□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    乙女高原ファンクラブ 公認  乙女高原メールマガジン 第099号 2004.4.23. 発行者:植原 彰 (乙女高原のある町・牧丘町在住) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・   ▲▼ も く じ ▼▲ NEW! 0.【ニュースニュース】 NEW! 1.【報告ならびにオピニオン】 役場に事務局のあるNPO・・・植原 彰 NEW! 2.【報告】田丸グリーン基金(環境税)より協力参加費をいただく・・・植原  彰 NEW! 3.【募集】 乙女高原ファンクラブ 6月までの予定 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   0.【ニュースニュース】 ●@乙女高原のある,そして,ぼくが住んでいる牧丘町。市町村合併まで1年を切り ました。今,役場の中がたんへんな状態だそうで,当分の間,植原宅に乙女高原ファ ンクラブの事務局を置くことになりました。ファンクラブへの連絡等は,すべて植原 宅までお願いします。詳しくは「1」を。 ●Aあさって25日,第1期乙女高原案内人のお1人・竹居さんと一緒に大烏山に登る会 をします。大烏は杣口林道を柳平方面に進んでいくと,右手奥に見える峻峰です。以 前一度挑戦したのですが,途中で道が途切れていて断念しました。そんな話を竹居さ んにしたら,トントン拍子に今回の話が決まりました。  イベントではありません。あくまで「好きな人同士で集まって,勝手に登る会」で す。事故やケガは自分持ちでお願いします。  そんなわけで集合場所,集合時刻は公開しません。行きたい人は,植原までご連絡 ください。 ●Bこのたび,乙女高原ファンクラブは,(株)田丸内に創設された「田丸グリーン 基金(環境税)」より,なんと10万円の協力参加費をいただきました。4月23日に 甲府市で行われた交付式に植原が参加し,たくさんの田丸の社員の皆さんを前に,乙 女高原ファンクラブの取り組みについてスピーチさせていただきました。詳しくは 「2」を。 ●C乙女高原ファンクラブの次回世話人会は,5月12日(水)午後7時半から,牧 丘町総合会館です。ファンクラブ会員であれば,どなたでも参加できますので,どう ぞ,おいでください。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     1.【報告ならびにオピニオン】  ●役場に事務局のあるNPO●・・・植原 彰 ■役場に事務局があるなんて,すごい!  乙女高原ファンクラブは一介の市民団体(NPO)のくせに,役場に事務局があり ます(ありました)。これはファンクラブ最大の特徴であり,『行政と市民のパート ナーシップ』の具体的な一つの形であり,「地域の自然を守る一翼を,行政が責任 持って受け持つよ」という,志ある行政マンの宣言でもありました。  ぼくはこのことをとても誇りに思っており,他所で乙女高原での取り組みについて お話をさせていただくときには,いつも自慢してしゃべってきました。行政の人に呼 ばれることも多々あるので,そんなときは,「牧丘町でできているんだから,ぜひ, がんばってよ」と,そこの行政マンを励ましてきました。  役場に事務局があることは,このような形式的な効果だけでなく,実質的にも「す ごいこと」でした。だって,名簿管理やお金の管理,受け付けや申し込み事務といっ た,会の運営やイベント開催に関する事務的なことに煩わされることなく,イベント の企画や講師の選定,プログラム立案など,純粋に「活動の内容」に関わることだけ 考えていればよかったんですもの。  役場に事務局があることは,実質的にNPOの法人格を取り,専任の事務局員を置 いたくらいの効果がありました。  乙女高原ファンクラブは,このような恵まれた環境がありましたから,その環境を 活かす(生かし切る)ような活動を展開してきました。その際たるものが「乙女高原 案内人養成講座」という人材養成事業です。もし,他の多くの「地域の自然を守る活 動」と同じように,乙女高原ファンクラブも一個人の自宅に事務局があるような団体 だったら,とてもこんな事業に手を出すことはできなかったと思います。役場内に事 務局があったからこそ,ここまで幅広く事業を展開することができたのです。 ■行政が乙女高原から手を引く?!  4月のファンクラブ定例世話人会の前に,役場の担当者と話し合いの場を持ちまし た。  