
アヤメの花が満開といった感じでした。10年前と比べ,
アヤメはかなり少なくなったと思います。
アヤメはもともと湿地性の草花。乙女高原は乾燥化して
いるのでしょうか?
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アヤメの花にマルハナバチ(これはミヤママルハナバチ
でしょうか)が来て,忙しく花の蜜を吸っていました。
とっても働き者で,わき目もふらずに花から花へと
飛び回っているので,写真を撮るのが大変です。
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草原で,ヒョロヒョロっと伸びた先にかたまって花を
咲かせている野草を発見。ヤマハタザオです。
よく見ると花びらが4枚で,なんとなくナズナ
(ぺんぺんぐさ)に似ています。
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草原を見ると,なんとなく色が違ったり,雰囲気が
違ったりしているパーツが組み合わさったジグソー
パズルのような気がしませんか?画面左のちょっと
目立つ黄緑はヤマドリゼンマイ,中央の青っぽい緑は
ハンゴンソウの群落です。いわば草花の「なわばり」です。 |

乙女へ行く途中の林道で,アスファルトにちょうちょが
集まっている姿を見かけました。そこだけアスファルト
の色が変わっています。湿っているように見えました。
どうも,そこには何か獣の糞があったようで,近くに
そのかけらがありました。集まっているのは,
ヤマキマダラヒカゲというちょうです。
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駐車場下の湿地,小さな木橋を渡るあたりに,たくさんの
小さなちょうちょというか,ガのような虫がひらひらと
飛んでいました。草の頭をなでるようにゆっくり
飛んでいて,ほとんど止りません。ですから,写真を
撮るのに苦労しました。ねばって撮った写真がこれ。
ヨツメトビケラというそうです。幼虫は川の中で,
まるでミノムシみたいにまわりの小石を糸で貼り
あわせた小さな筒の中に入っています。
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