超有名なレンゲツツジが咲き終り,かといって,お花畑のようになる真夏のシーズン
まではまだ早い・・・という時期に草原をところどころ美しい青色で染めてくれるの
がアヤメです。
きれいなアヤメの花をスケッチしながら,じっくりながめていたら,「?」が浮かび
ました。
こんなきれいな花なんだから,虫が来ると思うのだけど,来た虫はいったいこの花の
どこに止るんだろう?
アサガオだったら,ラッパの口から入っていくし,ヒマワリだったら,虫にとっては
グランドみたいに平べったい花の表面に止りますよね。
だったら,アヤメの場合,どこに止るんだろう??
みなさんはどう思われますか?
ハチが飛び去った後,「上カバー花びら」をそっと持ち上げてみると,下におしべが
隠されていました。
きっと「上カバー花びら」は,普段はおしべを守りながら,ハチが来た時には確実に
その背中に花粉を付ける役目をしているのでしょうね。
アヤメの花にハチが入っていくところを見ていると,ほんとうにアヤメにとってこの虫は
お得意さんなんだろうなと思います。だって,あまりにも,もぐりこんでいるハチの形と
大きさがアヤメの花にジャストフィットしているんだもの。アヤメはきっとこのハチにだけに
来てらもいたいと考えているに違いない!と思いました。
他の花も,自分のお得意さんの虫がいるのかなあ?
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