■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

乙女高原メールマガジン 第9号・・2001. 2.20.

発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住)

Eメールアドレス  xxxxxx@j-gate.net

乙女高原ファンクラブ otome@town.makioka.yamanashi.jp

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

(((植原からのメッセージ)))

 

乙女高原ファンクラブがいよいよ胎動を始めました。4回の準備会を経て,2月
27日には第1回発起人会を行います。(牧丘町役場にて,午後7時半より。よろし

かったら,のぞいてみてください)。

 

設立にともなう賛同人の募集も始めました。ファンクラブ設立に賛同してくださる

方は,ぜひご一報ください。趣意書に賛同人の一覧表を載せておりますので,賛同し

てくださる方はお名前と,肩書または所属をお知らせください。お願いします。

 

ファンクラブの設立総会は4月22日(日)午後の予定です。会場は牧丘町の文化

ホール。総会にぶつけて『明日は咲こう花咲こう』という昭和38年封切りの映画の

上映も行います。乙女高原付近はこの映画のロケ地だったのです。なつかしい映像が

出てくるのではないかと楽しみにしています。この映画の主演女優は吉永小百合さん。
吉永さんをぜひファンクラブに誘いたいと考えているのですが,どなたか吉永さん
とご縁のある方はいませんでしょうか?

 

 

=========================

乙女高原ファンクラブの賛同人になってください!

=========================

 

【ファンクラブ設立の趣意書】

乙女高原は,牧丘町の西部にある,標高1700mの亜高山性高茎草原を中心とした地域です。

この草原は昭和28年 (1953年)から半世紀に渡ってスキー場として利用されてきました。
そして,スキー場として管理するために,毎年初冬,町の青年団等による草刈り
が行われてきました。草刈りと同時に草原内に侵入した若木まで刈っていたので,
本来ならば草原から森林へと遷移が進むはずなのに遷移停滞が起こり,レンゲツツジ
やたくさんの草花が咲き乱れる,中部地方の亜高山帯特有の美しい草原景観が続いています。

 

ところが,涼しくて俗化していない乙女高原を訪れる人は年々増え,それに伴い,

様々な問題も起きています。例えば,草原内への踏み込み,ゴミ等の放置,植物や昆虫
の違法な採取,帰化植物等の非意図的搬入,遊歩道の土壌浸食などです。

一方,人手不足によって草刈りできる面積が減少し,その結果として,草原内の
いたるところで,止まっていた遷移が進みつつあります。また,雪不足や他の場所での

人工スキー場の開設などにより,乙女高原のスキー場としての使命は終わり,2000年
3月でスキー場用地使用協議も切れました。つまり,「今後はスキー場として管理
するための草刈りは行わない」ということになったのです。

 

このような乙女高原の危機を目の当たりにした私たちは,乙女高原を愛する人びと

がゆるやかにつながりあうネットワークを構築し,乙女高原の自然を守り育てていく

活動を展開し,さらに,それらを情報発信していく必要性を強く感じ,今年4月,

『乙女高原ファンクラブ』という任意団体を立ち上げようと決意しました。

牧丘町在住の方はもちろん,県内県外を問わず,できるだけ多くの方からご意見を

いただきながら,また,実際に参画していただきながら,活動を進めていきたいと
考えております。皆様のご参加・ご賛同を心よりお待ち申し上げます。

 

2001年 2月

乙女高原ファンクラブ 発起人一同

 

【ファンクラブの目的】

乙女高原の自然を次の世代に確実に譲り渡すために,その自然と,人と自然とのかかわりを育む

 

【活動の柱】

1,ネットワーク作り

乙女高原が好きだ」「乙女高原の自然を守っていきたい」など,乙女高原に関わって
いきたいという思いを持っている人がゆるやかにつながりあえる場とする。

 

2,議 論 の 場

乙女高原の自然を今後,どうしていったらいいのかを議論する場とし,その場には

誰でも参加できるように工夫する。

 

3,情 報 発 信

乙女高原の魅力や「乙女高原の自然に親しみ,知り,守るために,こんなことを
していきましょう」という提案などを情報発信していく。

 

4,環境教育・環境保全活動

乙女高原の自然を守ることを目的とした環境教育や環境保全活動を展開する。

 

【具体的な活動(案)】

・自然観察会の開催

・遊歩道のロープ張り

・草刈りボランティアの実施

・座談会の開催

・シンポジウムの開催

・学校の自然教室との連携

・ホームページの立ち上げ

・メールマガジンの配信

・会報の発行  など

 

【会 員】

・会の趣旨に賛同し,入会の手続きを終えた者を会員とする。

・運営資金は,とりあえず助成金と寄付金でまかなうこととする。

寄付金のめやす

個人会員 1, 000円

家族会員 2, 000円

団体会員 5, 000円

特別会員 5, 000円

 

