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      まず,わかりやすいのから。こんなふうに葉が根元から切れていたら,それはヒゲナガオトシブミのしわざです。
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      葉の根元は残っているけど,葉の先はどこに行ったかって? 
      ここです。地面の上に落ちていることが多いのですが,たまたまこのときは,下の葉っぱの上に
      落ちていました。クルクルと,まるで春巻きのようにまかれています。 
      「虫のゆりかご」とか「落とし文」とか呼ばれます。この中には親虫が産んだ卵が入っています。
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      巻かれる直前の葉がこれです。葉の中央に通っている一番太い筋に傷をつけ,葉がしなしなになった
      ところで,葉先から器用に巻いていきます。
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      巻いた張本人・ヒゲナガオトシブミのメスの写真です。なかなか筋肉マッチョな虫でしょ? 
      この腕力で葉を折ったり巻いたりしていきます。
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      ヒゲナガオトシブミほど広い面積を使わずに落とし文を巻いてしまうオトシブミもいます。
      ルリオトシブミです。
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      これはちょうどルリオトシブミが葉を切っている最中の写真です。とっても小さな虫が,こんな精緻な
      作業をするなんて,すごいです。
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      小さな小さな落とし文をつくったルリオトシブミです。
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      枝先の若い葉と芽をいっしょに巻いてしまってあるものもよく見ます。
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      やはりオトシブミの仲間のドロハマキチョッキリが,まず枝を折って,その先をしなしなさせてから
      葉を巻く作業に入ります。
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      これがドロハマキチョッキリの写真。おもしろいことに,この虫の食べ跡はとても特徴的。葉の表面だけ
      食べているって感じです。
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      葉がボロボロになるまで食べているのはマメコガネです。
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      このテントウムシのようなデザインの虫は,その名もイタドリハムシ。イタドリの葉を食べる甲虫です。
      この虫は成虫で冬を越すので,5月,イタドリの芽が出てきたころ,いち早く姿を見かけることができます。
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      この虫もイタドリの葉を食べていました。名前不明。
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      いもむし・けむしの仲間もいました。
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