草原には,まわりからは絶えず木のたねが飛んできて,その中には芽を出し,大きく成長していくものもあります。 これは草原の中のヤマナラシの若木です。
こっちは,シラカバの若木。これらが大きくなれば,やがて乙女高原も森に変わっていくはずです。
生態学では,こんな自然の移り変わりを「遷移」と呼んでいます。 日本のように,森が育つのに十分な降水量のある場所では,草原が森林へと遷移することはあたり前のことです。 変わっていくことこそが自然なのです。