【募集】  ●2004年1月25日 第3回乙女高原フォーラム●  毎年一回,ビッグなゲストを招いて,自然と付き合うコツや乙女高原の自然を守る ヒントをいただいている乙女高原フォーラム。今年はなんと島根県からゲストを呼び ます!  また,全国的に自治体の合併が進められている中,乙女高原をかかえる牧丘も他市 町村との合併協議を進めています。今後も乙女高原の自然や文化遺産をきちんと守っ ていけるかどうかの正念場を迎えていると言っていいでしょう。  ゲストのお話を聞いて草原を守る意義を再確認し,今後,乙女高原をどうしていく か,会場の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。 ・・・・・テーマ・・・・・  教えて! なんで草原を守るの?   −地域にとって草原を保全する意義− ●日時 2004年1月25日(日) 午前10時から午後1時まで ●会場 牧丘町民文化ホール(花かげホール)     牧丘町窪平453-1 電話0553-35−4888 ●入場無料(全席自由) ●ゲスト 高橋佳孝さん(草原の保全に関しての日本の第一人者。近畿中国四国農業 研究センター主任研究官) ●内容 ・第1部 高橋佳孝さんによる講演 ・第2部 パネルディスカッション「これからの乙女高原について語ろう」 ■問い合わせ・申し込みは・・・乙女高原ファンクラブ事務局  牧丘町役場地域活性課内   〒404-8550 (山梨県東山梨郡牧丘町窪平350)   0553-35-3111(内141)   ファックス0553-35-3733   E-mail otome@town.makioka.yamanashi.jp  ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     4.【募集】  ●2004年3月14日 総会と座談会●  座談会では,乙女高原にもっとも近い集落・柳平にお住まいの水上さんから話題提 供していただいた後,参加者全員で,乙女高原について話し合います。 ●日時 2004年3月14日(日) 午後2時から5時まで ●会場 牧丘町総合会館 ■問い合わせ・申し込みは・・・乙女高原ファンクラブ事務局  牧丘町役場地域活性課内   〒404-8550 (山梨県東山梨郡牧丘町窪平350)   0553-35-3111(内141)   ファックス0553-35-3733   E-mail otome@town.makioka.yamanashi.jp  ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・ mailto:xxxxxx@j-gate.net バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※この号は,387人にBCCでお送りしています。「乙女高原メールマガジン」は 希望する方に無料で配信しています。まわりにご希望の方がいらっしゃいましたら, アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メール配信のリストに加えます。  お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したいので,あえて自動配信の メールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。 以上。