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file No. | 0209 |
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Date | 2002/11/10 | |
タイトル | 「石の谷」での気づき・・・木が土を創る!? | |
どうも谷の岩を砕いて小さくし,それを持ち出しているようです。何枚か証拠写真を
撮りながら,調べていると,妙なことに気付きました。
ここに生えている木々が気になって仕方なくなりました。こうなると,今まで「見て」
いたはずなのに「見えて」いなかったことが,いろいろと見えてきます。
ぼくの頭の中で「石の谷」と「石の上に生えている木」が結びつき,ここの森の
変遷が鮮明な映像として思い浮かびました。それは,こんなシナリオです。
乙女に生えるほとんどの木々は,秋になると葉を落とす落葉樹です。根本の岩の上 に落ちた枯葉が土壌動物や菌類によって分解され,本当に少しずつですが「土」が できていったのでしょう。
つまり,ここの土は,本当にゼロから,木々が血のにじむような努力をし,気の 遠くなるような時間をかけて(オーバーかなあ?)作ってきたものなのでしょう。
前の写真といい,この写真といい,なんか根っこが変な形をしていますよね?
この森の地面の下にはそんな「歴史」が隠されているに違いない・・・そう思うと, なんだかこの森に敬意を払わないといけないような気がしてきました。
※乙女高原の森を管理している県の森林環境部に問い合わせたところ,「ここの石は、
副産物として売り払いされてます。ぎりぎり自然活用地区からはずれているのを
地元保護組合に売っているのです。ちなみに石臼の材料として最適だそうです」
という返答をいただきました。 |
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