【組 織】

・会員 いつでも,だれでも入会できる

・顧問 若干名

・参与 若干名

・世話人 若干名。

立候補制とする。世話人会を組織し,会の運営について議論したり,運営のための

実務を行う。その中から代表世話人や事務局長,会計,編集局(ニュースレターの
発行),電子情報発信局(インターネットを利用してホームページの開設やメール
マガジンの配信)を選ぶ。

・事務局 当面は牧丘町役場内(地域活性課)に置く。

・会計監査

 

ゆくゆくはNPO法人をめざす。

 

【ご賛同のお願い】

『乙女高原ファンクラブ』設立にご参画・ご賛同をお願いします。具体的には,
賛同人として賛同人名簿に名前を連ねていただきたいと思います。

賛同人になっていただいても,どのような義務も生じません。また,入会につき
ましては,新たに申し込んでいただきます。ですから,純粋に「このような会の設立に

賛成だ」という方は,ぜひ,賛同人になっていただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

乙女高原ファンクラブ 発起人 一同

 

【乙女高原ファンクラブ発起人会  事務局】

牧丘町役場(地域活性課)内

電話 0553−35−3111 内線141

郵便404−8550 牧丘町役場 (山梨県牧丘町窪平350)

Eメール  otome@town.makioka.yamanashi.jp

 

【発起人(2001年2月14日現在)】 (あいうえお順)

植原 彰(「乙女高原の森」連絡会議),大崎文裕(牧丘町教育委員会),岡部恒彦

(落ち穂拾いの会),加々美修(牧丘町地域活性課),加々美光男(自然学校まほろ

ば),久保川恵里(牧丘町地域活性課),古明地登吉(牧丘の自然と親しむ会),鈴

木としえ(ノラやまなし),土橋進一(日本自然保護協会),西川  昇(乙女高原グ

リーンロッジ管理人),藤原孝信(元山梨県VYS連絡協議会会長),古屋利雄(北

奥千丈外二恩賜県有財産保護組合長),古屋保男(牧丘町地域活性課),水上博史

(牧丘町柳平区区長),宮原孝男(山梨県自然監視員),湯本光子(乙女高原自然教

育研究会),

 

【賛同人(2001年2月14日現在)】 (あいうえお順,敬称略)

浅沼芳子(自然観察指導員),梅田始(奥只見のイヌワシと水を守る会代表),小野

木三郎(高山短期大学飛騨自然博物館学芸員),加藤奈津江(NACS−J自然観察

指導員東京連絡会),北村武彦(山梨市代表監査委員),倉島百合子(樹木環境ネッ

トワーク),小関孝一(青森県自然観察指導員連絡会事務局長),後藤裕己(森林イ

ンストラクター),近藤信行(文芸評論家),佐藤国彦(愛知県自然観察指導員連絡

協議会事務局長),柴田敏隆( コンサーベイショニスト),曽根康男(国営讃岐まん

のう公園インタープリター連絡会事務局長),高野史郎(千葉県環境学習アドバイ

ザー),高室陽二郎(山梨県山岳連盟会長),田畑貞寿(日本自然保護協会理事

長),一寸木肇(日本初等理科教育研究会編集部副部長),西丸震哉(食生態学研究

所長),畚野剛(川西自然教室代表),本多孝(自然保護教育活動研究会代表理

事),中井達郎(日本自然保護協会専門部長),村杉幸子(環境省中央環境審議会委

員),横田清美(福島県自然保護協会理事),横田勉(甲府ワンドラー理事長),
吉田正人(日本自然保護協会常務理事),

 

=========================

『乙女高原メールマガジン』とは? (再録)

植原 彰

=========================

乙女高原は,わが町・牧丘町にある標高1700メートル・亜高山帯の草原です。

まわりは森なのに,ここだけは約3.4ヘクタールの広さの草原です。初夏のレンゲ

ツツジや夏のお花畑のような景観が有名です。

 

ぼくは,この乙女高原に魅せられ,20年間に渡って通い,自然観察を続けていま

す。今では自分にとってかけがえのない場所になってしまい,乙女高原の自然を守る

ために自分にできることは何でもやっておきたいと思っています。このメールマガジ

ンも,ぼくにとっては,乙女高原の自然を守るための一つの手段です。

 

このメールマガジンでは,ぼくの目を通しての季節ごとの乙女高原の様子や,ぼく

が知っている範囲での乙女高原に関する様々な取り組みについて紹介します。

 

お名前とメールアドレスを教えていただければ,希望者に無料で配信します。ま

た,ご迷惑でしたら,ご一報くだされば,配信を停止します。できましたら,お友達

等にも紹介してください。できるだけ多くの人に乙女高原のことを知ってもらいたい

し,乙女高原の自然を守っていくために多くの人からアドバイスをいただきたいと考

えています。

 

皆さんからのご感想,ご投稿を楽しみに待っています。

 

 

(((((バックナンバーのお知らせ)))))

 

バックナンバーが欲しい方は,ご一報ください。無料でお送りします。

 

(この号は191人の読者にお届けしています)

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ページTOPへ