来年3月の市町村合併を控え,役場職員は減るし(合併協議会に出向する,新規採 用が極力押さえられている),合併に向けた事務作業に忙殺されてしまう。しかも, ファンクラブ事務局のある地域活性課では大幅な人事異動があった・・・ということ で,今後,今までのようにはファンクラブの事務局を続けることはできないとのこと でした。  役場の中に抜き差しならない状況があることは十分理解できます。同じサラリーマ ンとして同情できるような状況です。  ですが,前述したような「役場内に事務局がある」ことのよさは残したいし,乙女 高原の保全活動の中には町・県・ファンクラブの共催事業もあります。  そこで,@とりあえず,役場の中にファンクラブ事務局は残す。A町・県・ファン クラブの共催事業については,今まで通り,町(役場)に音頭をとってもらう・・・ という2点を確認した上で,Bファンクラブの事務局は当面の間,植原宅に置く,C ファンクラブの会計は代表世話人の奥山さんが引き継ぐ・・・ことになりました。  役場事務局に届いた連絡は,結局のところ,新事務局である植原宅に「転送」され るだけですので,できるだけ,植原に直接,情報が届くようにしてください。  当面の間,情報の行き違いなどの混乱が予想されますし,いくらメール等を駆使し たとしても,ぼくはフルタイムのサラリーマンです。とても今までと同じような事務 作業はできないと思います。ご迷惑をおかけすると思いますが,ご容赦ください。  また,こんなことを書くと,「役場への批判だな」と誤解されそうなのですが,ぼ くは決して「後退した役場の姿勢」を批判しようとは思っていません。むしろ,今ま で本当によくやってくれたと思うし(もしかして,何十年分をいっぺんにやってくれ たのかも・・・),また,今までよくやってくれたからこそ,ファンクラブも,そし て,人材養成なんていうとても難しい事業も軌道に乗ったんだと思います。今まで乙 女高原を担当してくださった行政マンの皆さんに心から「ありがとう」と言いたい し,また,せっかく続いてきたファンクラブをここで挫折させることなく,育ててい きたいと思っています。  乙女高原の保全活動にとって,今が一番の試練の時なのかもしれません。皆さん, ぜひ,協力してください。応援してください。よろしくおねがいします。 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     2.【報告】  ●田丸グリーン基金(環境税)より協力参加費をいただく●・・・植原 彰    2004.4.23.  (株)田丸は20年前に製紙原料商として設立創業された会社です。当時から社長 を中心として環境に対する意識が高く,ワープロで手作りの『環境読本』を作成し, 行政や学校に配布していました。環境に関する冊子なんて今は普通になってしまいま したが,当時としては画期的なことでした。しかも,利益を追求する企業が利益とは 関係なく(今風の言葉で言うと,「フィランソロピー=企業の社会貢献」ということ でしょうか)やっていたのです。  その後もリサイクルに関するいろいろな事業展開を行ってきました。中でも199 6年,国母工業団地共同事業の固形燃料(RPF)導入はゼロ・エミッション(ゴミ をゼロにすること)に大きく貢献したそうです。  さて,今年,田丸では創立20周年を機に「みどりの地球を子どもたちに!」の合 言葉のもと,社員全員参加で「田丸グリーン基金」を設立し,緑の保全に役立ててい くことにしたそうです。  この基金は@社員の年俸の0.1パーセント,A会社の経常利益の1パーセント, Bその他,寄付金,助成金をもって当て,(1)目的に沿った団体の選出・助成, (2)環境教育の実践,(3)ボランティアによるグリーン保全活動,(4)情報交 換および情報発信,(5)その他,目的を達成するために必要な活動・・・を行うの だそうです(参照:田丸グリーン基金(環境税)規約)。  基金からの協力参加費の交付式に植原が臨んできました。晴れある第1回交付団体 には乙女高原ファンクラブと(財)オイスカ山梨支部が選ばれました。  交付後のスピーチで,「僭越ですが・・・」と前置きし,こんな話をさせていただ きました。  「ぼくは牧丘町に住んでいて,牧丘町にある自然を守る活動をしています。でも, これだけではだめで,隣の町にもその町の自然を守る団体が,そのまた隣の町にもそ の町の自然を守る団体が・・・・と,山梨県じゅう,日本じゅう,世界じゅうに,自 分たちの自然を自分たちで守る!という活動を広めていきたいと考えています。言っ てみれば,自然を守る活動は,地域づくりの自然版なんです。  一方,今回,田丸さんがこのような基金を作って,助成しようというのは素晴らし いと思いますが,企業というのは社会の中で事業を行って利益を得ているのですか ら,社会にその利益を還元しなければいけないとぼくは思います。ですから,隣の会 社でも社会貢献し,そのまた隣の会社でも社会貢献し・・・と,企業が社会貢献する のが当たり前という世の中にならなければいけないと思っています。  ぼくには小学校6年と4年になる子どもがいますが,この子たちが大きくなったと きに,町という町に,地元の自然を守ろうという団体があって,企業という企業が社 会貢献をしている・・・という世の中にしたいじゃないですか。そして,「ほら, 今,こんなにいい世の中になっているのは,おまえのオヤジたちががんばったからな んだぞ」と言いたいじゃないですか。そのために,お互いにがんばりましょう!」 ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐     3.【募集】  ●乙女高原ファンクラブ 6月までの予定●  とりあえず,全てのイベントについての問い合わせ・申し込み先を植原宅としま す。  皆さんは「メールマガジンの購読者」なのですから,ぜひ,ぼくのアドレスに「返 信」することで,問い合わせたり,申し込んだりしてください。  【一覧表の見方】 ●=活動の名前 @=月/日,曜日 A=時間 B=概要 C=開催場所 D対象 者,その他 ●遊歩道づくり @5/9,日 A9:30〜14:00 B草原内の遊歩道づくり C乙女高原 D会員,一 般公募(町・県との共催事業) ※軍手,弁当をご持参ください。ダメになった杭を新しいものに換えたり,冬の間, 外しておいた遊歩道のロープを張ったりします。お持ちの方は「かけや(大きなハン マー)」もご持参ください。 ●乙女高原案内人養成講座 その2 @5/23,日 A9:30〜15:00 B第2期 案内人の養成講座 C グリーンロッジ  D申込者 ●乙女高原案内人養成講座 その3 @6/6,日 A9:30〜15:30 A第2期 案内人の養成講座 Bグリーンロッジ C 申込者 ※すでに受講者受け付けは締め切っています。今年の受講者は計23名でした。申し 込みは締め切ってはいますが,スタッフとして参加はできます。いよいよ乙女高原で の野外実習もあり,楽しいですよー。講師はチョー一流ですし。 ●イタドリ刈り @6/12,土 A15:00〜16:00 B新規事業(手鎌利用) C乙女高原 D会員, 一般公募(町・県との共催事業) ※イタドリだけが1人勝ちしている面積が広がっています。イタドリを根絶やしにし ようとは思いませんが,勢いを少し弱め,他の草花たちとの共存を図るために,年に 1回,イタドリだけを選択的に刈ってみることにしました。軍手と鎌をお持ちくださ い。作業は午後3時からですので,少し前から乙女へ登って(できればお弁当持ちで 午前中から!)十分,乙女高原の自然を満喫してから,作業に参加してはいかがで しょう? ●マルハナバチ講座 その1 @6/27,日 A10:00〜14:00 B女王蜂の観察 C乙女高原 D会員,一般公募 ※乙女高原ファンクラブのマスコット・マルハナバチの観察会です。今年もオーちゃ ん(オオマルハナバチ)やミーちゃん(ミヤママルハナバチ)は元気でしょうか?? ------------------------‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ご意見/ご感想/情報はこちらに・・・ mailto:xxxxxx@j-gate.net バックナンバーをご覧になりたかったら・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/mail_mag/ 乙女高原.ファンクラブのホームページは・・・・・ http://www.otomekougen.npo-jp.net/ 「ウエちゃんの乙女高原自然観察記」は・・・  http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/observ_top.htm ※この号は,397人にBCCでお送りしています。「乙女高原メールマガジン」は 希望する方に無料で配信しています。まわりにご希望の方がいらっしゃいましたら, アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メール配信のリストに加えます。  お互いに顔の見えるような関係の中でメール配信したいので,あえて自動配信の メールマガジン用ホームページ等は利用しておりません。 以上。